異名同音と異名同音の調
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異名同音(いめいどうおん)の意味は「ちがう名前で同じ音」です。 例えば、ドに♯がついている時はドを半音上げますから「ドとレの間の黒いキー」をひきます。 また、レに♭がついている時はレを半音下げますから、やはり「ドとレの間の黒いキー」をひきます。 ということは、ひくキーが同じですから同じ高さの音が聞こえます。つまり、名前がちがうのに音は 同じ、ということです。 下の図は、シャープ(♯)もフラット(♭)もつかない音符は黒い線で、シャープの音符は赤い線で、 フラットがついている音符は緑色の線でキーボードと結びました。 黒いキーだけでなく、白いキーにも二つの名前が書いてあるところもありますね。 「シャープやフラットがついていても白いキーをひく」 音符もあります。その場所は白いキーと白い キー の間が半音になっている所で、「ミとファ」、「シとド」の間です。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 異名同音の調 上の譜表と下の譜表の音階は、下の鍵盤図(けんばんず)の赤丸をひきます。 楽譜(がくふ)を見ると、調号が違うから調名も違うし、音階の音符も違うのに ひくキーは同じです。ですから両方とも同じ高さの響きで聞こえます。 これが「異名同音の調」です。 変ハ長調とロ長調 嬰ハ長調と変ニ長調 嬰ヘ長調と変ト長調 |