音栓
英:stop 独:Register 仏:jeu 伊:registro
日本では誤解から2種類の使い方をしてきているので、使い分けを説明する必要がある。 一つは、英語のストップ、またはレジスターに該当する意味で、同じ音色を発する同型大小の音管列(リード、オルガン族の場合は同じ音色を発する自由簧の列)。 この種類や数が比較的多いものほど重要な楽器とされ、オルガンの中には数百個を数えるものまである。 音管の構造原理からはフルー音栓、リード音栓、ミューテーション音栓、ミックステュア音栓に大別される。 フルー音栓のオルガンの主体となる音栓はダイアベーソンと称し、プリンシプル、フォフティーンス、ドルチェなどがある。 リード音栓jは、打簧のボンバルド、トランペット、クラリオン、オーボー、コーノピアン、ドルシアン等と、自由簧のクラリネット、コーラングレ、ユーフォン等とに類別される。 ミューテーション音栓にはセブンティーンス、ナインティーンス等がある。 ミックスチュア音栓は、ミューテーション音栓の原理をおし進めたものでシンベル、コルネット、ハーモニックス。 もう一つは、ストップ・キー、またはドゥローストップに相当する意味で、鍵盤の近くに配分され、各音栓の開閉を司る装置。旧式のオルガンではハーモニュームのようにボタン状のものを抜き差しするが、新式のものでは金属製のスイッチになっている。 |
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