オール・イン・ワン音楽制作システム
英: all-in-one musical device
パッケージの中に、音楽制作・演奏に必要なアイテムが格納されているシステムのこと。 身近な例としてはオール・イン・ワン・シンセサイザーが挙げられる。 オール・イン・ワン・シンセサイザーは大きく分けると、演奏とMIDIデータ入力を行う為の 鍵盤部、音を出す音源部、作曲支援やアレンジ支援を目的としたシーケンサー部から 構成されている。 個々に備える場合はこれらの各部をMIDIケーブルで接続するのだが、オール・イン・ ワン・シンセではこれらの各部は音楽制作を円滑に進めるため有機的に結びついている。 このように、演奏や入力からアンサンブルの構成を経て作品の仕上げまでを一つの 機材の中だけで可能にしたのがオール・イン・ワン音楽制作システムである。 現在、DJなどミュージシャン以外の音楽製作者が増え、多様化している現在では、少々 趣を異にしたシステムも登場している。 オール・イン・ワン・シンセは音色や演奏を素材の段階から作り上げるシステムである ため、自由度は高いが、ある程度の音楽的素養を要する。 パソコンを利用したオール・イン・ワン音楽制作システムとしては、MIDI音楽と音楽制作 ソフトウェア、周辺機器などを同梱したDTMパッケージと呼ばれる製品が発売されている。 |
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