未来派

英:futurism   仏:futurisme   伊:futurismo

イタリアの詩人マリネッティが1909年に発表した新しい文学に関する宣言文の中で述べられ、のち美術、音楽の分野にも広まった一つの傾向。

その内容は芸術における自然主義を徹底して、現代社会のダイナミックな要素をとりあげて動的に表現するもので、音楽ではプラテルラによって1912年「未来派の音楽」の中で理論づけられた。

それによると音楽の魂に群衆、工場、鉄道、汽船、軍艦、jidousya、飛行機などを与え、さらに機械と電気の強い動きを加える、というもので、実際の作曲にあたって彼は機械砲、サイレン、汽笛等を用いた。
この傾向を最もおしすすめたのはイタリアのルッソロ(1885〜1947)であるが、ストラヴィンスキー、バルトーク、ミロー、オネゲル、アイセイル等も一時未来派的作風を示した。



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