装飾音
英: grace-note 独: Verzierung 仏: agrement 伊: fioretto
旋律を飾って楽曲に趣きを添える為に用いる音 18世紀頃、クラヴサンやクラヴィコードの音楽によく使われた。 当時ほどでは無いが現在でも使われている。記号や小さな音符で奏法を表す。 前打音=独: Vorschlag 仏: porte de voix 伊: appoggiatura 旋律を構成する音の前に付く装飾音。長前打音、短前打音、複前打音がある。 短前打音=伊:acciaccatura 独:kurser Vorschlag 音符の前に付く小さい音符で装飾音の一つ。原則としては主音符からその 演奏拍を貰う(現在は前の音符に近づけて演奏する場合が多い) 後打音=英: after note 独: Nachschlag 仏: note de complement 主要音の次ぎにつく装飾音。アクセントは主要音にある。この場合に装飾音が 二音以上であれば特に複後打音という。 ターン(回音)=英: turn 主要音から上に1音(2度上の音)に出て、また主要音に戻り、次に主 要音の1音下に出て、また主要音に戻る奏法。 転回ターン=逆のターン。普通のターン(上記)は主要音の2度上からはじまるが、 このターンは下の音から始まる。 モルデント=英:mordent 独:Mordent 仏:mordant 伊:mordente 主要音の2度の下の音を弾いて、すぐに主要音に戻る装飾音。 この動きを反復するものを複モルデントとい。 プラルトゥリラー=独:Pralltriller 上方回音。主要音から上に2度の音を経てすぐ主要音に帰る装飾音。 トリル=英:trill 独:Triller 仏:trelle 伊:trillo 音を振るわす」という意味がある。上下の2音を急速に交互に奏する。 アルペッジョ=英: broken chord 独: gebrochener Akkord 仏: accord brises 分散和音の一種。和音の各音を同時ではなく分散させて順次に奏するもの をいう。 トレモロ=伊:tremolo 震えるの意。同じ音または高さの違う2音を急速に反復する奏法。弦楽器と声楽 に使用される。 |
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