転調と調の判定−3





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   調号を変えて転調する例です。

   曲はブルグミュラー25の練習曲集より14番「スティリアンヌ」、前奏付きのAーBーCーAーB
   の形の曲で、旋律部分はアウフタクト(弱起)の曲です。

   ト長調で始まりト長調で終止するからト長調の曲(主調)ですが、途中でハ長調に転調します。
  
   
   1小節目から4小節目の初めまでは前奏部分で、4小節目の2拍目からアウフタクト(弱起)で
   主旋律(A)が始まります。


   




    28小節目の1拍目でB部分が終止し、小節途中のリピート(反復記号)の後ろはト長調の調号の
    シャープがナチュラルで取り消されて、C部分はハ長調に転調しています。
    ハ長調はト長調の下属調です。


   




     36小節目の途中からト長調に転調してA部分に入り、そのまま主調のト長調で終わります。