五十音でひく音楽用語辞典 し
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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し | 用語 | 国語名 | 意味 |
1 | シ | 伊: si | ハ長調音階の第7音。 |
2 | シー | 英: c | ハ音の英語名 |
3 | ジー | 英: g | ト音の英語名 |
4 | ジヴレー・オルグ | 仏: givelet orgue | クプリュー・オルグ=フランス人E.クプリューとF.ジヴレーの二人によって発明された電気音響楽器で1930年にパリ放送局及び教会に設置され、二段の鍵盤は各5オクターヴでストップは34、ペダルは正規通り。 |
5 | じうた | 日 : 地唄・地歌 | 三味線音楽の一つ。 詳しくは こちら |
6 | じうたい | 日 : 地謡 | 能楽用語。 「地」、「同音」、「同吟」ともいう。 謡いの詞章中、シテ、ツレ、ワキなどの演技者がうたわない部分。謡本に地または同と記してある部分で、数名の地歌方(地歌を歌う者)が吟じる。地歌方は裃(かみしも)・紋服袴(もんぷくはかま)で扇を持ち、切戸口(きりどぐち)から出入りし、舞台に向かって右側に2列に座る。地謡方の中心になる人を地頭(じがしら)という。 |
7 | じうたまい | 日 : 地唄舞 | 日本舞踊の一派で、京阪に伝わる上方舞のの一つ。地歌(地唄)の演奏によって舞われる。 |
8 | ジェイポップ | 日: j-pop | アイドルの歌謡曲より音楽性を重視する方向性を打ち出した、日本人アーティストによる楽曲の総称。従来のロック、フォーク、ニューミュージック、日本人によるR&Bやラップ/ヒップポップなどが含まれる。 |
9 | シェーカー | 英: shaker | ファイバーグラスや金属筒の中に小石や木製のビーズなどを入れて、振ってリズムを出すパーカッション。パーカッション奏者の中には自家製のものを使っている人もある。 |
10 | シェーナ | 伊: scena | オペラにおける一種の伴奏付き叙唱でところどころに旋律が入るか、または普通のアリア(詠唱)が続く。 |
11 | ジェフ・デービス | 米: jeff davis | ジャズのさっぱり判らない人、またはアメリカ南部の下町から出てきた田舎者、時に“ジェフ”とだけ使われる。 |
12 | しおんおんかい (四音音階) |
英: tetrachord ギリシャ: tetrachordon |
四音音階(しおんおんかい)=4個の全音階的音度による音階または完全4度 |
13 | しき(指揮) | 英: conducting 独: Dirigieren |
多くの人が協力して行う演奏(管弦楽、合唱、歌劇等)を、手に持った指揮棒で伝達し統一させることをいう。 |
14 | しきちょう(色聴) | 英:colored hearing 独:Farbenhoren 仏:audition cloree |
音を聴くと、音に伴って色彩的直感があらわれる反応をいう。共感覚の一種。一般に聴覚と視覚の反応未分化によるものと考えられる。 |
15 | しぎん | 日: 詩吟 | 漢詩を一種の節を付けて吟詠すること。剣舞を伴うこともある。 |
16 | シグナチュア | 英: signature | 記号 |
17 | ジーグ(ジグ) | 仏: gigue | 1.中世に弦楽器に付けられた名。 2.古典組曲の中にある舞踏曲、 3.16世紀にイギリスで流行したダンス。 詳しくは こちら |
18 | しげたゆうぶし | 日: 繁太夫節 | 上方で行われた浄瑠璃の一種。 |
19 | しげんきん | 日: 四弦琴 | ギリシャの四弦の楽器 |
20 | ししおどり | 日: 獅子踊 | 獅子舞 |
21 | ししおどり | 日: 鹿踊 | 獅子舞 |
22 | ししまい | 日: 獅子舞 | 獅子(高麗犬ともいう)をかたどった頭をかぶって踊るもので祭礼の余興に行われる。 |
23 | しじゅうしょう (四重唱) |
英: quartet 独: Quartett 仏: quatuor 伊: quartetto |
四人の歌手による重唱。 |
24 | しじゅうそう (四重奏) |
英: quartet 独: Quartett 仏: quatuor 伊: quartetto |
四つの独奏楽器による室内重合奏。基本は弦楽四重奏だが、弦楽三重奏にピアノを加えたピアノ四重奏、フルートを加えるとフルート四重奏など。 |
25 | しじゅうたいいほう (四重対位法) |
英: quadruple counterpoint 独: vierfacher Kontrapunkt 仏: contrepoint quadruple |
四声部の対位法 |
26 | ししょう (視唱) |
英: sight-singing | 楽譜を見て直ちに歌うことをいう。 |
27 | ししょうほう | 日: 視唱法 | 視唱を中心として音楽指導をすること |
28 | シストルム | 羅:sistrum | 古代エジプトの楽器とされる。ガラガラに似た楽器。柄の突いた金属の枠に緩くはめた金属棒、もしくは環を振って鳴らすもの。19世紀の作曲家でこれを用いたものがある。 |
29 | しせいたいいほう (四声対位法) |
英: four parts counterpoint | 四つの旋律からなる対位法 |
30 | ジーせん (G線) |
英: G string | ヴァイオリンの最低弦。有名なバッハの「G線上のアリア」は、この線だけで演奏する。 |
31 | しぜんおんかい(自然音階) | 英: natural scale | 幹音だけで出来ている音階で派生音を含まない。ピアノのような鍵盤楽器では白鍵だけで出来る音階。 |
32 | しぜんてきたんおんかい(自然的短音階) | 英: natural minor scale | 短音階種類の一つ。長音階の第6音を主音として出来る短音階で導音がない。 |
33 | した(簧) | 英: reed 独: Rohrblatz Zunge 仏: anche 伊: ancia |
リードともいう。管楽器で人声の声帯の役割をする装置。葦、木、竹、金属などの薄片の一端を送風機に固定し振動させて音を出す。 |
34 | したいってんおん(下一点音) | 英: contra-octave 独: Kontra-Oktave |
(片仮名一点音より1オクターヴ低い音を平仮名音と呼ぶ)平仮名音より1オクターブ低い音を下一点音と呼ぶ。 |
35 | ジター・バグ | 米: jitter bug | 日本ではジルバと呼んでいる。ジャズに合わせて熱狂的に踊るダンス。 |
36 | しちじゅうそう (七重奏) |
英: septet 独: Septett 仏: septette 伊: settetto settimino |
7個の独奏楽器による室内楽。弦のみの編成は希で管弦・ピアノ・ハープなどの混合編成が多い。 |
37 | しちせい | 日: 七声 | 日本及び古代中国の音階。8度音程内に7音を有するもの。日本では宮・商・嬰商・角・徴・羽・嬰羽を用い、中国では宮・商・角・変徴・徴・羽・変宮を用いる。日本の七声は主に雅楽に用いられ律旋と呼ばれる。 |
38 | しちど (7度) |
英: seventh 独: Septieme 仏: septieme 伊: settima |
譜表上で7度に渡って構成される音程 |
39 | しちどカノン (七度カノン) |
英: canon in seventh | 模倣声部が先行声部より7度隔たっているカノン |
40 | しちのわおん (七の和音) |
英: chord of seventh 独: Septimenakkord 仏: accord de septoeme |
三和音の上に更に3度の音を加えると、その音は根音から数えて7度上になるところからこの名前がついた。 |
41 | しちびょうし(七拍子) | 英: septuple time | 詳しくは こちら |
42 | シチリアーノ | 伊: siciliano | 17〜18世紀に行われたシチリアが起源のダンス |
43 | しちれんぷ(ななれんぷ) (七連符) |
英: septuplet 独: Septimole |
音符を7等分したもの。(例:1拍で弾くべき時間に等分された音を7個弾く等) |
44 | ジッグ | 米: gig | ジャズ用語。一晩契約の仕事、ワン・ナイト・スタンド。 |
45 | シッズル・シンバル | 英: sizzle symbal | 円盤の上に5〜6個のジングル(小さな鈴)が付いているシンバル。小太鼓の桴と似たもので打ち鳴らし、ジャズに用いる。 |
46 | しつないがく (室内楽) |
英: chamber music 独: Kammermusik 仏: musique de chambre 伊: musica da camera |
各声部を一人の奏者が演奏する小編成の合奏音楽。本来は教会音楽や劇場音楽に対して、宮廷や貴族の室内で演奏されるものを室内楽と称したが、18世紀頃宮廷音楽が衰退してからは管弦楽などの大規模な編成に対して小編成の合奏曲を指すようになった。 詳しくは こちら |
47 | しつないがくようしき (室内楽様式) |
英: chamber style 独: Kammeratil 仏: style de chambre |
教会の礼拝用の音楽に対しては世俗的、劇場の音楽に対してはポピュラーな性格が少なく、高度な演奏能力とより芸術的な高い観賞力を前提としている。 |
48 | しつないかげき (室内歌劇) |
独: Kammeroper | 少人数の歌手と小編成の器楽を用い親しみ易いように作曲された歌劇。 |
49 | しつないきょうそうきょく (室内協奏曲) |
独: Kammerkonzert 仏: concert de chambre 伊: concerto da camera |
教会音楽と劇場音楽に対して宮廷演奏会用に作曲された協奏曲 |
50 | しつないこうきょうきょく (室内交響曲) |
独: Kammersymphonie | 小編成の管弦楽編成を室内楽(宮廷音楽)風に書いた交響曲 |
51 | しつようせんりつ(執拗旋律) | 伊: melodia ostinata | 一定の旋律型を、楽曲全体、或いはその一部に執拗に繰り返すもので、反復技法の一種であるが、模倣やシークエンスが二声部以上に亘るのに反し、同一声部で面も同じ高さで繰り返される。 |
52 | じつようおんがく | 日: 実用音楽 独: Gebrauchsmusik |
詳しくは こちら |
53 | じどうピアノ(自動〜) | 英: pianola perforated roll instrument |
ピアニストが演奏したものを自動的に機械に模倣演奏させるもの。パーフォレーテッド・ロール・インストゥルメントは、巻紙に孔をあけその位置によって音度を、長さによって音質を示し、これに空気を通過させることによって自動的に音を発する楽器。最初は小オルガンに応用、日本でも紙孔琴として流行した。これの進化したものがピアノラ(自動ピアノ)として特許を得た。レコード音楽以前に流行した。 |
54 | シート・ミュージック | 米: sheet music | ジャズの流行歌、或いは高名な曲をピアノ・スコアでまたは歌詞を付けて、2〜4ページ程度の楽譜として発売する。通常流行歌の場合は32小節だけが記譜され、これにより歌を覚え、編曲される。 |
55 | しのいん(詩の韻) | 英: poetic metre 独: metrum der Dichtung 仏: metre des poeme |
詩の韻は音楽におけるものと同じである。両方ともアクセントのついた綴りと付かない綴りとが規則的に交差している。 |
56 | しのつづみ | 日: 四の鼓 | こちら を参照 |
57 | しのぶえ | 日: 篠笛 | 篠竹で作った横笛。指穴は七つ、音の高低により12本の種類がある。獅子舞、里神楽、長唄などに用いる。 |
58 | シー・ノート | 米: c−note | ジャズメンの符牒に使われる用語。 |
59 | しびょうし(4拍子) | 英:quadruple-time 仏:mesure a quatre |
強、弱、中強、弱が繰り返される拍子。以前は2拍子が二つ結合したものと考えられたが、現在では一つの単純拍子として扱われ、4分の4拍子が基本拍子。 |
60 | ジプシーおんがく (ジプシー音楽) |
英: gipsy(gypsy) music 独: Zigeunermusik 仏: musiquetzigane 伊: musica zigana(zingana) |
ジプシー民族の音楽には、情熱的で強烈で色彩豊かな、独特の特徴がある。ツィンバロン風に奔放な装飾音やジプシー音階やジプシー短音階が少なくない。 |
61 | ジフフレーテ | 独: Sifflote | 呼び子笛の意で、オルガンのフルート音栓。 |
62 | しぶんのさんびょうし(4分の3拍子) | 英:three-four time 独:Dreivierteltakt 仏:mesure a trois-quatre 伊:tre-qutre quattro-tre |
4分音符を1拍に数えて1小節に3拍入る拍子 |
63 | しぶんのしびょうし(4分の4拍子) | 英:four-four time 独:Vierivierteltakt 仏:mesure a quatre-quatre 伊:quattro-quarti |
4分音符を1拍に数えて1小節に4拍入る拍子 |
64 | しぶんおんぷ(しぶおんぷ) (四分音符) |
英: quarter-note・crochet 独: Viertel 仏: noire 伊: nera |
符頭が黒い丸で符尾(棒)がある音符。1拍に数える。音楽は4拍子を基本として考えられるから1小節は4拍になり、1小節を4等分すると一つは1拍になる。 |
65 | しぶんきゅうふ(しぶきゅうしふ) 四分休符 |
英: quarterrest 独: Viertelpause 仏: soupir |
4分音符と同じ長さを休む |
66 | しへん(詩篇) | 英: psalm 独: Psalm 仏: psaum 伊: salmo 羅: psalmus |
大部分ダヴィッドに帰せられる旧約聖書の集められている150の詩的散文。 |
67 | しへんしょう(詩編誦) | 英: psalmody 独: Psalmodie 羅: psalmodia |
ローマ典礼における詩篇の朗唱。八つの教会旋法に従う定式(サーム・トーンズ)によって歌われる。 |
68 | しまい | 日: 仕舞 | 能で扮装せずに舞踏だけを演じるのを仕舞という。 |
69 | シーマティック・マティアリアル | 英: thematic material | 一つの楽曲を構成する全主題的素材をいう。 |
70 | ジム・ジャム・ジャンピン | 米: jim-jam-jampin | ジャズメンの用語。非常に活発な素晴らしい演奏。 |
71 | じめいきん | 日: 自鳴琴 | ミュージカル・ボックス(日本ではオルゴールと呼ばれているがオルゴールは日本だけの呼び名であって正式名称はミュージカル・ボックス。“orgel”はオルガン) 詳しくは こちら |
72 | しめだいこ | 日: 締太鼓 | 太鼓の一種。鼓のように表革と裏革をしらべと呼ぶ紐で繋いで胴をはさみ締め上げて調子を整える。専用の台に据え2本の撥で打つ。能・長唄で単に太鼓という時は締太鼓を指す。祭囃子では締太鼓自体をしらべと称する。 |
73 | ジメル | 英: gimel gymel | 11世紀頃からイギリスで行われた初期反復旋法。定旋律の上7または3度下に対旋律が即興的に歌い合わされ、同音に始まり同音に終わる。 |
74 | しもむ | 日: 下無 | 日本の12律の第5音。中国の姑洗にあたる。 |
75 | ジャイヴ | 米: jive | ジャズに関連ある言葉などを入れてするコミックなスピーチで、時にはキッド(Kid)とも言われる。ジャズ音楽そのものとは関連なく、言葉の持つ魅力や面白さでジャズを聴かせること。 |
76 | シャインコンゾナンツ | 独: Scheinkonsonanz | 見せかけの協和音。本質は不協和音である。 |
77 | シャウト | 米: shout | ジャズ用語で叫ぶような歌い方。もとは黒人の歌っていた“絶叫するブルース” |
78 | じゃくおんき (弱音器) |
英: mute 独: Dampfer 仏: sourdine 伊: sordino |
弓弦楽器、金管楽器、打楽器等で音の強さを加減する為に用いる器具。弓弦楽器の場合は木・象牙・骨・金属製の小さな器具を駒に差し込む。金管楽器の場合は木・金属・ボール紙製のものを朝顔の中に差し込む。小太鼓の場合はさわり弦と幕の間に布を入れる。 |
79 | じゃくはく(弱拍) | 英: up beat 独: Auftakt 仏: leve |
小節では拍子の第1拍目以外の拍で、拍では分割した幾つかの連符の最初の音符以外の音符。 |
80 | しゃくはち | 日: 尺八 | 日本の代表的管楽器の一種で、竹製の縦笛。振動するリード(舌)はなく、管の上端の前面外側を斜めに切り取っただけの簡単な歌口(吹き口)が特徴。広義には古代尺八、一節切(ひとよぎり)、普化尺八(ふけしゃくはち)、多穴尺八を指すが、狭義には現在使われている普化尺八を指す。 詳しくは こちら |
81 | しゃくびょうし | 日: 笏拍子 | 略して“拍子”ともいう。雅楽器。歌者の音頭が歌いながら拍子を打つ時に用いるもので、打ち合わせて鳴らす一種の拍子木。素材は枇杷、梅、桜の木など。 |
82 | しゃくようわおん (借用和音) |
英: borrowed chord 独: nebendominante Zuwischendominante 仏: accord d’emprunt |
一時的な短い転調の時、その調の特徴を借りることがあり、和音を借りるとその和音が借用和音となる。 |
83 | ジャズ | 米: jazz | 欧州からきたメロディーとハーモニー、それに欧州からきた楽器が、アフリカからのリズムと混合されて、アメリカで育成されたアメリカ音楽である…マーシャル・w・スターンズ教授説(他にもいろいろな説がある) 詳しくは こちら |
84 | シャコンヌ | 仏: chaconne | スペインの舞曲。緩やかな3拍子。16〜17世紀では重要視され組曲の終局として用いられた時期もある。 |
85 | ジャジー | 米: jazzy | ジャズでは時々コーニー(ジャズ用語。とうもろこし・cornから出た言葉で「古めかしい」とか「陳腐な」とか「活気のない」等のジャズ演奏もしくはその楽団に付けられる悪口。一般にジャズ・ファンは、スウィングのない演奏に対して用いる)と同じ意味に使われる。 |
86 | しゃしんこう (斜進行) |
英: oblique motion 独: Seitenbewegung 仏: mouvememt oblique |
動く声部間の関係には3種類ありその一つで、一声が同じ音の連続になる進行。例えば上声部の旋律が動いている時に下声部がソソソのように同じ音を鳴らすような形) |
87 | ジャズ・ギター | 米: jazz guiter | 普通のギター(古典ギター、クラシックギター)を改良して金属製にし、義甲で演奏したり、電気で振動を起こしたりするので共鳴胴の働きも変わり、全体の形も変わってしまった。それを古典ギターと区別する為にジャズ・ギターと呼ぶ。 |
88 | じゃっき (弱起) |
独: Auftakt | 上拍。アウフタクトのこと(曲が弱拍から始まるもの、弱起) |
89 | ジャック | 英: jack | ハープシコードやスピネットのような古楽器で、弦に振動を与える装置。鍵の反対側の端に、弦を交わるように立てられている定規のような木製の小片で、先端の切り込みに鳥の羽、金属、脂で固めた水牛の皮がついている。 |
90 | じゃびせん | 日: 蛇皮線 | 三味線のこと。 |
91 | シャープ | 英: sharp | 鋭い。 記号としては♯。嬰記号。半音上げる記号。 |
92 | しゃみせん | 日:三味線 | 三弦の撥弦楽器。中国から琉球を経て日本に伝えられ、独自の発達をした。「さみせん」「三弦」とも呼ばれる。「しゃみせん」の語源は中国の三弦(しゃんしぇん」、琉球の三線(さんしん)によると言われる。中国、琉球のものは蛇の皮を張っているので「蛇皮線(じゃびせん)」と言われたが、現在は沖縄でも「三味線」という場合が多い。 |
93 | しゃみせんくみうた | 日: 三味線組唄 | 三味線音楽の一つ。江戸時代の始め、石村検校が当時の小唄、踊唄、歌舞伎唄などを数種組み合わせて作曲したもの。この流れを汲んだのが後の長唄となった。 |
94 | ジャム | 米: jam | ジャズ音楽で即興的に演奏すること。これから名詞に変わって、即興演奏するグループの会合をジャム・セッションという。 |
95 | シャリュモー | 仏:chalumeau | ドイツでシャルマイといわれた複簧円錐管の木管楽器をも指すが(カラムス)、真のシャリュモー、すなわちクラリネット族を生んだフランスの古楽器は単簧とペックを具える円筒形の木管である。クラリネットの低音域名としても今日に残っている。 |
96 | シャルプラッテ | 独: Schallplatte | ピアノ等の音響板。蓄音機のレコード。 |
97 | ジャングル・スタイル | 米: jungle style | デューク・エリントン楽団にしばしば使われる言葉で、アフロリズムが重用され、和声も独奏楽器も純黒人的なアクの強さを表現するところから、こう呼ばれている。 |
98 | シャンソン | 仏: chanson | フランスの小唄または流行歌。 |
99 | シャンソン・サヴァント | 仏: chanson savante | 民謡に対する言葉で、作詞者・作曲者がはっきりしていて、新しく書き下ろし、大衆の心を唄った歌のこと。 |
100 | シャンソン・サンティマンタル | 仏:chanson sentimental | 感傷的な歌。歌の内容に拘ることなく、その表現が甘美で、メランコリックなものをいう。 |
101 | シャンソン・ファンテジスト | 仏: chanson fantaisiste | 自由なイマジネーションに皮肉な面白みを加えて歌われるもの。 |
102 | シャンソン・ポピュレール | 仏: chanson populaire | 大衆によって作られ、長い間唄われているうちに自然淘汰されて残ったものをいう。普通いう民謡と同じもので、特に作詞者や作曲者を持たない歌曲。自然の中に生き、人間の真実の生活感情を唄ったものが多い。 |
103 | シャンソン・レアリスト | 仏: chanson realiste | 人生を素材として、その喜怒哀楽を唄ったもので、下層社会を中心としたものが多い。 |
104 | シャントレル | 仏: chanterelle | 歌弦の意味で、あらゆる有棹楽器の最高弦を指す。 |
105 | ジャンプ | 米: jump | ジャズ音楽で、聴いていて躍動するような演奏に対して言われる。一般にフルバンドに用いられる言葉で、スウィンギーな迫力を持った演奏等にジャンプしている等と用いられる。 |
106 | シャンペン・ミュージック | 米: champagne music | お酒の伴奏音楽。多くは肩の凝らない何となく演奏しているようなもので、ヨーロッパ風の曲目でセミ・クラシックなどを演奏し、編成もアコーディオン、ヴァイオリン等を用いる。 |
107 | じゅういちど (11度) |
英: eleventh 独: Undezime 仏: onzieme 伊: undecimo |
譜表上で11度に渡って構成される音程。4度ともいう。 |
108 | じゅういちのわおん (十一の和音) |
英: chord of the eleventh 独: Undecimenakkord 仏: accord de onzieme |
主音の上に3度を5回重ねた和音。四声体では二音を省略する。 |
109 | じゅういちれんぷ (11連符) |
英: undecuplet 独: Undezimole 伊: undecimole |
ある拍を11等分して演奏する音符 |
110 | じゅうえいい (重嬰イ) |
英: a double sharp 独: Aisis 仏: la-double diese 伊: la-doppio diesis |
半音上げられたイ音(ハ長調のラ)が更に半音上げられた音(シと同音) |
111 | じゅうえいきごう (重嬰記号) |
英:: double sharp 独: Doppelkreuz 仏: double diese 伊: doppio diesis |
半音上げられた音を更に半音上げる為に使用する記号。×印の4つの先端に菱形の飾りのある記号。ダブルシャープ。楽譜が煩雑になるのを避ける為に♯♯は使用しない) |
112 | じゅうえいと (重嬰ト) |
英: g double sharp 独: Gises 仏: sol-double diese 伊: sol-doppio diesis |
半音上げられたソを更に半音上げた音(ラと同音) |
113 | じゅうえいに (重嬰ニ) |
英: d double sharp 独: Disis 仏: re-double diese 伊: re-doppio diesis |
半音上げられたレを更に半音上げた音(ミと同音) |
114 | じゅうえいは (重嬰ハ) |
英: c double sharp 独: Cises 仏: ut-double diese 伊: do-doppio diesis |
半音上げられたドを更に半音上げた音(レと同音) |
115 | じゅうえいへ (重嬰ヘ) |
英: f double sharp 独: Fises 仏: fa-double diese 伊: fa-doppio diesis |
半音上げられたファを更に半音上げた音(ソと同音) |
116 | じゅうえいほ (重嬰ホ) |
英: e double sharp 独: Eises 仏: mi-double diese 伊: mi-doppio diesis |
半音上げられたミを更に半音上げた音(ファシャープと同音) |
117 | じゅうえいろ (重嬰ロ) |
英: b double sharp 独: Hises 仏: si-double diese 伊: si-doppio diesis |
半音上げられたシを更に半音上げた音(レシャープと同音) |
118 | しゅうがくしょう (終楽章) |
伊: finale | ソナタや組曲のように複数の楽章から出来ている曲の最終楽章 |
119 | しゅうきょく | 伊: finale | 同上 |
120 | じゅうげんおんてい(重減音程) | 英: doubly diminished interval | 減音程を更に半音狭くした音程 →音程 |
121 | しゅうきょうおんがく (宗教音楽) |
英: relegious music 独: religiose Musik 仏: musique religieuse 伊: musica sacra |
宗教における礼拝や祭式の為の聖なる音楽、広義には宗教的な内容を持つ音楽一般をさす。 |
122 | じゅうげんおんてい(重減音程) | 英: doubly diminished interval | 源音程を更に半音狭くした音程。 |
123 | じゆうこう(自由簧) | 英: free reed 仏: anchelibre |
弾力性に富んだ金属片、または竹などの一端を孔のあいた平板上に固定し、、他端は自由になっている。 |
124 | じゅうごど(15度) | 英: fifteenth 独: Quintdezime 仏: quinziene 伊: quindicesima |
譜表上で15度にわたって構成された音程。2オクターヴ。 |
125 | しゅうさんか (衆讃歌) |
英: choral 独: Choral 仏: cantique plain-chant 伊: cantico canzone sacra |
コラール。グレゴリオ聖歌などキリスト教会の単旋律の典礼歌全体を指すが、日本では普通ドイツのルター派教会の賛美歌をいう。16世紀前半、マルチン・ルターが会衆に礼拝で歌わせる為にそれまで親しまれていた宗教歌や民謡などを改作したのが始まりで、その後多くのコラールの新作が出来て現在の賛美歌に取り入れられている。 |
126 | しゅうさんがくふ (衆讃楽譜) |
独: Choralnote | コラール・ノーテ=グレゴリオ聖歌の楽譜、つまりネウマ。 |
127 | しゅうさんかぜんそうきょく (衆讃歌前奏曲) |
英: choral prelude 独: Choralpraludium・ Choralvorspiel |
衆讃歌旋律によって書かれた前奏曲風に書かれたオルガン曲。形式は自由だが多声的に扱われるのが基本。 |
128 | じゅうさんど (13度) |
英: thirteenth 独: Terzdezime 仏: treizieme 伊: tredicesimo |
譜表上で13度に渡って構成される音程。6度ともいう。 |
129 | じゅうさんのわおん (十三の和音) |
英: chord of the thirteenth 独: Terzdezimenakkoed 仏: accord de treizieme |
主として属音上に3度を6回重ねた音で、音階の全ての音の3度おきの和音である。 |
130 | しゅうしおん (終止音) |
羅: finalis | 終音ともいう。主音。 |
131 | しゅうしけい (終止形) |
英: cadence close 独: Schluss Schluss formel 仏: cadence 伊: cadenza |
楽曲の終わり特有の和声構造。 詳しくは こちら |
132 | しゅうしきごう (終止記号) |
独: Schlusszeichen | 終止線=複縦線の一つ。2本の縦線のうち外側が太い。 |
133 | じゆうしんどう(自由振動) | 英:free vibration 独:freie Schwingung |
外力が働く場合の振動を強制振動というのに対立した語で、外力の働かないとき振動系の行う振動をいう。このような場合に生まれる振動はその振動体の持つ固有振動である。 |
134 | じゅうせん (縦線) |
英: bar bar lline 独: Taktstrich 仏: barre 伊: a barra sbarra |
楽譜で小節を区切る縦線の名前 |
135 | じゅうそう(重奏) | 仏: ensemble | アンサンブル。二つ以上の楽器または声を合わせて演奏すること。 |
136 | じゅうぞうおんてい (重増音程) |
英: doubly augmented instrval | 増音程を更に半音広くした音程 |
137 | じゆうたいいほう(自由対位法) | 英: free counterpoint 独: freier Kontrapunkt |
近代の音楽において、作曲家が対位法的様式を用いる場合には、厳格対位法よりもかなり自由な扱いをする。近代の対位法では和声の法則を犯さない限り、如何なる連絡も許容され、第二転回形も用いられる。また、本来の不協和音も予備の有無に関わらず自由に用いられ、半音階的和音の使用も許される。このような対位法を自由対位法という。 |
138 | じゅうど(10度) | 英: tenth 独: Dezine 仏: dixieme 伊: decima |
譜表上で10度に渡って構成される音程。3度ともいう。 |
139 | じゅうにおんおんかい (十二音音階) |
英: twelvenotes scale 独: Zwolftone Skala |
12の半音から出来る音階。半音階と同じ音列になるが、十二音音階は幹音、派生音の区別無く全部の音を同等に扱う。 |
140 | じゅうにおんおんがく (十二音音楽) |
英: twelve-tone music(dodecaphony) 独: Zwolftonmusik(Dodekaphonie) 仏: musique de douze sons(dodecaphonie) |
オクターヴの中に存在する異なった12の音のそれぞれを、ある中心音に関係づけることなく、平等の位置を与えつつ作曲する方法。その点で無調音楽の一つ技法であって組織的な無調性ともいわれる。シェーンベルクによって発見された。 |
141 | じゅうにおんぎこう(十二音技巧) | 独: Zwolftontechnik | 十二音音楽特有の技巧をいう。十二音音楽を使用する作曲技法で、理論家アイマート(Eimert)によれば、バウアーによって発明され、シェーンベルクによって完全な実践(音楽五重奏その他)を見、クシェネーク(最初の専門的な教程を著している)によって尚一段の展開を加えられた。 |
142 | じゅうにりつ | 日: 十二律 | 互いに半音程を隔てる12個の音をもって8度音程を満たす楽律。日本および中国では基音(日本)、黄鐘(中国)から順に順八逆六の法を11回重ねて作る。 |
143 | じゅうはちりつ | 日:十八律 | 中国南宋の人蔡元定が12律の他に6個を補足して18個の律を作ったもの。氏の著“律呂新書”で発表された。理論上には極めて有名であるが実用とはならなかった。 |
144 | じゆうフォーブルドン(自由〜) | 英: free faburden | こちら |
145 | じゆうフーガ (自由フーガ) |
英: free fugue 独: freie Fuge |
こちら |
146 | じゅうへんい (重変イ) |
英: a double flat 独: Asas(Ases) 仏: la-double bempl 伊: la-doppio bemolle |
ハ長調のラの音が全音下がった音、ソと同音になる。 |
147 | じゅうへんきごう (重変記号) |
英: double flat 独: Doppel-B 仏: double bemol 伊: doppio bemoll |
フラットが二つ並んだ記号。全音下がる。ダブルフラット |
148 | じゅうへんと (重変ト) |
英: g double flat 独: Geses 仏: sol-double bemol 伊: sol-doppio bemolle |
ハ長調のソが全音下がった音(ファと同じ高さになる) |
149 | じゅうへんに (重変ニ) |
英: d double flat 独: Deses 仏: re-double bemol 伊: re-doppio bemolle |
ハ長調のレの音が全音下がった音(ドと同じ高さになる) |
150 | じゅうへんは (重変ハ) |
英: c double flat 独: Ceses 仏: ut-double bemol 伊: do-doppio bemolle |
ハ長調のドの音が全音下がった音(シフラットと同じ高さになる) |
151 | じゅうへんほ (重変ホ) |
英: e double flat 独: Eses 仏: mi-double bemol 伊: mi-doppio bemolle |
ハ長調のミの音が全音下がった音(レと同じ高さになる) |
152 | じゅうへんへ (重変ヘ) |
英: f double flat 独: Feses 仏: fa-double bemol 伊: fa-doppio bemolle |
ハ長調のファの音が全音下がった音(ミフラットと同じ高さになる) |
153 | じゅうへんろ (重変ロ) |
英: b double flat 独: Bes-Doppel-B 仏: si-double bemol 伊: si-doppio bemolle |
ハ長調のシの音が全音下がった音(ラと同じ高さになる) |
154 | じゅうろくぶ(ん)おんぷ 16分音符 |
英: sixteenth-note semiquaver 独: Sechzehntelnote 仏: double-croche 伊: semicroma |
4分の1拍。黒い音符に符鉤(旗)を二つ付ける。8分音符の半分の長さ。 |
155 | じゅうろくぶ(ん)きゅう(し)ふ (16分休符・16分休止符) |
英: sixteenth-rest semiquaver-rest 独: Sechzehntelpause 仏: quart de soupir |
16分音符と同じ長さの休みの記号 |
156 | シュヴェルマー | 独: Schwarmer | 同じ高さの音が急速に反復して演奏されるリズムの形の古い呼称。 |
157 | しゅおん(主音) | 英: key-note Tonic 独: Tonika 仏: tonique 伊: tonica |
音階の第1音。音階の基礎となる音で、調はこの名前で呼ばれ、楽曲はこの音で終わる。 |
158 | しゅおんわせい (主音和声) |
英: tonic harmony 独: Tonikaharmonie |
調の主三和音とその機能代理音 |
159 | しゅくてんおんがく (祝典音楽) |
英: festival music 独: Festmusik |
祝典に関する内容を含む音楽。古くは古代オリンピアの音楽に始まり、近代オリンピック音楽等も。各国の国歌も一種の祝典音楽といえる。 |
160 | ジューク・ボックス | 米: juke box | さまざまな機械が発売されているが、大体100曲ほどのヒット・レコードが自動的にかかるようになっていて、これを聴きたい人は硬貨を入れて曲名の書いてあるボタンを押せば、自動的に鳴り出すといった仕組みである。アメリカで大流行し町の辻々や商店などあらゆる場所に置かれ、レコードを買わない人達はこれを楽しんだ。 |
161 | ジュースタメンテ | 伊: giustamente | 正確に。はっきりと。 |
162 | ジュスティニアーナ・アラ・ナポレターナ | 伊: giustiniana alla napoletana | 16世紀に栄えた主に三声部よりなるイタリアの滑稽味をもった歌で、方言のテキストにより、定旋律は上声におかれている。 |
163 | しゅせいぶ (主声部) |
英: prinsipal voice 独: Hauptstimme 伊: voce principale |
一つの楽曲で最も重要な部分を受け持っている声部。例えばフーガなら主題を受け持っている声部、伴奏付き歌曲では旋律の声部など。 |
164 | しゅだい(主題) | 英: theme subject 独: Thema 仏: theme 伊: tema |
楽曲の中核を表現した部分。楽曲の基礎となるもので、旋律的・律動的・和声的に特徴を持っていなければならないし、統一性を持っていなければならない。 |
165 | しゅだいか(主題歌) | 英: theme song | 主として映画などの主題となっている事柄や人物を歌った歌。 |
166 | しゅちょう(主調) | 英:fundamental key | 楽曲の中心となる調。その調で始まり、その調で終わるのが基本的な構成。 |
167 | シュティムビルドゥング | 独:Stimmbildung | 発声 |
168 | シュティムフュールング | 独:Stimmfuhrung | 運声法。声の進行のさせかた。 |
169 | シュティールホルン | 独:Stierhorn | 牧童ホルンの意で、一音しか発しない。 |
170 | シュティンメ | 独:Stimme | 声の意。声帯の振動によって作られた音は、共鳴によって拡大されて普通の声となる。主要な共鳴腔は口腔である。 |
171 | シュトゥーフェンハルモーニク | 独: Stufenharmonik | ある調のディアトニックな三和音は根音度(和音度)に従って7個とされることをいう。 |
172 | シュトライヒオクテット | 独: Streichoktett | 弦楽八重奏 |
173 | シュトライヒシュティンメ | 独: Streichstimme | パイプ・オルガンの音栓で、弦楽器のような音色のもの。 |
174 | シュトライヒゼックステット | 独: Streichsextett | 弦楽六重奏=通常編成はヴァイオリン2台、ヴィオラ2台、チェロ2台。 |
175 | シュナールヴェルク | 独: Schnarrwerk | オルガン音栓のリード系管のこと |
176 | じゅなんがく (受難楽) |
英: passion music 独: Passionsmusik 伊: passione 羅: passio |
聖金曜日(受難日)あるいは聖週(受難週)に演奏する、キリスト受難の音楽。 |
177 | シュピッツフレーテ | 独: Spitzflote | オルガン音栓・ゲムスホルンのような形をしているが、音色は幾分柔らかい。 |
178 | シュピールロイテ | 独: Spielleute | 中世に世俗器楽を演奏した身分の低い流浪楽士。定住地を持たずヨーロッパ諸地方の民衆社会を流浪しつつ、各種の娯楽的な器楽を奏し、また茶番や手品の類を演じ、時には騎士の吟遊楽人(トルバドゥール)に仕えて伴奏器楽を奏した。ここから、フランス名ジョングルール(手品師)やイギリス名ミンストレル(侍者)とも呼ばれた。音楽史上の意義は、15世紀頃まで数百年間の長年月と広い地域にわたる流浪により、器楽技術を伝え、ルネッサンス以降の楽器製造や器楽を用意したことである。 |
179 | シュプレッヒシュティンメ | 独: Sprechstimme | 1.シュプレッヒゲザング(Sprechgesang)ともいう。シェーンベルクや他の数人の作曲家によって試みられた声楽演奏の一種。その時の声は話す時と同じであるが、作曲家の記譜に従って歌の時のように音の高低をつける。 2.歌劇のレチタティーヴォを指すドイツ語。 |
180 | シュメッテルント | 独: Schmetternd | ホルンの奏法で「叫ぶ」という意。朝顔状部に手を差し込んで(ゲシュトップット)強く奏する時に生まれる効果。一般に音符の「上に>またはffとを記し、更にSchmetterndを付記する。 |
181 | しゅようがくせつ (主要楽節) |
英: principal section 独: Hauptsatz 仏: phrase principal |
楽曲の中心的な主要な部分で、ソナタ形式の第一主題をいう。 |
182 | しゅようさんわおん (主要三和音) |
英: maintriads fundamental chord 独: Hauptreiklage |
音階の第1音(T)=主音、第4音(W)=下属音、第5音(X)=属音、上に構成される和音の総称。 |
183 | しゅようしゅだい (主要主題) |
英: principal subject 独: Hauptthema Hauptsatz 仏: sujet-principale |
複数の主題を持っている楽曲で、中心的な主題を主要主題、他を副主題と分けている。ソナタの第一主題など。 |
184 | しゅようわせい (主要和声) |
英: fundamental harmony 独: Hauptharmonie |
T(トニック)、D(ドミナント)、S(サブトミナント) |
185 | シュライファー | 独: Schleifer | 1.レントラー(古いドイツの舞踏とその曲) 2.器楽における古い装飾音。旋律を作っている二つの音の間を満たすのが特徴。 |
186 | しゅりょうホルン (狩猟ホルン) |
英: hunting horn 独: Jagdhorn 仏: cor de chasse |
無弁ホルンの原型でファンファーレに使用される。現在はニ調のものが普通。替え弁は管の装置は無い。 |
187 | シュルスザッツ | 独: Schlusssats | 結尾楽章の意で、多楽章形式の最後の楽章。 |
188 | しゅわおん (主和音) |
英: tonic triad | 音階の主音上の三和音のこと |
189 | じゅんおん (純音) |
英: pure tone 独: einfacher Ton 仏: son pur |
単音、単純音ともいう。部分音を含まない。波形が最も単純で正弦波形をなすために音色による違いが生じない。従って透き通った響きがするが、反面表現力に乏しく冷ややかで空虚な感じがする。しかし、完全な純音は理論上のもので実際には極めて成立しにくい。 |
190 | じゅんかんカノン (循環カノン) |
英: circular canon 独: Zirkelkanon 仏: canon circulaire |
無限カノンに同じ=カノンの各声部が何度も繰り返し演奏されるもの。 |
191 | じゅんかんけいしき (循環形式) |
英: cyclc form 独: zyklische Form |
多楽章の楽曲で全楽章を特定の楽想によって統一的に作曲する形式。古くはパルティータに見られるが、ソナタに於いて発達した。 |
192 | じゅんじしんこう (順次進行) |
英: conjunctive motion | 隣り合う音に進んでいく進行 |
193 | じゅんせいちょう(純正調) | 英: pure temperament 独: reine Stimmung |
数学的に正確に計算して決められた音のこと(例、ピュタゴラスの計算方法によって得られた音階をピュタゴラス音階と呼ぶ) |
194 | じゅんんせいちょうオルガン(純正調〜) | 英: enharmonic organ 独: Enharmonium |
田中正平博士によって考案されたオルガンで、オクターヴの間に20個の鍵(大鍵7、小鍵13)を有し、純正調律にほとんど等しい音を出すオルガン。 |
195 | じゅんぱちぎゃくろく | 日: 順八逆六 | 日本で古くから、音階及び12律を算出する方法。順八と逆六を交互に行う方法。順八とは12律の順に高い方に8律を取ることで、完全5度登ること。逆六とは12律を逆に低い方に6律を取ることで、完全4度下降すること。つまり、“一つの音から交互に5度上、4度下を繰り返す”ことである |
196 | ジョイ・ボックス | 米: joy box | ピアノのこと |
197 | ジョイント・リサイタル | 英:joint recital | 二人以上で共同で行うリサイタル |
198 | しょう | 日: 笙 | 風笙ともいう。雅楽に用いる管楽器の一つ。形が想像上の鳥、鳳凰に似るところから「鳳笙」という。中国に発達し、唐時代に我が国(奈良朝)に伝えられ現在に至っている。 |
199 | しょう | 日: 鉦 | 「かね」とも読む。中国から伝えられた厚い銅合金の打楽器。ゴングの一種で音高がなくリズム楽器として用いられる。 |
200 | じょうおん(上音) | 英: overtone 独: Oberton 仏: son superieur |
発音体が振動する場合の波動は一般に幾つかの振動単位の集合として成立する。いいかえれば幾種類かの純音の集合体としての複合音である。その成分中最低の振動数の音を基音と名付けた場合、基音以外の部分音を上音と名付け、基音に近い振動数から、第一上音、第二上音、第三上音…と順次に名称が与えられる。上音の振動数が基音の振動数の整数倍の時は、特に倍音と称する。 |
201 | しょうか(頌歌) | 英: ode 独: Ode Symphoniekantate |
褒め称える歌。抒情的な歌曲の一種で、管弦楽は合唱及び独唱付きの大袈裟なもので、ピアノ曲もあるが、必ずしも宗教的なものとは限らない。 |
202 | しょうか | 日: 唱歌 | 日本の学校で、音楽教育用に使用される歌。 |
203 | しょうかがっこう(唱歌学校) | 英: song school 独: Gesangsschule |
中世期の教会音楽の歌手を養成する為に出来た声楽専門の学校。 |
204 | しょうクラリネット (小〜) |
英: high clarinet 独: kleine klarinette 仏: petite clarinette 伊: clarinetto piccolo |
普通のクラリネットをそのまま小さくしたもの。音量や発想力は劣るが音色は細い透明な輝きを持ち、吹奏楽における重要な楽器である。変ホ、ニの他変イの楽器もあって、南欧の吹奏楽に使用されている。何れも移調楽器。 |
205 | しょうご | 日: 鉦鼓 | 雅楽器。打楽器の一種。金属製の盆型の円盤(鉦)をつり下げ、2本の撥で打ち鳴らす。釣り鉦鼓、荷鉦鼓(にないしょうご)、大鉦鼓の3種類がある。 |
206 | じょうさんせい | 日: 上三声 | 四声部のうちソプラノ、アルト、テノールをいう。 |
207 | じょうしゅおん (上主音) |
英: supertonic 仏: sus tonique |
音階の第2音。主音の上にあるので、この名前がある。 |
208 | じょうせい (上声) |
英: upper voice 独: Oberstimme |
最高声部をいう。 |
209 | しょうせつ | 日: 勝絶 | 日本の12律の第四音。主音の上にあるのでこの名前がある。 |
210 | しょうせつ (小節) |
英: measure 独: Takt 仏: mesure 伊: misura |
楽譜で縦線で区切られた小部分。拍子で決められた拍数をもち、いずれも同じ拍数である。ただし、弱起の小節は最後の小節と合わせて完全な拍数になる。 |
211 | しょうぜんおん(小全音) | 英: minor tone 独: Kleiner Ganzton |
全音のうち10:9の振動数比を持つもので、大全音に対してこの名がある。 |
212 | じょうぞくおん (上属音) |
英: upper dominat 独: Oberdominante |
属音に同じ。下属音と区別する為にいう場合もある。 |
213 | じゅうちゅうおん (上中音) |
英: mediant 独: Mediante 仏: mediante 伊: mediante |
音階の第3音のこと。主音と属音の間にあるのでこう呼ぶ。 |
214 | じょうはく (上拍) |
英: up beat 独: Auftakt |
弱拍。小節では拍子の第1拍目以外の拍で、拍では分割した幾つかの連符の最初の音符以外の音符。 |
215 | しょうビューグル(小〜) | 英: sopranino saxhorn 独: Flugelhorn piccolo 仏: petit bugle 伊: flicornino |
鹿の角という意。 角笛。 信号ラッパ、有鍵ビューグルと移ってピストン式に進化した。サクソルン族二番目の高音金管楽器・ピストン式変ロ調ビューグル・ソプラノを指す。 |
216 | しょうみょう | 日: 声明 | 仏教の経文を歌誦する声楽曲。 |
217 | しょうりゃくほう | 英: abbeviation | 省略法 詳しくは こちら |
218 | じょうるり | 日: 浄瑠璃 | 平家琵琶より後の語り物芸能で、後に三味線および人形と結びついたものの脚本・音楽および興行形態をいう。音楽面、演劇面、文学面に適用し演劇面では「操り浄瑠璃」「人形浄瑠璃」といい、音楽面では人形と結びつかなくても三味線音楽全般をいう。 |
219 | じょきょく (序曲) |
英: overture 独: Ouverture 仏: ouverture 伊: overtura |
オペラ(歌劇)やオラトリオ等の主要部分が始まる前に器楽だけで演奏される導入部の名称。器楽では組曲に用いられるが、後には独立した曲が作られ、名曲といわれるものもある。 |
220 | ジョコーソ | 伊: giocoso | おどけて。 楽しく。 |
221 | じょしょう (叙唱) |
英: recitative 独: Recitativ 仏: recitatif 伊: recitativo |
旋律を歌うのでは言葉を述べる部分。オペラやオラトリオに用いられる。 |
222 | じょしょう (抒誦) |
英: preface 羅: praefacio |
サンクトゥスに先立つ荘厳な賛美の祈りで、歌隊の応誦を伴って司祭によって朗誦される。 |
223 | じょじょうげき (抒情劇) |
仏: drame lyrique 伊: dramma lirico |
特にフランスで、近代の歌劇に対して名付けたもの。 |
224 | じょせいがっしょう (女声合唱) |
英: female chorus 独: Frauenchor |
女声だけで構成される合唱。第一ソプラノ、第二ソプラノ、第一アルト、第二アルトの四声によって構成される。またはソプラノとアルトで構成される合唱等がある。多くの場合女声合唱は伴奏を伴う。 |
225 | じょせいしゅうし (女性終止) |
英: feminine cadence 独: weiblicher Schluss 仏: cadence feminine |
終止形のうちで最後の主三和音が小節内の第一強拍に落ちないもの。これは終止形のリズム上の種類であって、和声構造上の分類とは関係ない。 |
226 | じょそう(序奏) | 英: introduction | イントロダクション=ある楽曲の主要部分に入る前に準備的な部分としておかれる音楽。交響曲などの第1楽章に設けられることが多い。 |
227 | じょそう (助奏) |
日: obbligato | オブリガード=一つの歌声と協奏する楽器の音部をオブリガードと呼ぶ。 |
228 | ショッティッシェ | 独: Schottische | 19世紀の中頃に流行したラウンド・ダンスの一種。元来は「スコットランドの」という意であるが、スコットランド起源ではなく間違って付されたもの。ポルカを遅くしたような性格を持っており、エコセーズとも混同されるが、それも間違いである。イギリスではジャーマン・ポルカとして知られる。 |
229 | ショート・オクテーヴ | 英: short octave 独: kurze Oktave |
16世紀から18世紀の中頃まで用いられたパイプオルガンで、最も低いオクターヴの普通の組織をいう。 |
230 | ショート・サーヴィス | 英: short service | 16世紀から19世紀の初め頃のサーヴィス(祈祷書に含まれているカンティクルや不変的部分の音楽的作曲の全体をいう)作曲には小さなものと長大なものとがあったが、18世紀にはほとんど全部この「短いサーヴィス」によった。グレーター・サーヴィスの対。 |
231 | ショーファー | 共通: Schofar | 昔のユダヤ人が神殿の中で使用したホルンの一種。 |
232 | ジラッフ | 英: giraffe | ピアノ・ジラッフの略。非常に背の高い竪型のピアノで19世紀の前半にかなり流行したが、今日では全く使用されていない。 |
233 | シラブル・マーク | 英: syllable mark | 綴り記号。音符が綴りに対して合わせられるのを明らかにする記号。3連符や5連符などの3や5を書いたかっこのような形の記号。 |
234 | しらべもの | 日: 調物 | 箏曲の一つ。筑紫流の“滝落”から出て、八橋検校及びその門弟によって作られた古典形式の純器楽曲。 |
235 | しろいおんぷ(白い音符) | 英: white note 独: weisse Note |
符頭の白い音符、つまり全音符または2分音符。 |
236 | しろくのわおん (四六の和音) |
英: chord of the sixth and fourth 独: Quartsextakkorde |
三和音の第二転回形でバスに第5音を置く形。特殊な和音で、掛留和音としての特徴を持ち、本質的には不協和音である。 |
237 | シロフォーン | 英の訛: xylophon | 木琴 |
238 | しろふていりょうきふほう (白符定量記譜法) |
英: white mensural notation 独: weisse Mensuralnotenschrift |
1450年から1600年にかけて、前代の黒符に代わって行われた白符による定量記譜法。 |
239 | しわおん(四和音) | 独: Vierklang | 七の和音に同じ |
240 | じんいおんかい | 日: 人為音階 | →自然音階 |
241 | シンガー・ソングライター | 英: singer songwriter | 自分で作詞・作曲して自分で歌う歌手 |
242 | しんきんせい(親近性)・しんきんちょうの(親近調の) | 英: relationship of keys 独: Verwandtschaft der Tonarten |
こちら |
243 | じんく | 日: 甚句 | 地の句の意。また、越後の甚句という人が始めたものともいう。民謡。七・七・七・五の四句からなる盆踊唄。節は地方によって異なる。米山甚句、相撲甚句、名古屋甚句、越後甚句、博多甚句が名高い。 |
244 | ジングアカデミー | 独: Singakademie | 混声合唱歌を研究したり、オーケストラ付き、またはそれの無い大合唱曲の公演を目的とする団体。その最初のものはドイツのカール・フリードリヒ・クリスティアン・ファッシェ(1736〜1758)が創立した、ベルリンのジングアカデミーである。アカデミーは専門学校の意味であるが、これらの団体が高級な芸術的作品の研究を目的としているために、この名を用いるようになったのである。 |
245 | ジングル | 英: jingle | タンブリンやシンパルについている小さい鈴 |
246 | シングル・タンギング | 英: single tonguing | タンギング奏法の一つ。 詳しくは こちら |
247 | シングル・チャント | 英: single chant | アングリカン・チャント(英国国教会の典礼聖歌)においてただ一つのヴァース(詩の一行、或いは一節)に対するもの。 |
248 | しんこう (進行) |
英: motion 独: Bewegung 仏: mouvement 伊: movimento 羅: motus |
音(声)の動き。平進行(二声が同一方向へ動く)、反進行(二声が反対方向へ動く)、斜進行(一声が同じ音のまま:(例)上声部に動きがあっても下声部がドドドのように同じ音を繰り返している)の三種類があるが、実際にはこれらが混用される。 |
249 | しんごうラッパ(信号〜) | 英: signal horn bugle 独: Singalhorn、 仏: cor de signal 伊: corno da segnale |
無弁の高音金管楽器。芸術的な音楽には使用されない。吹奏楽のビューグルやコルネットはこれを改良してものである。俗にいう軍隊ラッパで、勇ましい端的な響きは歩兵の信号や行進の伴奏に最も適している。一般には変ロのものを使用している。 |
250 | しんこてんしゅぎ (新古典主義) |
独: Neo-classicism Neuklassik |
バロック、あるいはそれ以前の厳格な対位法に対して反逆として生まれた作曲傾向の一つで、第一次大戦後ブゾーニによって提唱され体系づけられた。 |
251 | シンコペーション | 英: syncopation | 切分音=同じ高さの音符のうち前の音符の弱拍部と後ろの音符の強迫部がタイで結びついて、前の音符の弱拍だったところが強迫に変わり、強弱が入れ替わる。 |
252 | しんせいフーガ (真性フーガ) |
英: real fugue 独: reale Fuge 仏: fugue reelle |
5度フーガ。譜表上で5度に渡って構成されるフーガ。 |
253 | シンセサイザー | 英 :synthesizer | 電子音合成装置。電子回路の組み合わせによって音を制御・合成する機能を持ち、楽器として用いられる。鍵盤を持つものが一般的に知られているが、モジュール(単機能回路)として音源のみに使用される場合もある。 |
254 | しんせん | 日: 神仙 | 日本の12律の第11音。中国の無射に当たる。 |
255 | しんぞくちょう (親族調) |
英: relative keys 仏: tons relatif |
関係調に同じ。主調とその平行調(短3度の関係)、同名(主)調(同じ音を主音に持つ長調と短調)、属調(主調の完全5度上の同種の調)、下属調(主調の完全5度下の同種の調) |
256 | しんてき | 日: 清笛 | 南京横笛 |
257 | しんどうすう(振動数) | 英: frequeney 独: Frequenz Schwingungszahl 仏: frequence |
周波数ともいう。単位時間内に行われる振動の回数をいう。音の振動数は1秒間における1往復振動の数で示す。振動数がより少なければ低い音と称し、より多ければ高い音となる。 |
258 | しんない | 日: 新内 | 新内節の略。 ↓ |
259 | しんないぶし | 日: 新内節 | 浄瑠璃節の一派。最盛期は安永(1772〜1781年)前後で心中道行き物を泣き語りを特徴とする。 |
260 | シンバル | 英: cymbal 独: Becke 仏: cymbale 伊: piatto |
こちら |
261 | シンフォニー | 英: symphony | 交響曲=18世紀の半ば頃に現れた大規模な多楽章形式を持つ管弦楽の為の楽曲。交響曲は管弦楽の為のソナタということが出来、その全体の形式、各楽章の形式、楽曲の内部構成はソナタと全く同じである。従って、17世紀から18世紀に渡って多くの意味を持って用いられていたシンフォニアとは別のものである。 →交響曲参照 |
262 | シンフォニア | 伊: sinfonia | 合成音の意味でギリシャ時代に使用され今日の協和音を意味している。多声的器楽曲に使用されたシンフォニアという名称は17世紀になるとパルティータの最初の楽章として用いられるようになり、その後意味が混同されて管弦楽曲を指すようになった。 |
263 | シンフォニエッタ | 伊: sinfonietta | 内容的にも形式的にも小型のシンフォニア |
264 | シンフォニック・ジャズ | 英:sympohonic jazz | 近代アメリカの作曲家・ジョージ・ガーシュインが確立したジャズ風管弦楽曲(例:ラプソディ・イン・ブルー)。 |
265 | シンフォニック・スイート | 英: symphonic suite | 交響組曲。管弦楽団の為に書かれた組曲。 |
266 | シンベル | 英: cymbele | シンバルと同じ こちら |
267 | しんロマンしゅぎ (新ロマン主義) |
英: neoromanticism 独: Neuromamtik |
ロマン主義の伝統を基盤にしながら近代音楽の先駆をなした作曲者達、エルガー、R・シュトラウス、シベリウス、レーガーなどを指す。ただし、ドイツではワーグナー、ブルックナー、リスト、ヴォルフを加えた人々の音楽を差し指すことが多く、前期ロマン主義に対していう言い方である。 |
しの項目 計 267語 |
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