ニューオルリーンズとデイキシーランド
米:New Orleans and Dixieland
ジャズは、決まったリズム・セクションで演奏する。 バンジョー、ベース、ドラムもしくはピアノ、ギター、ベース(ベースの代わりに バス・サックス、チューバを用いることもある)、ドラム、トランペット、トロンボーン、 クラリネット。 トランペットはリード楽器としての地位を占め、トロンボーンは低音で対位法的な 動きを、クラリネットは本来の旋律的且つリズミックな奏法が活かされて、他の 楽器間の穴を埋める動きをする。 ニューオルリーンズ・ジャズとディキシーランド・ジャズは現在では殆ど差別なく 扱われているが、厳密にいうとニューオルリーンズは黒人対象のニューオルリ ーンズ・ジャズで、ディキシーランドは白人の対象のニューオルリーンズ・ジャズ である。 楽器の編成は両者とも全く同じだが、演奏についてはニューオルリーンズは 合奏を主とし、独奏を従とするのに対して、ディキシーランドは合奏部を小部分 にし、他は独奏を強調する。しかし、現在では白人・黒人の混合演奏が広く行 われるので、この区別は必要なくなって、広く、ニューオルリーンズ・ジャズを ディキシーランド・ジャズと呼んでいる。 デキシーランドという言葉はアメリカ南部の総称であり、特にニューオルリーン ズを指す。 |
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