5度環(5度圏)・♯の調
Copyright(C) 2009・2・2〜4 by gigue(ジーグ) 商用にお使いになる事は禁止です。
面倒な、あるいは難しい、と思う音程を、なぜ勉強しなければならないか、 一つの例として5度環(5度圏ともいいます)を勉強してみましょう。 5度環では「5度音程」(特に完全5度と「減5度」)を理解していないと出来ません。 5度環は、これまで書いてきた「調号と調」や「平行短調」などの調の基本となるものです。 シャープの調号もフラットの調号も、1つから7つまでつきました。 そしてシャープもフラットも何の音につくかは決まっていました。 ではなぜその音で、またその数でなければならないかは、5度環を習えばわかります。 1.ハ長調から始まります。ハ長調はすべての調の基本になります。 長音階(長調の音階)は次のような間隔(かんかく)で出来ています。 第1音と第2音間=全音 第2音と第3音間=全音 第3音と第4音間=半音 第4音と第5音間=全音 第5音と第6音間=全音 第6音と第7音間=全音 第7音と第8音間=半音 略して書くと 全ー全ー半ー全ー全ー全ー半 まず、♯の調から。 ♯の調は基本調から完全5度ずつ上がって出来ます。 基本調(ハ長調)の主音から完全5度上にある音符をさがします。 その音が次の長調の主音となります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ここだけは5度の中で特に注意が必要なので説明を加えました。 調号を書いた譜表でまとめると ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この説明で、シャープの調は、シャープが何の音につくのか、いくつ付くのかがわかったでしょうか? シャープが付く音も、いくつ付くのかも決まっていることの説明でした。これを表にまとめると5度環に なるのです。 追加しました 5度環(5度圏)。サークル・オブ・フィフス。 完全5度の循環(じゅんかん)図といわれるものです。 ♭の5度環譜表はこれから作成して、次のページにアップする予定です。 |