多調主義
英:polytonality 独:Politonalitat
一つの音楽の別のパートに異なった調を同時に用いる現代音楽の手法。 例えばピアノ曲で右手と左手がそれぞれ異なった調性を保ちつつ全体として 統一されるような手法。多くは二つの調を用いるので複調とも呼ばれる。 メロディーによる多調と和声における多調とに大別できる。 ストラビンスキーの「ペトルーシュカ」やブゾーニの作品にも見られ、バルトー ク、プロコフィエフ、カセルラ、ミローを初め多くのフランス現代作曲家は好ん で多調を使った。 もっとも、調性が確立される以前の音楽にも無意識に用いた例が多い。 |
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