変化記号
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変化記号(へんかきごう) 変化記号というのは、音を半音または全音(1音)高くまたは低く変える記号で、シャープ(♯)、フラット(♭)、 ナチュラル()、ダブルシャープ()、ダブルフラット()の5つがあります(これらの記号の意味は「楽譜に 必要な記号」ページに書いてあります)。 変化記号には臨時記号(りんじきごう)と調号(ちょうごう、調子記号ともいいます))の二通りの使い方が ありますから、その使い方の説明をしていきます。 臨時記号(りんじきごう) 「りんじ」というのは、いつもではなく、ときどき使うものを意味する言葉です。 音楽のりんじ記号も、曲全体ではなく、ある部分だけに使うという意味の記号です。 調号 調を決めるしるしで、シャープとフラットを使いますが、シャープもフラットも一つ使うものから7つ使うもの までがあります。調号は たくさんありますが、 ここでは調号の使い方だけ書くことにします。 調号と臨時記号の応用形 ダブルシャープ()がある楽譜の例 (ショパン作曲「演奏会用アレグロ 作品46番」の一部です) 参考 ○印の中にあるダブルシャープは、なぜダブルシャープにしなければならないか? それは、調号ですでにシャープがついていて半音上がっています。その音をさらに 半音あげたいとき、そこへシャープを書いても、それは調号のシャープと同じものに なって意味がありません。 だから、調号の♯にさらに半音上げるための♯をつけたさなければなりませんが、 前にも書いたように♯♯のように二つは書かない決まりになっていて、代わりに を使うことになっているからです。 ダブルフラットも同じように考えて下さい。ただし、ダブルフラットはを使います。 ダブルフラット()がある楽譜の例 (ショパン作曲「ノクターン 作品32番の1」の一部です) ナチュラルは、ダブルシャープもダブルフラットも、全部を元の音にもどしてしまうので、調号の音に もどしたい時にはあらためて♯や♭を書く必要があります。 |