楽譜に必要な線
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作曲した音楽を演奏したり書き残すには楽譜(がくふ)が必要です。楽譜は音符や休符を 書き入れて音の高さやリズムや和音で表現します。 音の高さや長さや和音を書くには五線が必要です。五線には小節線とよばれる細い縦(た て)の線や、終止線とよばれる線などが必要になります。その他にも繰り返しの線も必要 です。 ここではそれらの線を説明します。 |
五線 メロディーを表すにはまず音の高さを書かなければなりません。下のように書いて音楽が わかるでしょうか? これではひいたり歌ったりできませんね。 音の高さを書くには五線が必要です。これが五線です。 これなら音の高さはあるていどわかりますね。でも、まだ何の音か、何拍子かはわかりません。 五線の始め(左はしにト音記号かヘ音記号を書く必要がありますが、ここでは五線と音符だけにしておきます) |
縦線(じゅうせん) 拍子記号に合わせて1小節に何拍入るかを決めます。4拍入れる、3拍入れる、2拍入れるなど決まったら 小節を分ける線が必要になります。下の五線に書いてある細い縦(たて)の線を縦線といいます。 |
複縦線(ふくじゅうせん) 縦線が2本重なっている線を複縦線といいます。複縦線は、曲の終わりではないけれど、大きな区切りを 表します。 また、複縦線の上または下、或いは上下両方にフェルマータが書いてあったり、Fineが書いてある時は 終わりの線に代わることもあります。 終止線 複縦線の仲間ですが、曲の終わりに書く線で、終止線と呼ばれます。終止線は、五線の内側に 細い線、外側に太い線を書きます。 |
反復記号(はんぷくきごう)・リピート 終止線に似ていますが、2本の線の内側に黒い小さな点(ドット)が書いてあります。 ドットは内側の二つの間(かん)に書きます。 この線に来たら一番最初から繰り返しをします。 反復記号(リピート)には反対向きの線もあります。 この線が前の方に書いてあったら、この線から後を繰り返します。 上の五線の小節をもっと増やしてみると下の図のようになります。 この反復記号(リピート)の演奏順番は 1→2→3→4→5→6→7→8→9 となります。 下のリピート(反復記号)の演奏順番は 1→2→3→4→5→6→7→8 となります。 プリマ・ボルタとセコンダ・ボルタ くり返しをする時五線の上にカギかっこがついていることがあります。中に 1. 2.と数字が書いてあります。 をプリマ・ボルタ(日本語では1番かっこ) とよび、 をセコンダ・ ボルタ(日本語では2番かっこ) とよびます。 プリマ・ボルタは「1回目だけひく」という意味です。ですから2回目はひいてはいけない のです。 演奏の仕方は、最初はふつうにひいて反復記号(リピート)で右向きのリピートにもどってくり返しますが、 2回目の時は(プリマ・ボルタ)の小節はとばして (セコンダ・ボルタ) をひきます。 じっさいのひき方です。 1→2→3→4→5→6→7→8 反復記号、プリマ・ボルタ(セコンダ・ボルタも含めて)の応用形 演奏順番は 1→2→3→4→5→6→7→8→9→10→11→12→ 13→14→15→16→17 |