チューバ
英:tuba 独:Tuba 仏:tuba 伊:tuba 羅:tuba
1.ローマ時代のトランペット。 2.今日(オフクライド以降)は管弦楽における金管群の最低音楽器のグループ。 いずれを使用するかは国、楽団、奏者の習慣や好みによってまちまちであるが、 大体次の三種に分類出来る。 A.小バス型。 変ロの他にハ調の楽器もある。吹奏楽では楽器の支持に、安定を欠く場合が 覆いので、狂い易いペダル音を使用することは殆どないが、デューバは自由に 利用できるから低音域はオクターヴ広がることになる。 また、重くなっても差し支えないから第5、第6ピストンまで具えるものもある。 明確な音を発し、ロトンボーンの低音を受けて、その楽句を延長する時などは 音質が似ているので有効に用いられる。 欠点は、幅のある深い音量に乏しい。 B.中バス型 変ホよりヘの方が一般的で、普通は4ピストン。 テューバを第4トロンボーンと考えず、金管全体の最低音楽器と見なす場合は 音量が豊かなために小バス型では求められない深い音声が得られる。 欠点は、旋律楽器としての明確性に乏しい。 C.大バス型 第3ピストンで二音下行するものがあるだけで、ペダル音は吹奏できない。 テューバを何本も使用する場合に最も適している。 他の金管とかけ離れた深い音を発するために1本では不自然になるが、弦バス の裏付けにすれば弦の音を非常に美しくする。 管弦楽譜ではいずれも実音のまま記譜。 なお、テューバとして用いられる楽器名には、 サクソルン族 フリューゲルホルン族 フリコルノ族の低音楽器三種 他に、ワグナー・テューバ(テノール、バス、コントラバス)。 ブリティッシュ・テューバ( a.ユーフォニューム、テナー。 b.変ホのボンバードン、ベース。 c.変ロのボンバードン、ベース) 等さまざまなものがある。 いずれも大同小異で横に関係に本質的な違いはない。 3.オルガンのリード音栓 4ft.、 8ft.、 または16ft.、 T.マーヨル、 T.ミノル、 T.ミラービリス、 T.ソノーラ 等々とあり、いずれもラテン語でトゥーバ何々と発音する。 |
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