≪ 音楽用語辞典-O(or-ow)≫
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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O | 用語 | 国名・読み | 意味 |
101 | orageux | 仏:オラジゥ | 夕立の多い空模様の |
102 | ora pro nobis | 羅:オーラ・プロ・ノービス | 「我らのために祈り給え」の意。 |
103 | oratorio | 伊:オラトーリオ | 聖譚曲とも訳され、一般的には演奏会形式で上演される宗教歌劇といえる。舞台上の演技に代わって、物語の説明役である語り手が用いられ、合唱が大きな比率を占める。題材は旧約聖書から取られることが多い。 |
104 | Oratorium | 独:オラトーリウム | 同上 |
105 | orchesta tipica | 西:オルケスタ・ティピカ | 言葉の意味としては典型的な管弦楽のことをいうが、むしろ、広義には一つの民族、または人種或いは国民の音楽的性格を良く表す管弦楽をいう。編成は民族その他によっていろいろである。狭義にはスペイン系の(特にラテン・アメリカの民族的・通俗的な音楽のための管弦楽や小重奏を指す。その時の編成はバンドネオン(アルゼンチン式のアコーディオン)を使うのが普通である。 |
106 | Orchester | 独:オルヒェスター | 管弦楽=オーケストラのこと。ギリシャ語のオーケストラは“踊る場所”だが、日本では”管弦楽”と訳されている。編成は弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器。(オーケストラの語源=古代ギリシャの劇場では、舞台の前の観客に一番接した所で踊り子達が歌い踊っていた。その場所をオーケストラといい、踊り子達をコーラスと呼んでいた) |
107 | orchestra | 英:オーケストラ | 同上 |
108 | orchestra | 伊:オルケストラ | 同上 |
109 | orchestra da corda | 伊:オルケストラ・ダ・コルダ | 弦楽合奏=各部が複数編成の弦楽器による合奏 |
110 | orchestral score | 英:オーケストラル・スコア | 管弦楽総譜=合唱や合奏などで多くの譜表を一括して、小節を縦に並べ総合譜表とし各声部の動きが一目で判るようにしたもの。歌の総譜では上から下へ音域の高いものから低いものへ。管弦楽総譜では原則として上から下へ木管、金管、打楽器、独奏楽器弦楽器の順に書かれる。 |
111 | orchestration | 英:オーケストレーション | 管弦楽法 |
112 | orchestre | 仏:オルケストル | 管弦楽=オーケストラのこと。ギリシャ語のオーケストラは“踊る場所”だが、日本では”管弦楽”と訳されている。編成は弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器。(オーケストラの語源=古代ギリシャの劇場では、舞台の前の観客に一番接した所で踊り子達が歌い踊っていた。その場所をオーケストラといい、踊り子達をコーラスと呼んでいた) |
113 | orchestre a cordes | 仏:オルケストル・ア・コルド | 弦楽合奏=各部が複数編成の弦楽器による合奏 |
114 | orchestre de genre | 仏:オルチストル・ド・ジャンル | オルケスタ・ティピカ=言葉の意味としては典型的な管弦楽のことをいうが、むしろ、広義には一つの民族、または人種或いは国民の音楽的性格を良く表す管弦楽をいう。編成は民族その他によっていろいろである。狭義にはスペイン系の(特にラテン・アメリカの民族的・通俗的な音楽のための管弦楽や小重奏を指す。その時の編成はバンドネオン(アルゼンチン式のアコーディオン)を使うのが普通である。 |
115 | Orchestrion | 独:オルケストリオン | 1.オルガンとピアノを融合した楽器。1791年にはじめて製作された。 2.1851年に発明された自由簧の自動楽器。 |
116 | ordinaire | 仏:オルディネール | 通常の |
117 | ordinario | 伊:オルディナーリオ | 同上 |
118 | ordinarium | 英:オルディナリウム | ミサの通常文。日々異なるプロプリウム(ミサの特定典礼分)に対しミサの普変部。 |
119 | ordinary | 英:オーディナリー | 同上 |
120 | ordre | 仏:オルドル | 古典組曲と同じ意味でクープランによって名付けられフランスで使用された。しかし、フローベルガーによって確立された組曲の構造から見ると、オルドルはその特徴を外れている場合が多い。 |
121 | oreille | 仏:オレーユ | 耳 |
122 | oreille externe | 仏:オレーユ・エクステルヌ | 外耳 |
123 | oreille intermediarie | 仏:オレーユ・アンテルメディエール | 中耳 |
124 | oreille interne | 仏:オレーユ・アンテルヌ | 内耳 |
125 | oreille iorgane auditif | 仏:オレーユ・オルガノ・オディティフ | 聴覚器官 |
126 | oreille relative | 仏:オレーユ・ルラティーヴ | 相対音聴=絶対音聴(絶対音感)に対する言葉。特定の音を規準にして特定の音程の音を作り出したり識別したりする事。絶対音聴に比べ容易である。 |
127 | organ | 英:オーガン | オルガン 詳しくは こちら |
128 | organe auditif | 仏:オルガヌ・オディティフ | 聴覚器官 |
129 | Organische Musik | 仏:オルガーニッシェ・ムジーク | オルガン音楽 |
130 | organistrum | 羅:オルガニストルム | ヴィエール=ヴィオール族の古称。ヴィオールの前身となった弓弦楽器を指す。 |
131 | organ music | 英:オーガン・ミュージック | オルガン音楽 |
132 | organo | 伊:オルガノ | オルガン 詳しくは こちら |
133 | organo d'assolo | 伊:オルガノ・ダッソロ | ソロ・オルガン。5段の手鍵盤(マニュアル)を持つ大型パイプオルガンの第4手鍵盤(上から2段目の手鍵盤)で、第3手鍵盤(スウェル・オーガンまたはオーバーヴェイルクまたはクラヴィエ・ド・ボンバルドという)の上部に位置する(下から数える)。 |
134 | organo d'eco | 伊:オルガノ・デコ | エコー・オルガン=山彦オルガンの意。手鍵盤の一つ。 |
135 | organo d'espressione | 伊:オルガノ・デスプレッシオーネ | スウェル・オルガン=5段の手鍵盤(マニュアル)を持つ大型パイプオルガンの第3手鍵盤(3番目の手鍵盤))。 |
136 | organo di coro | 伊:オルガノ・ディ・コーロ | クワイア・オーガン=5段の手鍵盤(マニュアル)を持つ大型パイプオルガンの第1手鍵盤(一番下の手鍵盤)。 |
137 | organ of hearing | 英:オーガン・オブ・ヒアリング | 聴覚器官 |
138 | organo pieno | 伊:オルガーノ・ピエーノ | フル・オーガン=1.フル・オーガン=全力を振るうオルガンの意で、強大な音響効果を得るために、数個の音栓を同時に開く時の指定語。 2.ティラーレ=ヴァイオリンなどの弓弦楽器で下げ弓の指定。 |
139 | organpoint | 英:オーガン・ポイント | オルガン点=ペダル音ともいう。バスが長く同音を続けて動かないもの。その長さは不定で2小節くらいから、時には全曲を通じて長い曲例もある。 |
140 | organ trio | 英:オーガン・トリオ | オルゲルトリオ=パイプ・オルガンで手鍵盤2段と足鍵盤の為に書かれた三声の楽曲。その際3鍵盤は音栓操作により、それぞれ異なった音色で奏される。 |
141 | organum | 羅:オルガヌム | ラテン語でオルガンの意味があるが、ポリフォニーでは構成するという意味がある。9世紀から13世紀にかけて行われた初期多声音楽の形式。 |
142 | organum hydraulium | 羅:オルガヌム・ヒドラウリウム | ヒドラゥルス=水オルガンの意。B.C.170年頃にクテシビュウスが製作kしたものが最も古くより伝えられ、9世紀頃迄使用された初期のオルガン。 |
143 | organum portatibile | 羅:オルガヌム・ポルタティービレ | ポータティヴ・オーガン=持ち運び出来るオルガン。特に15世紀頃は持ち運び出来る小型のオルガンが喜ばれた。 |
144 | orgatron | 英:オルガトロン | 電気オルガンの一種で、リードの振動によって生じた周波電波を音波に変換する楽器。1934年にアメリカ・ミシガン州ニューヘーヴィンのエヴェレット会社で発売。5オクターヴからなる2段のマニュアルZ(手鍵盤)と標準のペダル、24のストップ・タブレットと2つのスウェル・ペダルを持つ。今日はワーリッツァー会社に権利が渡り、ワーリッツァー・オーガンと呼ぶ。 |
145 | Orgel | 独:オルゲル | オルガン 詳しくは こちら |
146 | orgel | 日本:オルゴール | 「オルゴール」というのは日本特有の呼び名。世界的にはミュージカル・ボックスと呼ばれる。 詳しくは こちら |
147 | Orgelmusik | 独:オルゲルムジーク | オルガン音楽 |
148 | Orgelpunkt | 独:オルゲルプンクト | オルガン点=ペダル音ともいう。バスが長く同音を続けて動かないもの。その長さは不定で2小節くらいから、時には全曲を通じて長い曲例もある。 |
149 | Orgelschlagen | 独:オルゲルシュラーゲン | 中世期のパイプオルガンの奏法の名。鍵盤の形が変わっていて、指で奏さずに拳で打つ。 |
150 | Orgelstimme | 独:オルゲルシュティンメ | オルガン音栓 |
151 | Orgeltrio | 独:オルゲルトリオ | パイプ・オルガンで手鍵盤2段と足鍵盤の為に書かれた三声の楽曲。その際3鍵盤は音栓操作により、それぞれ異なった音色で奏される。 |
152 | orgia | 伊:オルジァ | 馬鹿騒ぎ |
153 | orgue | 仏:オルグ | オルガン 詳しくは こちら |
154 | orgue Alexandre | 仏:オルグ・アレクサンドル | アメリカン・オーガン=リードオルガン族の楽器。アメリカではキャビネット・オーガンと称している。 |
155 | orgue americain | 仏:オルグ・アメリカン | 同上 |
156 | orgue de barbarie | 仏:オルグ・ド・バルバリー | 携帯用のハンドオルガン |
157 | orgue de salon | 仏:オルグ・ド・サロン | ハーモニューム=制限された場所(学校、礼拝堂、居間等)で使用するオルガンの代用として作られたリード・オルガン族の鍵盤楽器。日本では単にオルガンと称している。 |
158 | orgue expressif | 仏:オルグ・エクスプレシフ | ハーモニュームの最初の呼び名。 |
159 | orgue hydraulique | 仏:オルグ・イドロリック | ヒドラゥルス=水オルガンの意。B.C.170年頃にクテシビュウスが製作kしたものが最も古くより伝えられ、9世紀頃迄使用された初期のオルガン。 |
160 | orgue mustel | 仏:オルグ・ミュステル | セレスタの発明者ミュステルが1854年に特許を得たハーモニューム。ペダルによる強弱装置(エクスプレッション・アクション)とは別に、奏者の両膝辺りにジュニュイエール((仏)或いはニー・ストップと称する2個の膝当てを取り付けて、鍵盤の左右に結び、風函の気圧を変化させながら音に強弱抑揚を与える装置。 |
161 | orgue plein | 仏:オルグ・プラン | フル・オーガン=フル・オーガン=全力を振るうオルガンの意で、強大な音響効果を得るために、数個の音栓を同時に開く時の指定語。 |
162 | orgue portatof | 仏:オルグ・ポルタティフ | ポータティヴ・オーガン=持ち運び出来るオルガン。特に15世紀頃は持ち運び出来る小型のオルガンが喜ばれた。 |
163 | ornament | 仏:オルナマン | 装飾音 → Manieren こちら |
164 | orpharion | 羅:オルファリオン | 16,7世紀の有簧撥弦楽器。リュートに属するが、胴の裏板は平である。6〜7対の弦を持つ。 |
165 | Orphika | 独:オルフィカ | 1795年、ドイツ人によって発明された弦楽器。 |
166 | orthodox church | 英:オーソドックス・チャーチ | 正教会 |
167 | oscillation libre | 仏:オリラシォン・リブル | 自由振動 |
168 | oscillator | 英:オッシレーター | エーテル波楽器で用いる電気ヴァルブ発振装置のこと。単独で用いることもあるが、大抵は2種の異なった電流により唸りを生じさせる。 |
169 | osservanza | 伊:オッセツヴヴァンツァ | 注意 |
170 | ossia | 伊:オッシア | 或いは |
171 | ostinato | 伊:オスティナート | 執拗な |
172 | otez | 仏:オテ | 取り除け(音栓を引っ込めよ) |
173 | ottava | 伊:オッターヴァ | オクターヴ。 8度。 |
174 | ottavino | 伊:オッタヴィーノ | 普通の楽器よりも1オクターヴ高い楽器の総称。ピッコロ。 |
175 | ottetto | 伊:オッテット | 八重奏 |
176 | ottetto da corda | 伊:オッテット・ダ・コルダ | 弦楽八重奏=8個の弦楽器による室内楽重奏。通常編成は4台のヴァイオリン、2台のヴィオラ、2台のチェロ。 |
177 | otto | 伊:オット | 8 |
178 | ottone | 伊:オットーネ | 真鍮 |
179 | otto-sei | 伊:オット・セイ | 8分の6拍子 → mesure a six-huit |
180 | ou | 仏:ウ | 或いは |
181 | ouie | 仏:ウイ | 聴覚 |
182 | ouie absolue | 仏:ウイ・アブソリュ | 絶対音聴=ある音が単独で与えられた時、他の音に関連づけられることなくその音名を正確に名指すこと。一般に相対音聴は容易だが、絶対音聴は困難である(幼児から正当な教育を受ければ容易に身につけることが可能であるから、幼児時代から音楽教育を受けることを日本では“音感教育”と言っている) |
183 | ouies | 仏:ウイ | f字孔 |
184 | outer voices | 英:アウター・ヴォイシズ | 外声=多声楽曲の最上音と最低音 |
185 | ouverture | 仏:ウヴェルテュール | 序曲=オペラ(歌劇)やオラトリオ等の主要部分が始まる前に器楽だけで演奏される導入部の名称。器楽では組曲に用いられるが、後には独立した曲が作られ、名曲といわれるものもある。 |
186 | Ouverture | 独:ウーヴェルテューレ | 同上 |
187 | ouvrir | 独:ウーヴリール | 1.弦楽器の開放弦で奏される和音。 2.オルガンのスウェル・ボックスを使用する時用いられた語。 |
188 | overblow | 英:オーヴァーブロー | ある楽器で、基音の代わりに高い自然音を引き出して奏することをいう。 |
189 | overblowing | 英:オーヴァーブローイング | 管楽器で、一般的な音域以上で演奏すること |
190 | overtone | 英:オヴァートーン | 上音=基音以外の音 |
191 | overtura | 伊:オーヴェルトゥーラ | 序曲=オペラ(歌劇)やオラトリオ等の主要部分が始まる前に器楽だけで演奏される導入部の名称。器楽では組曲に用いられるが、後には独立した曲が作られ、名曲といわれるものもある。 |
192 | overture | 英:オーヴァテュア | 同上 |
193 | O.W. | 独: | Oberwerk の略 |
. | Oの項目 193語 | . | . |
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