ソナタ

英:sonata   独:Sonate   仏:sonate   伊:sonata

“ソナタ”は、独立した器楽音楽が発達しはじめた1600年頃には、声楽曲を意味する
カンタータに対しトッカータと等と同じように器楽曲に対する一般的な名称だった。
バロック時代には純芸術的な内容の器楽独奏曲もしくは室内楽曲として書かれ、
ウィー古典派以降には、第一楽章にソナタ形式を用いた器楽独唱曲または二重奏曲を
指す。これらは3楽章、または4楽章で書かれている。

ソナタの名称は、カンツィオーネ・ダ・ソナールの縮められたもので、形式の上からは、
カンツォーネと組曲のような形から生まれた。組曲がソナタに移って行く歴史的な経路を
調べてみると、次のように二つの観点で変形していったことが判る。

※ソナタとは数個の楽曲を組み合わせた一種の組曲で、そのうちの一つ以上の楽章が
  ソナタ形式で書かれている。

  ソナタ形式とは楽曲の名称ではなく、楽曲の構造を示す形式の名称である。(ソナタと
  ソナタ形式を混同してはいけない)

1.舞曲を組み合わせたのが組曲であるが、それが次第に舞曲から離れて、それぞれが
  音楽的内容を深めていき、題名もアルマンドとかジーグとかの舞曲の名から離れて
  AllegroとかAdagioのように 
  単に速度を指示するにとどまり、同時に類似の楽章を省き、楽章の数を3つまたは4つ
  に縮めた。

2.舞曲は殆どすべて二部形式であったのが、第二部分の後に第一部分を再現させて、
  形の上での均衡をはかろうとする傾向が起こり、ついに三部形式となった。


ソナタの楽章
 ソナタは1個または数個の楽章からなりたっている。楽章の数には特にきまった規則は
 ないが、もっとも多いのは三楽章または四楽章である。

 各楽章の性格や配列の方法にも定則はないが、一般的に第一楽章はもっとも重要な
 楽章と考えられ、聴く人の注意をここに集中させようとしているのが多い、そして通常、
 この楽章をソナタ形式で書く。
 
 第二楽章は第一楽章の緊張に対して穏やかな曲調のものをおく。

 第三楽章には一転して軽快で、時にはユーモラスな曲調のものをおく。この楽章をメヌ
 エットやツケルツォにするのが普通である。

 終楽章は楽曲の終わりに相応しく急速なテンポのものにし、喜びや満足の気分を表現
 する。

 まとめると
 第一楽章=ソナタ形式、急速なテンポ
 第二楽章=拡大された歌謡形式、緩叙なテンポ
 第三楽章=メヌエットまたはスケルツォ
 第四楽章=ソナタ形式またはロンド形式、極めて急速



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