フラジオレット・トーンズ

英:flageolet tones、 harmonics   独:Flageolettone   
仏:sons harmoniques

1.ヴァイオリン族楽器のフラジオレット奏法
  まず、左手の指を弦に触れ、正確な振動の節でその長さを区分して、弓で軽く奏すると
  フラジオレット音が生じる。
  フラジオレット音は左手で指板を固く押さえて発する普通の音と異なり、その楽器として
  は珍しいほどの音の高さを持っている。

  この奏法に、自然的と技術的とがある。
   自然的フラジオレットは、開放弦の正確な点(弦の1/2、1/3等)に軽く触れて生じる。
   この記譜法は鳴らそうと思う音符の上に○を書くだけでよい。

   技術的フラジオレットは、音階のすべての音の上で作ることが出来る。
   人差し指を移動し得る駒の訳として、まず弦を固く押さえ、他の指で適当な点に触れて
   生じさせる。


2.ハープのフラジオレット音は多くもちいられないが、弦の中央に軽く触れてオクターヴを出
  す時だけである。



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