音程の転回





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  8度(1オクターブ)以内の音程は、低い方の音を上に移動するか、または高い方の音を下に移動する
  ことができます。そうすると元の音程と違う音程が出来ることになります。これを音程の転回といいます。
  その例を図を使って説明しましょう。
  ただし、1度から8度までの音程を理解していないと難しいかもしれませんから、音程をしっかりマスター
  して下さい。

  1度から8度までの音程(1オクターブ以内の音程)を
単音程といい、オクターブより広い音程を複音程
   と言います。
  単音程は転回できますが、複音程は転回できません。


   
   


   


   

  



   






  元の音程(元音程)と移動した後の音程(転回音程)は音程の合計が9度になります。
    1度 → 8度
    2度 → 7度
    3度 → 6度
    4度 → 5度
    5度 → 4度
    6度 → 3度
    7度 → 2度
    8度 → 1度


  音程の種類の変化にも規則が出来ます。
    完全 → 完全
    長   → 短
    短   → 長
    増   → 減
    減   → 増
    重増 → 重減
    重減 → 重増
              など




“1オクターブ以内の音程(完全8度以内の音程)は転回できる”でしたね。
1オクターブよりも広い音程は複音程となるから転回できません。
したがって8度でも
増8度は転回はできません 。増8度は完全8度より広いからです。