5度環(5度圏)・♯の調





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  面倒な、あるいは難しい、と思う音程を、なぜ勉強しなければならないか、
  一つの例として5度環(5度圏ともいいます)を勉強してみましょう。
  5度環では「5度音程」(特に完全5度と「減5度」)を理解していないと出来ません。

  5度環は、これまで書いてきた「調号と調」や「平行短調」などの調の基本となるものです。
  シャープの調号もフラットの調号も、1つから7つまでつきました。 
  そしてシャープもフラットも何の音につくかは決まっていました。
  ではなぜその音で、またその数でなければならないかは、5度環を習えばわかります。




 1.ハ長調から始まります。ハ長調はすべての調の基本になります。
   


   長音階(長調の音階)は次のような間隔(かんかく)で出来ています。
   第1音と第2音間=全音
   第2音と第3音間=全音
   第3音と第4音間=半音
   第4音と第5音間=全音
   第5音と第6音間=全音
   第6音と第7音間=全音
   第7音と第8音間=半音

    略して書くと 全ー全ー半ー全ー全ー全ー半




まず、♯の調から。

♯の調は基本調から完全5度ずつ上がって出来ます。

基本調(ハ長調)の主音から完全5度上にある音符をさがします。
その音が次の長調の主音となります。







   


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       ここだけは5度の中で特に注意が必要なので説明を加えました。
       調号を書いた譜表でまとめると




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 この説明で、シャープの調は、シャープが何の音につくのか、いくつ付くのかがわかったでしょうか?
 シャープが付く音も、いくつ付くのかも決まっていることの説明でした。これを表にまとめると5度環に
 なるのです。



  
追加しました
   5度環(5度圏)。サークル・オブ・フィフス。

       完全5度の循環(じゅんかん)図といわれるものです。



     ♭の5度環譜表はこれから作成して、次のページにアップする予定です。