ヴィオラ・ディ・ボルドーネ

伊:viola di bordone

    通常バリトンといわれる。
    ヴィオール族の楽器で、リラWの一種。17〜18世紀のイタリア、ドイルに流行した。
    チェロくらいの大きさ。6.7本の腸弦を張った指板の下に7〜27本の鋼鉄製共鳴
    弦を具えている。

    ただ、ヴィオラ・ダ・モーレと違って共鳴だけが主な役割ではない。
    これを開放弦のまま左手の拇指で撥けるように、棹の裏側には適当な穴が開いて
    いる。
    弓弦と撥弦 を同時に兼ねる特殊な楽器である。
    ハイドンは、この楽器を好む主君の求めに応じて175以上の曲を書いた。



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