特別な音符−1



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   「音符と休符」のページに沢山の音符と休符を書いていますが、あのページにある音符(または休符)は
   長さがきちんと決まっています。それと、五線に書いた時に音の高さも読めます。
   ここに書くのは、音の高さがなくて長さだけのものや音符の割り方が半分ずつ分けられない連符です。
   


  打楽器(パーカッション)に使う音符 
     これは打楽器用の4分音符です。符鉤(ふこう)を書き入れると8分音符や16分音符もできますが
        ド・レ・ミ〜などのような音の高さは読めません。打楽器は、器楽合奏のタンバリンやカスタネット、
        たいこなど、ドレミ〜などの高さがありません。





  連符(れんぷ)
    連符には2種類の演奏の仕方があって、一番多いのは1拍の中が「きちんと割り切れない数」で出来て
    いるものと、もう一つは1小節の中で、決められた拍子の数ではない拍数でひくものです。連符には
    音符の上または下にカギかっこや弧(こ、タイのような形)を書いて、そこに連符を示す3や5等の数字が
    書いてあります。


      または は、3連符(れんぷ)といって、1拍に同じ長さ(等分)で3個の音をひきます。
    連符をひく時は必ず同じ長さで演奏すること。長さがむらになってはいけません。
    (難しい言葉でいうと、本来2等分すべきところを3等分したもの)

      は5連符。1拍の中で5個の音をひきます。これも全部同じ長さで5個ひきます。
      (難しい言葉でいうと、本来4等分すべきところを5等分したもの)


     7連符。1拍の中で、全部同じ長さで7個の音をひきます。
      (難しい言葉でいうと、本来8等分すべきところを7等分したもの)


    思い出して下さい、音符はいつも半分に分かれ→また半分に分かれ→また半分に分かれましたね。
    その計算で割れない数字の音符を連符といいます。1拍を半分ずつ分けていっても6つにはなりません。
    ですから6つに分けるのは6連符です。(難しい言葉でいうと、本来8等分すべきところを6等分したもの)

      
  

     9連符(難しい言葉でいうと、本来8等分すべきところを9等分したもの)
      


    こうして10連符、11連符、12連符、13連符なども出来ますから、進んだ曲には使われています
    (ショパンの曲やリストの曲などに多く見られます。子供達が好きな“乙女の祈り=テクラ・バダジェフスカ
    作曲”には10連符が使われています) 




    小節内を連符で演奏する


                           3連符の仲間です。(難しい言葉でいうと、本来4等分すべきところを
                           3等分したもの)




                                        4連符の仲間です。(難しい言葉でいうと、本来3等分
                                        すべきところを4等分したもの)