五十音でひく音楽用語辞典 む〜も
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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む〜も | 用語 | 国語名 | 意味 |
む | . | . | . |
1 | ムイニェイラ | 西: muineira | スペインの特にガリシア地方で行われているダンス。その音楽は急速な8分の6拍子で、歌を伴い動きは流麗である。 |
2 | むきゅうどう (無窮道) |
羅: perpetuum mobile 伊: moto perpetuo |
初めから終わりまで等長の音符で、急速な楽句を連続する形式の楽曲。 |
3 | むきょうしつ(無響室) | 英: unechoic room 独: schalltoter Raum |
壁、天井、床が全部完全な吸音材で作られた反射の全くない部屋。音場測定、拡声器、マイクロフォンなどの周波数特性測定の時に使われる。 |
4 | むげんカノン(無限〜) | 英: infinite canon | カノンの各声部が何度も繰り返し演奏されるもの。 |
5 | むごんか (無言歌) |
英: song without words 独: Lied ohne Worte 仏: chanson sans paroles 伊: canzone senza parole |
歌詞の無い歌という意味で歌曲のような旋律に伴奏を付した楽曲でメンデルスゾーンが用い始めた。 |
6 | ムジカ・ファルサ | 羅: musica falsa | ムジカ・フィクタともいう。13世紀〜16世紀頃の音楽家達が教会音階の移調した位置で書かれた音楽を呼んだ言葉。文字通りには「詐欺的な音楽」を意味し、元来こうした移調によって乗じた半音階的変化音と、特に終止でより十分満足的な和声感を保証する為に、記譜された楽譜から歌手によって半音階風に変化された音を持つ音楽を指す。こうして、最初必ずしもこの音は楽譜で示されていなかったが、後に、この付加的な音とそれにつれて一種の和声的転調の方法が次第に確立されるに至った。 |
7 | ムジカ・フィクタ | 羅: musica ficta | 同上。ムジカ・ファルサともいう。 |
8 | ムジカ・フィグラータ | 英: figred music 独: Figuralmusik 伊: musica figurata 羅: music figralis |
15〜16世紀に用いられた言葉で、ムジカ・プラネー或いはムジカ・コラリス、つまり単旋聖歌や、それに並行的な旋律を加えたにすぎないオルガヌムやフォーブルドンに対し、対位法的音型フィグーレン(Figuren)を有する複音楽を指した。特にネーデルランド楽派中期の、オルゲムやオブレハトなどの、高度に装飾的な多声様式に関して用いられ、比較的簡単な様式と区別された。 |
9 | ムジカ・レセルヴァータ | 羅: musica reservata | 16世紀の理論家アドリアン・コクリコが、師のジョスカン・デ・プレの音楽を前代のオケゲム等の音楽と対比させ区別して性格付けた語。ルネサンス期に相応しい均整ある明快な表現を持ち、歌詞の内容表出を可能とし、教養ある知識層に受け入れられる音楽を指す。 |
10 | ムジークディレクトール | 独: Musikdirektor 仏: directeur de musique |
音楽団体を統率する楽長、指揮者の一般的称号。主として声楽団体について用いる。 |
11 | ムータ | 伊: muta | 変える、持ち替えるの意。 |
12 | ムタチオーン | 独: Mutation | ある6度音階から他の6度音階へ転調すること。声変わり。 |
13 | むちょう(無調) | 英・独・仏: atonal | ウィーンのシェーンベルグによって始められた一つの様式。 こちら |
14 | むべんトランペット(無弁〜) | 英: natural trumpet 独: Naturtrompete 仏: trompette simple |
フルートの自然発生的なもので自然倍音しか吹奏できない。高貴な威厳と勇壮な趣を伝える楽器として、エホバの口をつく唯一の楽器として古くから尊重された。宗教的・政治的な儀式や祭典、公の行事や布告等に用いられた。17世紀からはオペラにも用いられるようになった。 |
15 | むべんホルン(無弁〜) | 英: natural horn 独: Natur-Horn 仏: cor simple 伊: corno a mano |
今日のホルンのように迂回管装置を持たなかった旧ホルンの総称。フレンチ・ホーンともいう。 |
16 | むめいみさきょく(無名ミサ曲) | 羅: missa sine nomine | ミサ・シネ・ノミネ。ネーデルランド楽派以来、流行歌などの旋律を用いてミサを作曲したが、そういう歌謡による名、その他特定の名を持たないミサのこと。 |
17 | ムルキー・ベース | 独: Murkybass | トロンメル・バスともいう。オクターブの分散和音を持つ低音のこと。18世紀に流行し、クープランのLa Triomphante が最古の例。(ムルキーという不明の曲に由来する) |
18 | ムルシアナ | 西: murciana | 南スペインのムルシアから由来した語で、スペインの活発なダンスのファンダンゴが、ムルシア地方を中心として地方色を帯びて変形したもの。 |
. | むの項目 計 18語 | . | . |
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め | . | . | . |
1 | めいそうきょく(瞑想曲) | 英: meditation | 瞑想(目を閉じ静かに考えること)する気分を表現した器楽曲 |
2 | メカニカル・ヴァージナル | 英: mechanical virginal | イギリスではヘンリー18世時代からあった、円筒とピンによる自動ヴァージナル(撥弦楽器)。 |
3 | メカニカル・オーガン | 英: mechanical organ | 機械オルガン=機械装置によって音を発するオルガン。バーレル・オルガン=ピンの刺さっている円筒(樽)を手で回転させ、ピンが舌状の鍵板に触れることによってパイプを鳴らす原始的な自動オルガン等。 |
4 | メガフォン | 英: megaphone | 伝声筒。語源はギリシャ語で「大いなる声」 |
5 | メージャー・カンティクルズ | 英: major caticles | 旧約聖書に由来するカンティクム(ローマ・カトリック教会における聖書にもどづく賛美歌) |
6 | メージャー・フルート | 英: major flute | オルガンのフルート音栓。8ft.または16ft. |
7 | メージャー・ベース | 英: major bass | オルガンの主要音栓。16ft.のオープン・ダイアベーソン。 |
8 | メージャー・モード | 英: major mode 仏: mode majeure 伊: modo maggiore |
主音より第3度の音が主音と長音程になるもので、今日の長音階に類するもの。 |
9 | メーセ | ギリシャ: mese | ギリシャ音階の中音。メーセ・デュナ・カターミン(mese kata dynamim。旋律のカデンツを構成するために重要な機能をもつ音で各旋法に従ってその位置が異なる)とメーセ・カタ・テーシン(mese kata thesin。旋法の下から4度の音)がある。 |
10 | メゾ(メッゾ、メッツォ) | 伊: mezzo | 中庸の。 半分の。 |
11 | メッザ・ヴォーチェ | 伊: mezza voce | 「半分の声」という意味。最初fからmf、mp、p、ppという順に声を次第に小さくして行く時、普通の声の範囲を越えて、音色を異にするに至る。この域に達したものをメッザ・ヴォーチェという。 |
12 | メッサ・ディ・ヴォーチェ | 伊: messa di voce | 最初ピアニッシモ(極弱く)歌い出し次第に強くしてフォルティシモ(最も強く)に至り、再び弱くしていく歌唱法。この唱法には呼吸法に相当の訓練を要し、ppの時においてもその発声に動揺することなく、また呼気の終わりに近づいても、十分音を支え得る事が必要である。 |
13 | メッゾ・スタカート | 伊: mezzo staccato | スタカート奏法の一つ。あまり鋭く弾かないで奏する。大体音符の1/3位の長さで。 |
14 | メッゾ・ソプラノ | 伊: mezzo soprano | 女声の低いソプラノ |
15 | メッゾ・ソプラノきごう(〜記号) | 伊: mezzo soprano clef | ハ音記号が五線の第2線にあって、第2線をドとする記号 |
16 | メッゾ・ソプラノふひょう(〜譜表) | 伊: mezzo soprano staff | メゾ・ソプラノ記号を書き込んだ五線 ドの位置 |
17 | メタモルフォーゼ | 独: Metamorphose | 変形、変状、変態等の意で音楽の場合は、主題の自由な変化等、自由な変奏の観念が含まれている。 |
18 | メディアント | 英: mediant 独: Mediante 仏: mediante 伊: mediante |
中音。 音階の第3音。主音と上属音の間にあるので中音という。これに対して主音の下3度にあるものを下中音といい、これとの混同を避けるためにメディアントを上中音という場合が多い。 |
19 | メディテーション | 英: meditation | 瞑想曲。瞑想(目を閉じ静かに考えること)する気分を表現した器楽曲 |
20 | メートリク | 独: Metrik | 調律法。律動の構成要素の一つで韻律の構成に関する理論。強拍と弱拍との関係、すなわちアクセントに関する事柄で、拍子と殆ど同じと考えてよい。 |
21 | メートリーズ | 仏: maitrise | フランスの教会における聖歌学校及び聖歌隊。15世紀までさかのぼることができ、音楽のみならず一般教育も行った。革命以来廃止され、今日ではただ聖歌隊を意味する。 |
22 | メートル・ド・シャペル | 仏: maitre de chapelle | メートリーズの長。礼拝堂指揮者。合唱長。 |
23 | メートル・ド・バレエ | 仏: maitre de ballet | バレエ団を指揮する芸術上の最高地位。踊手の訓練を担当し振り付けを行う教師兼振り付け師の称号で、踊手の技術に足して全責任を持つ者。また自身舞台で踊る場合もある。昔は振り付け師の古称であった。 |
24 | メトロノーム | 英: metronome | ドイツのヨハン・メルツェルが1815年に発明した拍節機。ベートーヴェンとツェルニーがはじめてこれを作曲の速度指示い用いた。数字は1分間の拍数を示す。 |
25 | メヌエット | 独: Menuett | フランスの田舎の円舞。17世紀のルイ14世によって宮廷に取り入れられ上流の踊りとなった。ゆっくりとした4分の3拍子で8小節の繰り返しからできている。 |
26 | メネストランディ | 仏: menestrandie | 中世の楽人(ミンストレル)の職業的組合を指すフランス語。 |
27 | メネストレル | 仏: menestrel | ミンストレル。中世に世俗楽器を演奏した身分の低い流浪楽士。 |
28 | メーノ | 伊: meno | より少なく。常に他語と結びつけられて用いられる。 |
29 | メリスマ | ギリシャ: melisma | 1.一種の歌の装飾。声楽曲の歌詞の一綴りを数個の音で伸ばして表情豊かに歌うことをいう。この語はしばしばグレゴリオ聖歌の歌唱に対して用いられる他、グレゴリオ聖歌以外でもこうした歌唱法は歌手が表情をつけたり特徴を出したりする場合に使われた。 2.ノートル・ダム楽派の複音楽でのクラウスラという装飾法と同義に使われる。 3.旋律の元来の音を経過音や変位音等で置き換えて装飾したものをいう。特にレチタティーヴォや朗唱風のもの以外の旋律でこのように行われたものを指す。 4.ギリシャ語では、元来歌を意味した。 |
30 | めりやす | 日: めりやす | 純長唄の一つ。 |
31 | メル | 英: mel | アメリカのスティーブンスによって発案された声の高さの単位。 |
32 | メールシュティンミッヒカイト | 独: Mehrstimmigkeit | 多声の意。二つ以上の声部がそれぞれに独立的に扱われること。 |
33 | メレルチオーン | 独: Mellertion | 1933年にドイツで発明された純粋電気楽器。1オクターヴを10に分けてある。 |
34 | メロー | 米: mellow | ジャズ用語、なかなか良いという意味。 |
35 | メログラフ | 英: melograph | ピアノグラフともいう。ピアノで演奏する曲を紙の上に記録する機械。 |
36 | メロス | ギリシャ: melos | メロディの源泉としての音の純粋な上下運動をいう。 |
37 | メロディ | 英: melody | 異なった音高をもつ一連の単音の秩序的な繋がりで、律動性と全体性を持ち、音楽的な内容を持つもの。ギリシャ語で「歌い方」という意味。 →旋律 |
38 | メローディク | 独: Melodik | メロディの源泉としての音の純粋な上下運動をいう。 |
39 | メロディック・シークエンス | 英: melodic sequence 独: melodische Sequenz |
一つの旋律原形を異なる度に基づいて反復するもの。 |
40 | メロドラマ | 英: melodrama | 1.最初は音楽のついた劇だったが、今では器楽の入った話言葉。劇のメロドラマの創始者はJ.J.ルソーといわれている。彼の「ピグマリオン」がそれ。ドイツにおける典型的作者はG.ベンダ「ナクソスのアリアドネ」、「メデア」。17世紀頃には物語の詩がよくピアノ伴奏で朗読された。近代の例はR.シュトラウスの「イノック・アーデン」、シェーンベルクの「ピエロ・リュネール」等。 2.非常にセンセーショナルな舞台の為の作品。 |
41 | メロフォーン | 英・仏: melophone | ハーモニュームの一種。アコーディオンの一種を指すこともある。 |
42 | メロプラスト | 仏: meloplaste | P.ギャラン(Galin−1786〜1821)によって発明された一種の一覧表の名で、楽器の助け無しで音を発見する為のもの。音楽の基礎の学習を容易にする。フランスではイギリスのトニック・ソルファと同じような役割をした。 |
43 | メロペ | 仏: melopee | ギリシャ語のメロポイア(作曲法)からきた言葉で叙唱詠唱等全部の劇音楽作曲を指す。 |
44 | メンネル | 独: Manner | 男。人間(複数)。 |
45 | メンネルゲザングフェライン | 独: Mannergesangverein | 男性合唱団。 |
. | めの項目 計 45語 | . | . |
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も | . | . | . |
1 | もうこおんがく(蒙古音楽) | 英: Mongolian music | 蒙古(現在のモンゴル)音楽=合奏楽、雅歌、民謡、ラマ教の舞楽等があるが、歌が主となっている。合奏楽は中国の影響を受け、明清楽調、京調を含んでいて、蒙古本来のものではない。楽器は馬頭琴、胡琴、笛、箏、三弦等。雅歌はチンギスハーン等の昔の英雄譚などを歌にして、朗誦風に歌う儀礼的なもので、朗誦には助唱(ショール)を用い、低音で長く伸ばし、巧みに和音を出す。ラマ教の舞楽は鼓、サナイ(縦笛)、笙を使うが、他に、人間の頭蓋骨で作ったダマルという振り太鼓、人間の足骨で作った縦笛(これらはチベット本来のもの)を使用する。 |
2 | もくしょう | 日: 木鐘 | ウッド・ブロック=木魚と同じ原理の打楽器で丸形と角形がある。音律は一定しないが、丸形のは左右の音の高さが違う。 |
3 | モサラベせいか(〜聖歌) | 英: Mozarabic chant 独: mozarabischer Kirchengesang |
中世ローマ教会典礼聖歌のスペイン的類型。モサラベとはアラブ人の支配下にいたキリスト教徒を指す。 |
4 | もじがくふ(文字楽譜) | 英: buckwheat notation 独: Buchstabentonschrift |
アメリカ及びイギリスで19世紀以来採用されている記譜法の一つで、五線の譜表を用いてはいるが、ファ(fa)ソル(sol)、ラ(la)、ミ(mi)の四つの名前のみを用いる所謂ファソラ(fasola)という視唱法を便利にする為に生まれた。この記譜法が確立されたのは1802年にウィリアム・リットルという人が、ファ、ソル、ラ、ミの四つの名にそれぞあれ違う形の音符を当てて、この音符を見てすぐファソラの視唱 ができるようにしたことによる。そして、この記譜法は現在ではアメリカ南部の農園地方の子弟の教育に使われている。 |
5 | モーツァルトごど(〜5度) | 英: Mozart-fifths 独: Mozart-Quinten 仏: Mozart-quintes 伊: Mozart-quinte |
増6度和音の一種である増五六の和音が属三和音への直接解決をする際に起こる効果の良い平行5度 |
6 | もっかんがっき (木管楽器) |
英: wood wind instrument 独: Holzblsinstrument 仏: instrument a vent en bois 伊: stromento di legno |
笛の類。 詳しくは こちら |
7 | もっきん(木琴) | 英: xylophone 独: Xylophon 仏: claquebois 伊: xilofono |
打楽器。形態や構造は鉄琴と同じ。 →鉄琴 |
8 | モッソ | 伊: mosso | 早く活発に。 動いて。 |
9 | モップ・モップ | 米: mop−mop | モダンジャズの一種。ポップ・ポップと同義語とも言われる。 |
10 | モティーフ | 独: Motiv | 動機=音楽構造における最小の独立単位。 |
11 | モディンハ | ポルトガル: modinha | ポルトガルにおいて普及した歌の一種であるが、民謡ではない。 |
12 | モテト | 英: motet 独: Motette 仏: motet 伊: motetto 羅: motetus |
12世紀から近代にかけて行われた教会合唱音楽。原則としてカトリック教会典礼の為のラテン語無伴奏合唱曲。時代と地域によって形態に変化があり、一定の定義は難しい。 詳しくは こちら |
13 | モデラート | 伊: moderato | 中くらいの速さ |
14 | モート | 伊: moto | 動き。運動。 |
15 | モード | 英: mode | 旋法=旋法という言葉は、ヨーロッパ中心の教会音楽(9世紀〜15世紀)、そこから逆のぼってギリシャ音楽などにも用いられている。楽曲に使われたすべての音を抜き出して、オクターヴ内に重複しないように高さの順に並べたもの。現在の長短音階と違うところは、音階の高さが固定している。 こちら を参照 |
16 | モートゥ・プロプリオ | 羅: motu proprio | 教皇自発教書。教会音楽に対して画期的なこの書はピス10世が1903年に発したもので、グレゴリオ聖歌を模範として教会音楽の浄化と隆盛を指示した。全訳は英訳、ローラン著、小教区のスコレ、聖歌隊(仙台)に見られる。 |
17 | モノコード | 英: monochord 独: Einsaitiger 仏: monocorde 伊: monocordo |
一弦琴。木製の共鳴胴に一弦を張り渡し、駒の移動を自由にして、その位置を知るために目盛りが刻まれている。もっとも基本的な弦楽器で、非常に古くから存在し、弦振動の法則はピュタゴラスの昔、これによって解明された。今日でも物理学に使用されている。中世には楽器として盛んに使用された。 |
18 | モノディー | 英: monody 独: Monodie 伊: monodia |
伴奏無しで単音で歌われた音楽の意だったが、現在では和声的な伴奏がついているものもある。 |
19 | モノドラマ | 英: monodrama | 一人の人(登場人物が一人)がメロドラマをいう |
20 | モノフォニー | 英: monophony 独: Monophonie 伊: monodia |
単旋律音楽。最古の音楽形式で古代ギリシャ音楽、グレゴリオ聖歌など初期の教会音楽やミンネゼンガーなどはこの形式。 |
21 | もほう(模倣) | 英: imitation 特: Imitation 仏: imitation 伊: imitazione |
ある旋律または音型を、他声部が繰り返すこと。音程を模倣する厳格なものと、旋律のみを模倣する比較的自由なものとがある。 |
22 | モマン・ミュジコー | 英: moment musical 仏: moments musicaux |
シューベルトが自分のピアノ小曲につけた名前で、シューベルトが初めたもの。 |
23 | モラスコ | 西: morasco | モレスカ=15〜16世紀の無言劇風のダンスの一種で、ムーア人の風俗とグロテスクな特異な風俗をしたものによって演ぜられる。モレスカの語源はスペイン語のムーア人を指すモリスコから転化したもの。 |
24 | モラルティーズ | 英: moralties | 中世に発達した宗教的演劇で、善や悪などが擬人化され後に寓喩(ぐうゆ=ある物事を比喩を用いて一つの話にまとめ風刺・教訓などを暗示的に表す)となった。 |
25 | モリス | 英: morris | モレスカ(下欄参照)がイギリスに伝わって演じられるようになったダンス。そして、これは民族舞踊にまでなったが、特に五月祭の遊戯で「五月姫」等の場合に好んで踊られる。相対した6人の踊り手と女装した少年その他による幾人かのソロの踊り手からなり、その音楽は一般に2拍子または4拍子である。 |
26 | モリスコ(カ) | 西: morisca(co) | モレスカ=15〜16世紀の無言劇風のダンスの一種で、ムーア人の風俗とグロテスクな特異な風俗をしたものによって演ぜられる。モレスカの語源はスペイン語のムーア人を指すモリスコから転化したもの。 |
27 | モルゲンシュティンチェン | 独: Morgenstandchen | オーバード=朝の曲。 |
28 | モルディ・フィグ | 米: moldy fig | ジャズメンの言葉でデキシーランド・ジャズを熱狂的に愛している近代人。 |
29 | モルデント | 英: mordent 独: Mordent Beisser 仏: pince 伊: mordente |
装飾音の一種。 こちら |
30 | モルト | 伊: molto | 非常に。きわめて。 |
31 | モレ | 伊・羅: molle | 1.(伊)柔らかく。 2.(羅)「柔らかい」の意で、10世紀頃丸く書いたbを四角に書いたbと区別するため用いられた。b moll=変ロ。b rotundum(ベー。クワドラートゥム==「四角なb」つまりナチュラル。 |
32 | モレスカ | 西: moresca | 15〜16世紀の無言劇風のダンスの一種で、ムーア人の風俗とグロテスクな特異な風俗をしたものによって演ぜられる。モレスカの語源はスペイン語のムーア人を指すモリスコから転化したもの。 |
33 | モレスケ | 仏: moresque | 同上 |
34 | モレスコ | 西: moresco | 同上 |
. . | もの項目 計 34語 | . | . |
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