クリオール音楽

英：Creole music

クリオール人及び西インド諸島や南アフリカなどに移住した白人、特にスペイン人の子孫や、
或いはアメリカの南部地方、特にルイジアナ州などにいるフランス系移民の子孫をいう。
彼等は特有の言語と風習を持っている。クリオール音楽は彼等のことである。

しかし、今普通にいうクリーオール音楽は、これとかなり違ってルイジアナ辺りの黒人と白人
との混血人の音楽を指すことが多い。
その大部分は歌曲で、その歌詞は専らフランス語の訛りであるが、多少スペイン語やアフリカ
語の影響も入っている。

その旋律もフランス起源のものも多いが、これにもスペインやアフリカの影響が加わっていて、
特にリズムがアフリカ風に強烈であり、切分（シンコペーション）法が多い。

その歌詞は、多くは圧迫された黒人の気持ちを反映して憂愁であるが、リズムはダンス風に
生気づけられていることが多い。

拍子は偶数のものが多いが３拍子のものもある。

伴奏にはバンジョー（大抵は４弦のもの）を主として、その他に原始的な打楽器類も加わること
が少なくない。

しかし、クリオール音楽はキューバ音楽を指すこともある。



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