移調−2





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   調号がついている曲を他の調に移調する練習です。

   
     上の曲は変ロ長調です(ロンド・ベートーベン作曲)。
     手順としては
     1.変ロ長調を移動ドで読む。それが下の楽譜です。

   



     2.移調したい調の調号を書き、その調の移動ドの読み方で音符を書きます。
       原調の移動ドの読み方と移調した音符が同じ読み方になるはずです。


     ハ長調は基本調(普通の読み方です)
 


   ト長調はト音(ソ)がドになる。
 


   変イ長調は変イ音(ラフラット)がドになる。
 


  変イ長調とイ長調は、それぞれ調号が違うし、聞こえる音の高さもちがい、ひくキーもちがいますが、
  書く音符の位置は同じ。したがって読み方も同じです。

 


   ちがう譜表に移調する場合もあります。
   例えば、高音部譜表(ト音記号の譜表)を低音部譜表(ヘ音記号の譜表)に、他の調で移調する。

   下の譜表は低音部譜表上・ヘ長調に移調しました。

   ヘ長調はヘ音(ファ)がドになる。

 


   高音部記号(ト音記号ともいう)、低音部記号(ヘ音記号ともいう)の他に中音部記号(ハ音記号ともいう)
   もありますが、ヴィオラなどには現在でも使用されているようですから例を書きます。

   アルト記号は第3線が一点ハ音(ハ長調の中央ド)になります。
   下の鍵盤図はアルト記号での音の高さを示したものです。
  



   下の譜表はアルト譜表のニ長調です。ニ長調はファとドに♯がつきます。

 

   ※ 長調の曲を短調に、あるいは短調の曲を長調に変えることは移調とはいいません。