≪ 音楽用語辞典-O(o-op)≫
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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O | 用語 | 国名・読み | 意味 |
1 | obbligato | 伊:オブリガート | 普通は「助奏」と訳される。一つの歌声と協奏する楽器の音部をオブリガードと呼ぶ。元々はいろいろな意味があって、一つは省くことの出来ない不可欠の声部という意味があるが、この場合助奏という意味はあたらない。 |
2 | oben | 独:オーベン | 上に |
3 | ober | 独:オーバー | 上の |
4 | Oberdominante | 独:オーバードミナンテ | 上属音=属音に同じ。下属音と区別する為にいう場合もある。 |
5 | oberek | ポーランド:オベレク | ポーランドの3拍子の速いワルツ |
6 | Oberstimme(n) | 独:オーバーシュティンメ(ン) | 上声=一番高い声部 |
7 | Oberton | 独:オーバートーン | 同上 |
8 | Oberwerk | 独:オーバーヴェルク | スウェルオルガン=5段の手鍵盤(マニュアル)を持つ大型パイプオルガンの第3手鍵盤。。 |
9 | object-sound | 英:オブジェクト・サウンド | 対照音 |
10 | Obligat | 独:オブリガート | 普通は「助奏」と訳される。一つの歌声と協奏する楽器の音部をオブリガードと呼ぶ。元々はいろいろな意味があって、一つは省くことの出来ない不可欠の声部という意味があるが、この場合助奏という意味はあたらない。 |
11 | oblige | 仏:オブリジェ | 同上 |
12 | oblique motion | 英:オブリック・モーション | 斜進行=動く声部間の関係には3種類ありその一つで、1声が同じ音の連続になる進行。例えば上声部の旋律が動いている時に下声部がソソソのように同じ音を鳴らすような形) |
13 | oboe | 英:オーボー 伊:オーボエ |
オーボー |
14 | oboe baritono | 伊:オーボエ・バリトーノ | バリトン・オーボー=オーボーより8度低い木管でコーラングレとバスーンの中間にある。起源は古いがあまり使用されない。ヘッケルフォーンはこの一種である。 |
15 | oboe da(di) caccia | 伊:オーボエ・ダ(ディ)・カッチア | コーラングレの17〜18世紀の古称 |
16 | oboe d'amore | 伊:オーボエ・ダモーレ | オーボーとコーラングレ(有鍵ビューグル=現在のピストン式ビューグルの母体となった金管楽器で、今では使用されない)の中間にある複簧木管楽器。オーボーより短3度低いイ調の楽器で、形状はコーラングレに等しい。昔は実音のまま記譜したが、今日では移調楽器。奏法はオーボーと似ている。 |
17 | oboe family | 英:オーボーファミリー | オーボー族=オーボーと同じ構造原理の管楽器のこと |
18 | oboe tenore | 伊:オーボエ・テノーレ | コーラングレ=有鍵ビューグル=現在のピストン式ビューグルの母体となった金管楽器で、今では使用されない。 |
19 | Obw. | 独: | Oberwerk の略 |
20 | ocarina | 伊:オカリーナ | オカリナ |
21 | O.C. | 伊: | organo corale の略 |
22 | ochetto | 伊:オケット | オケトゥス=13〜15世紀に行われた対位法的の作曲法で、旋律を別々の声部に相当の長さだけ綴りによって分割し、各声部に交互に短い休止を入れるような作曲法。 |
23 | ochetus | 伊:オケトゥス | 同上 |
24 | octave | 英:オクテーヴ | オクターブ。 8度(。 |
25 | octave | 仏:オクターヴ | 同上 |
26 | octave consecutifs | 仏:オクターヴ・コンセキュティフ | 平行8度 |
27 | octave flute | 英:オクターヴ・フルート | ピッコロ=フルートより1オクターヴ(8度)高い木管楽器 |
28 | octaves aigues | 仏:オクターヴ・エギュ | カップラー=ラテン語のコプラーから来た言葉で連結器を意味する。オルガンの音栓を配合するコンビネーションの一種。もしくは、それを操作するペダル。 |
29 | octaves graves | 仏:オクターヴ・グラーヴェ | 同上 |
30 | octavin harmonique | 仏:オクタヴァン・アルモニック | ハーモニック・フルート=オルガンのフルート音栓=フルートのような音色のオルガン音栓。基本的にはガンバ音栓より口径の広い開管のフルート・ストップで、鍵盤の全域にわたる8ft.なたは4ft.の音栓。 |
31 | octet | 英:オクテット | 八重奏=8つの楽器を用いる合奏 |
32 | octette | 仏:オクテット | 同上 |
33 | octette a cordes | 仏:オクテット・ア・コルデス | 弦楽八重奏=個の弦楽器による室内楽重奏。通常編成は4台のヴァイオリン、2台のヴィオラ、2台のチェロ。 |
34 | octo-basse | 仏:オクト・バス | 1851年にフランス人が発明した弓弦楽器。チェロのオクターブ下を鳴らせるもので、全長4メートルにも及ぶ。運指はペダル装置の機械によるものだったが、実用化しなかった。 |
35 | octoechos | 羅:オクトエコス | ビザンツの教会音階の総称。カトリック教会音階と同じに8種があり、そのうち4種は正格、残りは変格でそれぞれの名称がある。エコスはカトリック教会音階と違って、音階というよりも旋律に近い。 |
36 | Ode | 独:オーデ | 頌歌 |
37 | ode | 英:オーデ | 同上 |
38 | oder | 独:オーダー | あるいは |
39 | O.E. | 伊: | organo espressivo の略 |
40 | oeuvre | 仏:ウーヴス | オープス=作品という意味。略して op と書く |
41 | off beat | 英:オフ・ビート | 1.ジャズの4拍子でアクセントをつけない音楽。 2.アフター・ビート=弱拍部。普通はアクセントの付かない部分だが、ロック系、ジャズ系の音楽ではここにアクセントを付けて演奏するものが多い。 |
42 | offen | 独:オッフェン | 開く |
43 | offertoire | 仏:オッフェルトワール | オッフェルトリューム=ミサの奉献誦。クレードの後。 |
44 | offertorium | 羅:仏:オッフェルトリウム | 同上 |
45 | offertory | 英:オッファートリー | 同上 |
46 | office | 英:オフィス | オフィチウム=正確にはオフィチウム・デヴィヌム。ローマ・カトリック教会の聖務日課 |
47 | office hymn | 英:オフィス・ヒム | オフィチウムのイムヌス(グレゴリオでは聖歌) |
48 | officium | 羅:オフィチウム | 正確にはオフィチウム・デヴィヌム。ローマ・カトリック教会の聖務日課 |
49 | officium divinum | 羅:オフィチウム・デヴィヌム | ローマ・カトリック教会の聖務日課 |
50 | officieide | 伊:オフィクレイーデ | オフィクレード(オフィクライド)=有鍵セルパンを意味するギリシャ語を借用した言葉で、古い有鍵ビューグルの低音金管。19世紀の初めに発明されセルパンに代わって同じような地位を占めたが間もなくチューバに席を譲っている。 |
51 | offizium | 独:オフィチウム | 正確にはオフィチウム・デヴィヌム。ローマ・カトリック教会の聖務日課 |
52 | off stage | 米:オフ・ステージ | 幕間の時間 |
53 | ogni | 伊:オーニ | 各々の |
54 | ohne | 独:オーネ | 〜無しに |
55 | ohne Dampfer | 独:オーネ・デンプファー | 弱音器無しに |
56 | Ohr | 独:オーネ | 耳 |
57 | Oktave | 独:オクターヴェ | オクターブ。 8度(8度=譜表上で8度に渡って構成される音程(最低音を1と数えて上に8番目の音。1オクターヴと完全1度の関係)。 |
58 | Oktaven-Parallele | 独:オクターヴェン・パラレーレ | 平行8度 |
59 | Oktavflote | 独:オクターヴフレーテ | ピッコロ=フルートより1オクターヴ(8度)高い木管楽器 |
60 | Oktavtrompete | 独:オクターヴ | クラリオン=オルガンのリード音栓。トランペットに属するが4ftでオクターヴ高い。、 |
61 | Oktett | 独:オクテット | 八重奏=8つの楽器を用いる合奏 |
62 | Oktobass | 独:オクトバス | 1851年にフランス人が発明した弓弦楽器。チェロのオクターブ下を鳴らせるもので、全長4メートルにも及ぶ。運指はペダル装置の機械によるものだったが、実用化しなかった。 |
63 | old guitar | 英:オールド・ギター | 古いギターの意だが、特に品質が良く価値のある古いギターを指す。 |
64 | oldies | 英:オールディ−ズ | 古いが良い音楽の意で、1950〜60年代の、特にアメリカ音楽を指す。オールディーズ・バット・グッディーズ(Oldies but goodies の略。 |
65 | ole | 西:オーレ | 3拍子のジプシーの踊り |
66 | oliphant | 英:オリファント | 象牙で作った狩猟ホルン |
67 | Omnitonium-Spharophon | 独:オムニトニウム・スフェロフォーン | スフェロフォーン=ドイツのマーガーが1921年に発明した初期のエーテル波楽器。メロディ演奏のみ可能。半音を出すことも出来たから、オムニトニウム・スフェロフォーンと呼んだ。 |
68 | ondeggiamendo | 独:オンデッジャメンド | 震わせながら |
69 | onde sonore | 仏:オンド・ソノール | 音波 |
70 | onde stationaire | 仏:オンド・スタシオネール | 定常波 |
71 | ondule | 仏:オンデューレ | 震わせながら |
72 | one-lined octave | 英:ワン・ラインド・オクテーヴ | 一点音=中央ハ音から上へロ音迄の7音を一点音という。(ピアノでいうと中央のドからレ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ) |
73 | one part form | 英:ワン・パート・フォーム | 一部形式=4小節ずつの前楽章、後楽章で出来ている8小節の形式。形式としては最も単純なもので、歌曲、特に童謡や民謡に用いられている。 |
74 | one-step | 米:ワン・ステップ | ジャズでアメリカから出た踊りの一つ。単純2拍子でフォックス・トロットより速い。この変化のステップはキャッスル・ウォークという。 |
75 | ongarese | 伊:オンガレーゼ | ハンガリー風の |
76 | on the air | 米:オン・ジ・エアー | ただ今放送中 |
77 | on the finger-board | 英:オン・ザ・フィンガー・ボード | フラウタンド=フルートのように(弦楽器の演奏技巧の一種) |
78 | onzieme | 仏:オンジェム | 11度=譜表上で11度に渡って構成される音程(最低音を1と数えて上に11番目の音。1オクターヴと4度の関係) |
79 | op opus の略 | 羅:オーパス | 作品という意味。略して op と書く。 |
80 | open diapason | 英:オープン・ダイアベーソン | 1.プリンシパル=パイプオルガンの主要音。 2.ダイアベーソン=オルガンのフルー・ストップ |
81 | open fifth | 英:オープン・フィフス | 空虚5度=空虚な三和音。3度を欠き完全5度だけで空虚な感じがするのでこの名前がついた。 |
82 | open harmony | 英:オープン・ハーモニー | 開離和声=開離位置(和音で3つの音の隔たりがオクターヴを越えている)の和音による和声 |
83 | open notes | 英:オープン・ノーツ | 解放音=有棹楽器または撥弦楽器で開放弦(指で押さえない)のままで奏した音をいう。 |
84 | open pipe | 英:オープン・パイプ | フルー音栓=ルガン音栓の種類。リード音栓と並んで重要な部門を占める。同じフルーパイプ(同音色)の系列をフルー・ストップと称し、古い縦笛のような歌口を具える無簧音感列。 |
85 | open position | 英:オープン・ポジション | 開離位置=和音で3つの音の隔たりがオクターヴを越えているもの。 |
86 | open string | 英:オープン・ストリング | 開放弦=有棹楽器または撥弦楽器で左手の指を触れない場合の弦をいう。これは音は豊かだが表情に乏しい。調律はすべて開放弦で行なう。 |
87 | 0per | 独:オーパー | 歌劇=opera=元は「作品」を意味するラテン語のopusの複数形であり、はじめは「音楽劇」を意味する dramma in misica または dramma per musica と呼ばれたが、のちにopera in per musica と呼ばれるようになり、略してopera とだけ呼ばれるようになった。 詳しくは こちら |
88 | opera | 伊:オペラ | 同上 |
89 | opera buffa | 伊:オペラ・ブッファ | イタリアの喜劇的古典オペラ。「喜歌劇」と訳される。18世紀のナポリで、正歌劇のインテルメッツォ(喜劇的な幕間劇)から発達した。オペラ・セリアに対し庶民生活を明るく楽しく描いたもの。台詞は用いずレシタティーブだけで筋を運ぶのが特徴。 |
90 | opera comique | 仏:オペラ・コミック | 豪華なグランド・オペラに対し親しみ易い題材による台詞入りのオペラ。オペラブッファやボードビルを母体として生まれ初めは滑稽なフランス革命以前の市民に歓迎されて発展した。オペレッタとは別。 |
91 | opera house | 英:オペラ・ハウス | 歌劇場 |
92 | opera recital | 英:オペラ・リサイタル | 歌劇の独唱・重唱部分を扮装や演技無しに演奏する音楽会。 |
93 | opera seria | 伊:オペラ・セリア | イタリアの正統的な古典オペラで悲劇的内容のもの。「正歌劇」と訳される。筋を運ぶレシタティーブ(叙唱)と声楽的魅力を持つアリア(詠唱)を軸に構成され、神話・伝説・英雄物語などを題材にしたものが多い。 |
94 | operetta | 伊:オペレッタ | 小歌劇。音楽のついていない台詞が多く挿入されているところがオペラと違う点。 |
95 | Opernhaus | 独:オペルンハウス | 歌劇場 |
96 | ophicleide | 英:オフィクラード | オフィクライド=有鍵セルパンを意味するギリシャ語を借用した言葉で、古い有鍵ビューグルの低音金管。19世紀の初めに発明されセルパンに代わって同じような地位を占めたが間もなくチューバに席を譲っている。 |
97 | ophicleide | 仏:オフィクレイド | 同上 |
98 | Ophikleide | 独:オフィクライデ | 同上 |
99 | opus | 羅:オープス | 作品という意味。略して op と書く(例:Op9No.2) |
100 | opus postumus | 羅:オープス・ポストゥムス | 遺作 |
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