譜表(ふひょう)
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譜表(ふひょう)は、五線に音部記号(おんぶきごう=ト音記号やへ音記号など)を書き入れて 音符が読めるようにしたものをいいます。 高音部譜表(こうおんぶふひょう) ト音記号を書き入れてある五線のことで、高い音を書くのにむいています。 ト音記号はもう一つの名前を「高音部記号」というので、高音部記号が書いてある譜表という 意味で「高音部譜表」といいます。 低音部譜表(ていおんぶふひょう) ヘ音記号を書き入れてある五線のことで、ひくい音を書くのにむいています。 ヘ音記号はもう一つの名前を「低音部記号」というので、低音部記号が書いてある譜表という 意味で「低音部譜表」といいます。 大譜表(だいふひょう) 一人で上下の譜表を同時に演奏するための譜表で、ふつうピアノやオルガンなどの鍵盤楽器の 楽譜に使われています。 ト音記号が書いてある五線とヘ音記号が書いてある五線とを縦線(じゅうせん)とかっこで結んで あり、とちゅうの縦線も終止線も、上と下をつなげて書いてあります。 歌の楽譜は、一番上がメロディーで、下の2段がピアノ伴奏で、メロディー部分は 伴奏部分とは切り離されています。縦線がつながっていませんね。 足鍵盤のある楽器(エレクトーンなど)の楽譜は、上の2段が両手楽譜で、3段目は足鍵盤の楽譜です。 足鍵盤の部分が切り離されています。 総譜(そうふ・スコアーともいう) 総譜は、それぞれの段をべつべつの人が受け持って演奏するための譜表です。だから縦線も終止線も つながっていません。全部の段を結ぶかっこも大譜表とはちがいます。 総譜は合奏や合唱などに使われます。 下の譜表は四重唱や四部合奏に使用する総譜です。 下の総譜は楽器合奏譜の一例です(弦楽四重奏(げんがくしじゅうそう)の譜表)。歌の譜表と違って縦線を つなげて書いてあります。 ※中音部記号のアルト記号は、現在ではヴィオラに使われる場合がある。 管弦楽(かんげんがく)用の総譜の一例 |