五十音でひく音楽用語辞典 た
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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た | 用語 | 国語名 | 意味 |
1 | タイ | 伊: tie | 同じ高さの音を結ぶ弧線。タイがついた二つの音は一つの音として演奏される。つまり、後ろの方の音符は弾き直さずにそのまま引き延ばされる。 |
2 | ダイアトニック | 英:diatonic | 全音階的。長音階と短音階で構成される固有音で構成された和音や音程に用いる。 |
3 | ダイアトニック・スケール | 英:diatonic scale | 長音階と短音階を指す。 |
4 | ダイアペーソン | 英:diapason 独:Prinzipal 仏:principal |
ディアパソンと同じ語源の言葉であるが、今日の英語ではオルガンの基本的なフルー・ストップを指している。 |
5 | ダイアペーソン・フォノン | 英:diapason phonon | オルガンの主要音栓。ホップ・ジョーンズが発明したオープン・ダイアペーソン。 |
6 | だいいちヴァイオリン (第一〜) |
英: first violin 独: erste Geige |
管弦楽では普通ヴァイオリンを二部に分けているがそのうちの第一部で、メロディーを受け持つ事が多く、最も重要な役割りをする。 また、弦楽四重奏や弦楽五重奏は二つのヴァイオリンを有するが、その主奏者をいう。 |
7 | だいいちがくしょうけいしき (第一楽章形式) |
英: first movement form | 複合二部形式の一種に属するがしばしば第一楽章に用いられるところからこの名前がある。全体は二つの部分に分けられ、第一部では第一主題と第二主題とが現れるが、その細部はソナタ形式の提示部と同じである。第二部は再現部にあたり第一部を再現するが、先だって短い展開部が置かれる。再現部の構造もソナタ形式と同じである。これは二部形式のソナタ形式であるといえる。 |
8 | だいいちしゅだい (第一主題) |
英: first subject 独: erstes Thema |
ソナタ形式の提示部には最も主要な主題が二つ出てくるが、そのうち最初に出てくる主要な旋律のこと。 |
9 | だいいちてんかい (第一転回) |
英: first inversion 独: erste Umkehrung 仏: premier renversement |
三和音、七の和音などで第三音がバス(最低音)にある形をいう。 |
10 | たいいほう (対位法) |
英: counterpoint 独: Kontrapunkt 仏: contre-point 伊: contrappunto 羅: contrapunctus |
二つ以上の旋律を、それぞれ独立した性格を持たせながら同時に進行するように組み合わせる作曲技法。こちら |
11 | たいおん(怠音) | 英: retardation | 上行して解決されるものをいう |
12 | だいかっこ (大括弧) |
英: brace | 2つ、またはそれ以上の五線を囲む括弧(算数でいう中括弧) |
13 | だいきゅうふ(だいきゅうしふ) 大休符(大休止符) |
英: measure rest 仏: baton |
1小節以上の休止。譜表の第3間いっぱいに書く。 |
14 | たいこ | 日: 太鼓 | 最も古い楽器の一つでメソポタミアにはB.C.3000年の遺跡から巨大な釘締め太鼓の彫刻が出土している。獣皮を器物に張った打楽器(ドラム)の総称。蛇やトカゲの皮、魚の皮、布製品の加工したものもある。木製または金属製の胴の両端面または片面に皮を張り撥で打ち鳴らす物。単面鼓には団扇太鼓、タンブリン、ティンパニ、その他太平洋民族の長太鼓などがあり、両面鼓には円筒胴、たる型胴、つづみ型胴などがある。 |
15 | だいごおん | 日: 第5音 | 音階の5番目の音 |
16 | だいさんてんかい (第三転回) |
英: third inversion 独: dritte Umkehrung 仏: troisieme renversement |
七の和音の第7音がバスに来る転回形(二重和音や三和音には無い。根音がバスにある形を基本位置といい、根音が最高位置に転回して第3音がバスに来る形を第一転回、さらに第3音が最高音に転回して第5音がバスに来る形を第2転回、さらに第5音が最高位置に転回して第7音がバスに来た形を第3転回という) |
17 | だいしおん | 日: 第四音 | 全音階的音階または調の主音から、或いは和音の根音から数えて4度をなす音。音階が全音階なら下属音にあたり、その他の場合は4度をなす音ではなくて、第4番目の音を第四音という。 |
18 | たいしきちょう | 日: 太食調 | 雅楽の六調子の一つ。平調の音を主音とする呂調。この調の多くは舞楽曲である。 |
19 | だいじしちおん | 日: 大字七音 | 片仮名オクターヴより更にオクターヴ低い音。外国では大文字で書くので大文字オクターヴと言うが、日本では大文字小文字の区別がないので書体を替えて平仮名で書くようになっている。 |
20 | たいしゃ(対斜) | 英: false relation 独: Querstand 仏: fausse relation 伊: relazione non armonia |
最も普通には異なる声部間における斜めの増1度関係をいう。 |
21 | たいしょうごと | 日:大正琴 | 日本の楽器。大正初期に森田伍郎が発明。二弦琴に金属の鍵を付けたもの。長さ約60p、鍵を左手で押さえながら右手に義申を持って弾く。単旋律のみで和音を奏することは出来ない。奏法が容易だったのと価格も易かったので一時全国的に流行したが、昭和期には衰えた。 |
22 | たいせい(対声) | 独: Gegenstimme | ある一つの旋律に対して独立的に進行している声部をいう |
23 | たいせんりつ対旋律 | 英: counter line | 対位法の場合に定旋律に対立する旋律をいう。 |
24 | だいにしゅだい (第二主題) |
英: second theme 独: Gesangsthema zweites Thema |
主要旋律で2番目に重要な部分(ソナタ形式の第2主題など) |
25 | だいにてんかい (第二転回) |
英: second inversion 独: zweite Umkehrung 仏: seconde renversement |
バスに第五音を持つ和音。 →転回和音参照 |
26 | だいばす (大バス) |
英: double-bass saxhorn | サクソルン族の最低音楽器、小バスよりオクターヴ、中バスより4度低い。変ロの移調楽器で実音は記音より9度低い。 |
27 | たいひしゅだい (対比主題) |
英: counter subject 独: Gegenthema Gegensatz |
二つの主題を持つフーガで第一の主題に対する第二主題をいう。 |
28 | たいひていじぶ (対比提示部) |
英: counterexposition | フーガでは、それを作る声部の数に応じて主題と応答とが交代に現れるが、それによって提示部が作られる。それからエピソードと称される接続的な部分に入るが、それに先だってしばしば提示部と類似の部分が現れることがある。これを対比提示部という。 |
29 | だいびょうし | 日;大拍子 | 里神楽に用いる一種の締太鼓。これに大太鼓を打ち合わせ、篠笛・三味線の入るものもある。神社などで用いる。 |
30 | ダイフォーン | 英:dyphone | イギリスの音楽著作家トマス・メイス(1600年代、詳細不明)の発明になる50弦のリュート。耳が聞こえなくなってから使おうとしたから、これをダイフォーン(聾楽器)と名付けた。 |
31 | だいふひょう (大譜表) |
英: great staff | ト音譜表の下にヘ音譜表を置き、両方を縦線と大括弧で結んだ譜表をいう。 |
32 | タイミング | 米: timing | ジャズ用語。演奏中における速度の時間的表現。(“タイミングが悪い”というのは演奏者のテンポの取り方が悪いと言う意味) |
33 | ダイレクト | 英: direct | 次の五線の、または次のページの音に対して注意する為に五線またはページの終わりにつけられる。ドイツでは単に同一音の繰り返しを示すこともある(記号としてはプラルトゥリラーに似ている) |
34 | だがっき(ぞく) 打楽器(族) |
英: instruments of percussion 独: Schlaginstrumente |
打つことによって音楽的な音を発する物体の総称。 1.鼓族(太鼓の類) 2.鉦族(金属製のもの) 3.笏族(しゃくぞく。木製のもの) |
35 | ダ・カーポ | 伊: da capo | D.C.と略する。頭からという意味。そこから最初に戻ってFineかまたは複縦線にフェルマータがついている所で終わる。 |
36 | ダ・カーポ・アリア | 伊: da capo aria | 最もよく使われたアリアの形式でA−B−Aの三部形式により、主旋律を含むリトロネルロの前奏を持っている。 |
37 | ターゲリート | 独: Tagelied | 12世紀から14世紀にかけて栄えたミンネゼンガーやトルバドゥールの歌の一種で、恋人の朝の判れの悲しみを歌ったもの。 |
38 | たけぶえ | 日: 竹笛 | 篠笛。篠竹で作った横笛。指穴は七つ、音の高低により12本の種類がある。獅子舞、里神楽、長唄などに用いる。 |
39 | だこう (打簧) |
英: beating reed striking reed 独: Schlagzunge 仏: anche battante |
自由簧以外の簧で、振動する時に歌口の縁などを互いに打つもので、木管の楽器やオルガンのリード音栓に用いられる。 |
40 | たしゅだいフーガ(多主題〜) | 英: manifold fugue | 多くの主題を持つフーガ。二つの主題を持つものを二重フーガ、三つの主題を持つものを三重フーガと名付ける。 |
41 | タスト | 伊: tasto 独:Taste 仏:touche |
1.鍵盤の鍵(英語ではkey)。 2.有棹楽器の指板(英語ではfingerboard)。 |
42 | タスト・ソロ | 伊: tasto solo | 数字付き低音をもってクラヴィーアまたはパイプオルガンで伴奏する時に、和声をつけないで低音だけで伴奏する指示。短音または8度の低音で伴奏するもので、その数字は0(ゼロ)で示される。 |
43 | たせいおんがく(多声音楽) | 英: polyphony | ポリフォニー=対位法で書かれた音楽。 |
44 | たせいたいいほう | 日:多声対位法 | 文字通り多声部で書かれた対位法を指すが、普通には五声部以上のものをいう。 |
45 | たせんりつ(多旋律) | 英: polyphony | ポリフォニー。多声音楽の意。対位法で書かれた音楽。 |
46 | たちょうしゅぎ(多調主義) | 英: polytonality 独: Politonalitat |
一つの音楽の別のパートに異なった調を同時に用いる現代音楽の手法。 詳しくは こちら |
47 | タッグ | 米: tag | ジャズ曲で作品の終結部分をいう。 |
48 | タッチ | 英: touch | アンシュラーク 詳しくは こちら |
49 | タットゥー | 英: tattoo | ビューグルと太鼓によって演奏される軍隊の合図で、夜間兵士達が帰営することを知らせる。 |
50 | たてがたピアノ (竪型ピアノ) |
英:upright piano | アップライトピアノ。平型のグランドピアノに対する堅型ピアノ。場所を取らないので家庭用として愛用されている。 |
51 | たてぶえ(縦笛) | 英: recorder 独: Blockflote 仏: flute a bec 伊: flauto a becco |
横笛と共にフルート族を構成する笛。 |
52 | ターフェルクラヴィーア | 独: Tafelklavier | 卓上鍵盤楽器。初期のヴァージナルやスピネットを指す。 |
53 | タブラチュア | 英: tablature | 記譜法の一種。 詳しくは こちら |
54 | ダブルアクション・ハープ | 英: double action harp | 二重アクションハープ。今日の標準のハープ。 詳しくは こちら |
55 | ダブル・イングリッシュ・ホーン | 英:double English horn | オルガン音栓。ホップ・ジョーンズが発明した16ft.のコーラス・リード。 |
56 | ダブル・オープン・ダイアペーソン | 英:double open diapason | オルガンの主要音栓。 |
57 | ダブル・カップ | 英:double cup | バッハ・トランペット=バッハ、ヘンデル時代のトランペット。構造の違いから現代では余程の名奏者でなければ演奏できなくなっているらしい。 |
58 | ダブル・タンギング | 英: double tonguing | こちら |
59 | ダブル・チャント | 英:double chant | 英国国教会において王政復古後あらわれた聖歌の特殊形式で二つのヴァース(詩の一行、或いは一節)を持つ。 |
60 | ダブル・バスーン | 英: double bassoon | コントラ・ファゴット |
61 | ダブル・ハープ | 英: double harp | 17世紀頃のハープ。弦が二重になっている。 |
62 | ダブル・ベース | 英: double-bass | コントラバス |
63 | ダブル・ホルン | 英: double horn | 現在使用されている代表的なホルン。ヘ長調と変ロ長調を統合したもの。 |
64 | たま(玉) | 英: head | 符頭。音符の丸い部分。 |
65 | タランテルラ | 伊: tarantella | 8分の6拍子の激しい舞曲。毒蜘蛛のタランチュラに指された時毒を消す為に踊られたところから付いた名前とも、タラント地方名から付いたという説もある。 |
66 | ダルシアナ | 英:dulciana | オルガンのフルー音栓。イギリスではダイアペーソン、アメリカではガンバに属する。 |
67 | ダルシアナ・ミックステュア | 英:dulciana mixture | オルガンのミックステュア音栓。スウェルやエコー鍵盤に結ぶ穏やかなストップ。 |
68 | ダルシトーン | 英:dulcitone | セレスタにも似ているが、音板の代わりに音叉を使用する。 |
69 | ダル・セーニョ | 伊: dal segno | 略してC.S.と書く。記号まで、という意味があり、そこから記号に戻りFINE または複縦線にフェルマータの付いた所で終わる。 |
70 | タルダント | 伊: tardando | 速度を緩めて |
71 | タルティーニおん(〜音) | 英: Tartini’s tone | 結合音の一種。振動数の差がうなりを伴わない程度に開いた音。イタリアのヴァイオリニスト・作曲家タルティーニ(1692〜1770)が発見したのでこの名がある。 |
72 | タルブーカ | ?: tarbouka | 北アフリカの太鼓。(用例:ベルリオーズの「トロイ人」) |
73 | ターン | 伊: turn | 回音=主要音から上に1音出て主要音に戻り次に主要音の1音下に出てまた主要音に戻る奏法。 |
74 | たんいおん (短倚音) |
伊: acciaccatura | 短前打音。音符の前に付く小さい音符で装飾音の一つ。原則としては主音符からその演奏拍を貰う(現在は前の音符に近づけて演奏する場合が多い) |
75 | たんおん(単音) | 英: pure tone 独: einfacher Ton 仏: son pur |
純音のこと。 |
76 | たんおんかい(短音階) | 英: minor scale 独: Molltonleiter 仏: gamme mineure 伊: scala minore |
短音階=長音階の第6音から始まる音階で、その長調の平行短調になる。こうして出来た音階を自然的短音階とよぶ。短音階にはこの自然的短音階と和声的短音階、旋律的短音階の3通りの音階があり、曲として使用されるのは和声的短音階と旋律的短音階である。 |
77 | たんおんがく(単音楽) | 英:monophony 独:Monophonie |
モノフォニー=単旋律音楽。最古の音楽形式で古代ギリシャ音楽、グレゴリオ聖歌など初期の教会音楽やミンネゼンガーなどはこの形式。 |
78 | たんおんてい(短音程) | 英: minor interval 独: Mollintervall 仏: intervalle mimeure 伊: intervallo minore |
長音程より半音狭い音程 |
79 | たんおんてい | 英: simple interval | 純音程ともいう。8度音程以内にあるものをいう。 |
80 | たんぎん | 日: 断金、断吟 | 日本の12律の第2音。中国の大呂にあたる。 |
81 | タンギング | 英: tonguing 独: Zunge |
木管楽器を吹奏するとき、舌の運動によって空気の流れを中断する技術。 詳しくは こちら |
82 | たんくのわおん(短九の和音) | 英:chord of the minor ninth | 短音階の属音を根音とする九の和音。属七の上に短3度重ねたもので、根音から九音までが短9度になっている。長音階の時には属音の上にこの種の和音はできず、長九の和音が生ずる。しかし、それにも関わらず下中音を半音下げて使って短九の和音を用いることが多い。短九の和音は省略された形で表れることが少なくなく、解決は、属七の場合と同じであるが、ただ9度音は一般に下行させ属音に導く。 |
83 | たんけん | 日:短鍵 | 現在のピアノの黒鍵に相当するもの。黒鍵の方が白鍵より細くて短いのでこの名が生まれた。ただし、チェンバロなどでは、鍵の色が逆になっている。その場合には白色の短い鍵を短鍵という。 |
84 | タンゴ | 西:tango | 西アフリカの黒人に起源を持ち、スペインに伝わり、後にアルゼンチンのブェノスアイレスで最も発達した4分の2拍子の舞曲。アルゼンチンのタンゴは、キューバのハバネラとこれから発生したミロンガに強く影響を受けている。また、アルゼンチンとは別にヨーロッパでも舞曲として愛好され、作曲されるようになったが、これがいわゆるコンティネンタル・タンゴである。この2種のタンゴは、演奏形態(編成)やリズムの点で極めて違っている。後には、タンゴは舞曲としてでなく、本来の芸術音楽の作曲家によって、聴く為の芸術的に高い価値をもつ楽曲としても作曲されるようになった(アルベニスの作品等) |
85 | たんこう(単簧) | 英:single reed 独:einfaches Rohrblatt 仏:anche battante |
クラリネットやサクソフォーンの生命となる重要な部分で、ベックに取り付けられている。葦の茎の内部を平らにし、上半分を外側から内部に削り落とした物。 |
86 | タンゴ・カンシォン | 西:tango cancion | 歌謡風なタンゴのこと。タンゴ・モデルノはこれに属するが、グァルディア・ビエハからタンゴ・モデルノに移る過渡期のタンゴに対してこの名称がよく用いられた。 |
87 | タンゴ・ミロンガ | 西:tango milonga | ミロンガ風なところのあるタンゴ |
88 | タンゴ・モデルノ | 西:tango modeorno | 古風なグァルディア・ピエハの後に盛んになったいわば近代的なタンゴ。歌謡的で、柔和さと変化に富んでいる。 |
89 | ダンサ・クバナ | 西:danza cubana | キューバ島の舞曲という意味だが、普通には特にハバネラを指す。 |
90 | たんさんど(短3度) | 英:minor third 独:kleineTerz 仏:tierce mineure 伊:terza minore |
長3度より半音狭い。1全音と1半音でできている音程。 |
91 | たんさんわおん(短三和音) | 英:minor third 独:Molldreiklang 仏:accord parfait mineur |
短三和音=短3度と完全5度から出来ている和音(根音と第3音の距離が短3度で、第3音と第5音の距離が長3度) |
92 | タンジェント | 英:tangent | クラヴィコードの装置の一部。鍵を押すと内部に突き出ているタンジェントと称する真鍮の小片が裏側から持ち上がって、弦の長さを区分しながら打ち鳴らす。ヴァイオリンの場合の左手の指と弓の役割を同時に満たす。 |
93 | たんしきょく (譚詩曲) |
英: ballad 独: Ballade 仏: ballade 伊: ballata |
バラード。 こちら |
94 | たんしちど(短7度) | 英:minor seventh inyerval | 長7度より半音狭い。4全音と2半音でできている。 |
95 | たんじゅうせん(単縦線) | 英:single-bar | 楽譜で小節を区切るための1本で出来ている縦線 |
96 | たんじゅんおん(単純音) | 英: pure tone 独: Ton 仏: son pur |
純音ともいう。部分音を含まない。波形が最も単純で正弦波形をなすために音色による違いが生じない。従って透き通った響きがするが、反面表現力に乏しく冷ややかで空虚な感じがする。しかし、完全な純音は理論上のもので実際には極めて成立しにくい。 |
97 | たんじゅんおんぷ(単純音符) | 英:simple note | 付点の無い音符 |
98 | たんじゅんさんびょうし(単純3拍子) | 英:simpl triple time | →単純拍子 |
99 | たんじゅんにびょうし(単純2拍子) | 英:simpl duple time | →単純拍子 |
100 | たんじゅんびょうし (単純拍子) |
英: simple times | 複合拍子ではない拍子。元来は二拍子と三拍子のように、強弱の配置の最も単純な拍子をさしたが、後には四拍子も単純拍子の中に入れられた。その拍子の数え方しかない拍子。反対語として複合拍子がある。 2/4拍子、 3/4拍子 2/2拍子 4/4拍子 3/8拍子 |
101 | たんじゅんよんびょうし (単純4拍子) |
英: simple quadruple time 伊: sempliei tempi quatri |
↑単純拍子 |
102 | だんせいがっしょう (男声合唱) |
英: male voice 独: Mannerchor |
男声のみで構成された合唱。多くの場合第一テノール、第一バス、第二バスの四部合唱である。また、テノール、第一バス、第二バスの三部合唱もある。 |
103 | だんせいしじゅうしょう (男声四重唱) |
英: male voice quartet | 第一テノール、第二テノール、第一バス、第二バスのそれぞれが独唱になっている。 |
104 | たんぜんだおん (短前打音) |
伊: acciaccatura | 音符の前に付く小さい音符で装飾音の一つ。原則としては主音符からその演奏拍を貰う(現在は前の音符に近づけて演奏する場合が多い) |
105 | たんせんぽう (短旋法) |
英: minor mode | マイナーモード。主音から第3度の音が短3度になる旋法で、今日の短音階に類するもの。 |
106 | たんちょう (短調) |
英: minor key 独:Molltonart 仏:mode mineur 伊:modo minore |
短音階を元にして作られた曲を短調の曲という |
107 | タント | 伊: tanto | 多く。多量に。はなはだ。 |
108 | タントゥム・エルゴ | 羅: tantum ergo | 聖トマス・アクィナス作詞の聖体讃歌パンジェ・リングァの一部。この部分だけが特に聖体降福式に歌われる。作曲は種々ある。 |
109 | ダンパー | 英: damper | 抑制装置 |
110 | ダンパー・ペダル | 英: damper pedal | ピアノ弦の振動を止める装置。ペダルを使って足で操作する。 詳しくは こちら |
111 | たんふてんおんぷ | 日: 単付点音符 | 付点が一つついている音符 詳しくは こちら |
112 | タンブリーノ | 伊: tamburino | 打楽器。胴の浅い軽い小太鼓でさわり弦を持たない。音質は小太鼓より明るいが小太鼓ほどには響かない。 |
113 | タンブリン | 独: Tamburin | 片手で自由に振れる一枚皮の手太鼓。薄い胴の周囲にはジングルス(小さなシンバル)が付いている。鼓を打てばジングルスも一緒に鳴る。最古の楽器の一つでアッシリア、エジプト以前から今日まで殆ど変化の無いまま今日でも使用されている。 |
114 | だんらく | 日: 段落 | 大楽節=楽式の楽節構造の一部。前楽節と後楽節と呼ばれる二つの小楽節より成る。 |
たの項目 計 114語 |
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