タブラチュア
英:tablature
「表」という意味に由来する。 15世紀から17世紀に多く用いられたリュートとオルガンの為の記譜法で、音符ではなく文字や数字、特殊な記号を用いて表した。 リュートのものにはイタリア、ドイツ、フランスの様式があり、有鍵楽器のものにはドイツ、スペインのものがあった。 リュート・タブラチュアは、音は文字または数字で書かれ指で押さえるフレットを示し、線または間に書かれ、その線は弦の数を表す。従って、調子はリュートの大きさによって変わる。 有鍵楽器のために用いられるオルガン・タブラチュアは音階を分けて、それを基としたアルファベットの記譜法で、旋律は線の上に書かれ、伴奏する和音は文字を縦に書いて示した。 共通した特徴は 1.和音を示す物が縦であること。 2.小節を分ける縦線を使ったこと。 3.歴時を示すには記号を文字の上か下に書いたこと。 現在でもウクレレ、ツィター、オカリナなどの譜はタブラチュアであり、日本の昔の琴、尺八の譜は一種のタブラチュアである。 |
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