ウエーバー・フェヒナーの法則

英:Weber-Fechner’s law    独:Weber-Fechersche Geset
仏:loi de Weber-Fecher

   刺激変数と感覚変数との間の相対的関係を示す心理学上の法則。
   ある強さの刺激R(標準刺激)が与えられ、次ぎにその刺激よりも大あると
   僅かに判断出来る増分を△R(絶対弁別閾(いき))とするなら△R/R=(一定)
   つまり、感覚強度の相対弁別閾は恒常であるという法則をウエーバーの法則
   という。

   フェヒナーは更に拡張して、一般に刺激の微小増分KdR/R(あるいは
   E=KlogeRただしKは定数)と改め、刺激の強さが等比級数で増大する時に、
   感覚の強さは刺激の対数に比例して増すという関係にした。これをウエーバー・
   フェヒナーの法則という。

   ただし、この法則はある限られた範囲内で現象と合致するに過ぎない。



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