五十音でひく音楽用語辞典 へ〜ほ
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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へ・ほ | 用語 | 国語名 | 意味 |
へ.. | . | ..... | ... |
1 | へ | 日: へ | 音名の第4番目の音の名前 |
2 | へいきょく | 日: 平曲 | ↓平家琵琶 |
3 | へいきんりつ(平均律) | 独: wohltemperiert | 簡単にいうならば、全ての半音を等しいものとし、オクターヴを12等分する。 詳しくは こちら |
4 | へいけびわ | 日: 平家琵琶 | 単に“平家”とも略称され、また最近にはその音楽を“平曲”と呼ぶ人もある。 |
5 | へいこうカノン | 日: 平行カノン | 先行する旋律を上行の時には上行進行で下行の時には下行進行で模倣する旋律を持つカノン。従って先行旋律との音程を気にせずに自由な音度から出発して後行する最も普通のカノン。 こちら |
6 | へいこうごど(平行5度) | 英: consecutive fifths 独: Quinten parallelen 仏: quintes consecutives |
二声が完全5度の並進行をすることで、和声学で禁止されている。 |
7 | へいこうちょう (平行調) |
英: tonic keys 独: Paralleltonarten |
同じ調号を持つ長調と短調の関係 |
8 | へいこうはちど(平行8度) | 英: consecutive octaves 独: Oktaven parallelen 仏: octaves consecutives |
二声が完全8度の並進行をすることで、和声学で禁止されている。 |
9 | へいこうわおん(平行和音) | 独: Parallelakkorde | 根音が3度異なる和音。 |
10 | へいしんこう (並進行) |
英: parallel motion 独: Parallelbewegung 仏: mouvement parallele 伊: parallele movimento |
平進行。二声が同一方向へ進行するもの。 |
11 | へいそくおん(閉塞音) | 英: stopped notes 独: Gestoft 仏: sons bouches |
ホルンの朝顔に手を差し込んで奏すること。ホルンで使用される特殊な奏法。1760年頃、綿の栓を朝顔に入れる方法につれて発見された右手を朝顔に差し込んで空気振動の出口を適当に塞ぐ。深く入れると半音下がって渋い音に代わる。なおも深く入れると半音上がって鋭い別の楽器のような音になる。音符の上に+印で指定し、○印で元に返す。 |
12 | へおんきごう (へ音記号) |
英: f-clef 独: F-Schlussel 仏: clef de fa 伊: chiave de fa |
低音部記号。譜表上に片仮名へ音を決める記号で通常は五線の第4線に書く(古くは第3線に書くバリトン記号もあった)。元はへ音、つまりFであったが次第にデザイン化されて現在のような形になった。 バス記号 バリトン記号 |
13 | へおんふひょう(へ音譜表) | 英: f-staff | 低音部譜表。五線の第4線(第3線バリトン譜表)ヘ音記号を書き込んだ譜表。 |
14 | ヘクサメロン | 独: Hexameron | ベルリーニの「清教徒」の行進曲に基づいて、6人の有名なピアニスト(リスト、タールベルク、ピクシス、ヘルツ、ツェルニー、ショパン)によって作曲された変奏曲で、1837年のパリの慈善音楽会で、彼等は6台のピアノで次々と自分の変奏曲を弾いた。後にリストは自分で管弦楽の伴奏をつけ、リサイタルでそれらを弾いた。従って、六つの異なった、しかし相互に関係あるその楽曲集に対してこの名前がつけられた。 |
15 | ペザンテ | 伊:pesante 仏:pesant |
重々しく。ひきずる。 |
16 | ベース・ドラム | 英: bass drum | 打楽器。大太鼓。最も大きな太鼓だが一定の決まりはない。大きいものは台に乗せて、歩行演奏では首から紐で吊す。 |
17 | ペダル | 伊: pedale | ピアノ:伸音ペダル、弱音ペダル。ピアノで使用しているペダル記号の例 (ペダルを踏む)。(ペダルを離す)。。 等。 オルガン:コンビネーションやそれに準ずるペダル。 その他ハープ、ティンパニ等のペダルがある。 |
18 | ペダル・クラリネット | 英: pedal clarinet | コントラバス・クラリネット=クラリネット族の最低音楽器・ペダル・クラリネット、ダブルベース・クラリネットともいう。大編成の吹奏楽に用いる。 |
19 | ペダルけんばん (ペダル鍵盤) |
英: pedal board 独: Pedalklaviatur 仏: pedalier |
足で操作する鍵盤。オルガン類の他ハープシコードなどにある足で演奏する鍵盤。 |
20 | ペダル・ティンパニ | 英: pedal-timpani | ペダルによって音の高さが変えられるように装置を備えたティンパニ。 |
21 | ヘッケルフォーン | 独: Heckelphon | バリトン・オーボーの一種で新しい楽器。シュトラウスの「サロメ」(1905)に初めて使用された。太めの管を使用するから強い音を発するが他の楽器と調和しない。 |
22 | ヘッド・アレンジメント | 米: head arrangement | ジャズ用語。音楽をいちいち書かずに頭で考えて編曲する方法。 |
23 | ヘテロダイン | 英: heterodyne | ヘテロダイン装置。真空管に唸り(ビート)を生じさせる装置で、これこそ電気楽器の音源として貴重な現象である。 |
24 | ペニリオン | 英: penillion、 penilion | ウェールズで中世初期から17世紀末頃まで、bard(詩人音楽家)たちにより行われた古楽弾唱の一つの形。現在も痕跡を残す。一人がハープを弾くと他がその旋律と和音に合わせて即席の歌詞を歌う。古代英雄達が機知や謎解きや楽器演奏を競い合った伝説的勝負の文芸的音楽的遺風と考えられている。 |
25 | ベビザチオーン | 独: Bebization | 階名唱法の一種。D.ヒッツラー(1576〜1635)によって提唱された。オクターヴの7音を la be ce de me fe ge と読むもの。 |
26 | ベーブング | 独: Bebung 仏: dalancement |
クラヴィコードの演奏技巧。現在は用いられない。弦楽器の音をふるわせるヴィヴラートに似ている。 |
27 | ヘミオラ | ギリシャ: hemiola | ギリシャ語で1と1/2を指す。初期の音楽理論では、3:2の比をなすものに対して使われ、例えば高度に関するヘミオラは5度を意味した。15〜16世紀になり定量音楽の記譜法が確立されてからは、この語は音符の歴時に関しても用いられ、その時には、同じく比が3:2になることを指していた。 |
28 | ベームしき(〜式) | 独: Bohm System | バヴァリアのT.ベームによって19世紀の中頃に発明された木管楽器の鍵装置。ベームはフルートだけに適用したが、その後別人によってオーボー、ファゴット、クラリネットにも採用され、フルートの他はクラリネットにおいて特に成功した。 |
29 | ベモール | 仏: bemol | 変記号。フラット記号のこと。 |
30 | ベリコーソ | 伊: bellicoso | 兵士のような。軍歌のような。軍楽的な。 |
31 | ヘリコン | ギリシャ: helicon | チューバ(中バス、大バス)の管を丸形にして肩に担いで演奏できるようにしたチューバ。歩行演奏や立ち奏時の便をはかってオーストリアで考案された。 |
32 | ベルガマスク | 仏: bergamasuque | イタリアのベルガーモ地方の農民の踊りで、16世紀にイギリスで愛好された。普通2分の2拍子。 |
33 | ベル・カント | 伊: bel canto | 唱法の一種。むらなく柔らかく共鳴し、甘美な旋律を生み出す、特殊の技術と発声が要求される。 |
34 | ベルククライエン | 独: Bergkreyen | 古い踊りの歌で、宗教改革の時に宗教的な歌詞がつけられた。名目は山人たちのグループから来ている。 |
35 | ベルジュリー | 仏: bergerie | パストラールに同じ。牧人の曲。一定の形式は無く緩やかな8分の6拍子。田園的静かな気分の曲。 |
36 | ベルスーズ | 仏: berceuse | 子守歌。声楽曲にも器楽曲にもある。形式上の約束は無く子守歌の気持ちを表現するもので、非常に自由な音楽で感情の起伏は無い。 |
37 | ペルデント | 伊: perdendo | だんだんゆっくり、そして弱く。 次第に消えるように。 |
38 | ペルデンドシ | 伊: perdendosi | 同上 |
39 | ベル・ハープ | 英: bell harp | ツィターのような撥弦楽器。18世紀初め頃にイギリスで発明された。共鳴板の上に張られた8本の弦を振動させながら、親指にはめた義甲でかき鳴らす。 |
40 | ベルリンかきょくは (〜歌曲派) |
独: Berliner Liederschule | 18世紀にベルリンで歌曲を作曲した音楽家達。無用な装飾音を配したイタリア歌曲に対して、簡素な自然なものにしようとして当時の有名な詩人の詩に素朴な旋律を配したもの。この影響を受けたのがクロプシュトックやゲーテ等の詩に作曲した第二ベルリン歌曲派が起こった。 |
41 | ベルリンがくは (〜楽派) |
英: Berlin school 独: Berliner Schule 仏: ecole berlinoise 伊: scola berlinesa |
18世紀にベルリンで作曲した人達で、二つの楽派がある。一派はフリードリッヒ大王を中心としたJ.J.クヴァンツ、J.G.グラウン、K.H.グラウン、F.ベンダ、C.P.E.バッハ、J.Fr.アグリーコラなどで主として器楽作品を残した(北ドイツ派ともいわれる。もう一派はベルリン歌曲派。 |
42 | ヘレルチオーン | 独: Hellertion | 1930年にライプツィヒでヘルベルガー、レルテス両人が発明した純粋な電気楽器。楽器名には両人の名の頭をとってある。鍵盤の目標によって周波を定めるからエテロフォーンよりも音度が安定する。 |
43 | べん(弁) | 英: valve 独: Ventil 伊: ventile |
金管楽器で半音階を容易にするための装置。迂回音を弁(栓)によって開閉し、その方法にはピストン式、回転式、滑式の三つがあり、弁を滑らせる最後の式は殆ど使用されない。弁装置の金管を有弁楽器と称する。 |
44 | ベン(ベネ) | 伊:ben(bene) | よく。正しく。極めて。充分に。この語は多く付加語として用いられる。例えばベン・マルカート(ben marcato)力をよくつけて、つまりアクセントを充分につけて、の意。 |
45 | へんイ(変イ) |
英: a-flat 独: As 仏: la-bemol |
イ音(ハ長調のラ)が変記号(フラット)によって半音下げられた音 |
46 | へんいおん | 日: 変位音 | 派生音と同じ。派生音=ピアノの白鍵の音を半音階的に1回または2回変化して生じた音(黒鍵の音など)。 |
47 | へんかきごう | 日:変化記号 | ♯(シャープ=半音上げる)、 ♭(フラット=半音下げる)、(ダブルシャープ=全音上げる)、(ダブルフラット=全音下げる) (ナチュラル=本位記号・本来の高さに戻す)の5つの総称。 |
48 | へんかくしゅうし (変格終止) |
英: plagal cadence 独: Plagalschluss 仏: cadence plagale |
下属和音(S)から主三和音(T)による終止で調性的音楽が盛んになってからは正格終止の後につけられることが多かったが、元来はV7→Tの正格にたいする変格として独立で用いられていたものである。そのような独立的な使用は、調性感の退潮と共に19世紀後半辺りから再び復活した感がある。 |
49 | へんかくせんぽう (変格旋法) |
英: plagal mode 独: Plagaltonart 仏: mode plagale |
終止音を中心にして上に5度、下に4度の範囲で動く旋法(終止音を中央部に持つ旋法) |
50 | へんかわおん (変化和音) |
英: altered chord 独: alterierter Akkord 仏: accord altere 伊: accordo alterato |
その調に固有でない臨時に変化した音を持つ和音。 |
51 | へんきごう (変記号) |
英: flat 独: b 仏: bemol 伊: bemolle |
変化記号の一つで半音低められた派生音を表す記号。フラット。 ♭ |
52 | へんきょく(編曲) | 英: arrangement 独: Bearbeitung |
1.或音楽の使用楽器を変更して、その楽器に合わせて書き直す。 2.楽器を定めないで書かれた原曲を合奏の形に書き直す。 3.ある楽曲の一部を使用して楽曲を作る、等いろいろある。 |
53 | へんしゅちょう | 英:flat keys | ハ長調またはイ短調から出発して基音が5度圏の下行によって生まれる長調と短調をいう。従って、長調ではヘ長調、変ロ長調〜変ト長調まで。短調ではニ短調、ト短調〜変ホ短調までが普通に使われる変種調である。そして、調記号としての変記号が多い調ほど上昇感或いは積極性が薄れていく。 |
54 | へんせいき(変声期) | 英: mutation 独: Stimmwechsel 仏: mutation 伊: mutazione |
少年期から青年期に移る時期に、子供の声からおとなの声に変わること。この時期においては、声ばかりでなく、精神上、肉体上も変化を起こす。変声は個人差がある。女子にも変声期がある。 |
55 | へんそうきょく (変奏曲) |
英: variation 独: Variation 仏: variation 伊: variazione |
ヴァリエーション。一定の主題を元にして、そのさまざまな要素を変化させていくもの。旋律を変化させずに和声を変化させる手法とと和声を変えずに旋律を変化させる手法があり、時にはリズムや拍子を変えてムードを変える場合もある。 |
56 | ベンディング | 米: bending | ジャズ用語。音と音との間の、例えば高音から低音へ(低音から高音へ)と奏する場合の音色のピッチを変化させること。時にはこのことを“スクーピング・ピッチ(scooping pith)といっている。 |
57 | へんト(変ト) | 英: g flat 独: Ges 仏: sol-bemol 伊: sol-bemolle |
ト(ハ長調のソ)が半音下がった音 |
58 | へんニ(変ニ) | 英: d flat 独: Des 仏: re-bemol 伊: re-bemolle |
ニ(ハ長調のレ)が半音下がった音 |
59 | へんハ(変ハ) | 英: c flat 独: Ces 仏: ut-bemol 伊: do-bemolle |
ハ長調のドが半音下がった音 |
60 | へんロ(変ロ) | 英: b flat 独: B 仏: si-bemol 伊: si-bemolle |
(ハ長調のシ)が半音下がった音 |
... | への項目 計 60語 | .. | .. |
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ほ | . | ... | ... |
1 | ほ(ホ) | 英: e 独: E 仏・伊: mi |
音名の第3番目の音 |
2 | ボーイ・ソプラノ | 英: boy-soprano | 変声期前の子供の声。ソプラノに似た音色を持っているのでそう呼ばれた。15〜16世紀頃教会の音楽に女子を使わなかったのでソプラノの代わりにこの声を使ったところから付いた名前。 |
3 | ぼいん(母音) | 英: vowel 独: Vokal 仏: voyelle |
呼気が口腔の中で通路を遮られることなしに出る時に発せられる音。U O A E I.。 |
4 | ぼう | 日: 棒 | 全音符及びその付点音符以外の音符はすべて符頭とこれから出発する短い直線及び時にはで出来ている。この短い直線を「棒」或いは「符尾 (英: stem、tail)、(独: Stiel、Hals)、(仏: queue)、(伊: gambo)」という。 |
5 | ほうがく | 日: 邦楽 | 日本音楽 詳しくは こちら |
6 | ほうしょうりゅう | 日: 宝生流 | 能楽の一派。「能(猿楽能、猿楽ともいう」が室町時代に観世流、宝生流、金春、金剛の四流に分かれた。 |
7 | ボーカル・スコア | 英: vocal score | 歌劇やオラトリオなどで、指揮者が使い易いようにオーケルトラの部分をピアノの楽譜に書き換えた楽譜。 |
8 | ほうきょう | 日: 方響 | 方磬(ほうけい)ともいう。打楽器だが調律されていて旋律をそうする。ジャワ、タイで使用される。 |
9 | ほくおうおんがく(北欧音楽) | 英: Nordic music 独: nordische Musik 仏: musique nordique 伊: musica nordica |
ヨーロッパ北部の音楽だが、普通にはデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アイスランドのものをいう。 |
10 | ポーコ | 伊: poco | やや、少し、僅か等の意。この語は速い言葉と結びつくと本来の速さより遅くなり、遅くなることを意味している場合場多い。 |
11 | ポーコ・ア・ポーコ | 伊: poco a poco | 英語のlittle by little、 ドイツ語のnach und nachに相当する。少しずつの意味。速さを示す言葉と共に使用されると楽曲の一部分の速さを変化する。例:poco a poco ritard.は少しずつ遅くしながら。 |
12 | ポザウネ | 独: Posaune | 1.トロンボーン 2.ボンバルドに相当するオルガンのリード音栓 |
13 | ホザンナ | ヘブライ: hosanna | ラテン語としてオザンナとも読まれる。「いま救い給え」の意。イエズスのエルサレム入城を祝して群衆はこのように歓呼した。ミサのサンクトゥスの章にも用いられている。 |
14 | ポシェット | 英: kit 独: Taschengeige 仏: pochette 伊: villino piccolo |
ポケットの意で特に小さな弓弦楽器(33p〜40pくらい)、17〜18世紀に舞踏教師がレッスンの時に用いた。 |
15 | ポジション | 英: position 独: Lage 仏: position 伊: posizione |
弦楽器の運指法に関する語。 |
16 | ポジティヴ・オーガン | 英: positive organ | ポータティヴから据え置かれるオルガンに進歩してからの呼び方であるが、今日では主としてサロン用の小型オルガンを指している。多くはベダル鍵盤無しで、閉管のフルー音栓しか具えていない。 |
17 | ほじょおん (補助音) |
英: auxiliary note 独: Hilfsnote |
旋律で、和音内の音から和音外の音に出て、また和音内の音に戻るとき、和音外の音を補助音という。 |
18 | ほじょわおん(補助和音) | 英: auxiliary chord | 和音の各音に補助音を加えると、一見新しい和音が生ずるが、この和音を補助和音という。 |
19 | ポストホルン | 英: coach-horn 独: Posthorn 仏: cornet de poste |
駅馬車の出発や到着を告げるのに用いたラッパ。ハ長調の金管で、普通は小さなホルンのように丸く巻いてある。信号ラッパのように自然倍音しか鳴らないが、景気の良い音を出した。 |
20 | ボセディゼーション | 英: bocedization 独: Bocedisation |
16世紀ベルギーの音楽理論家フーベルト・ウェルランドの創案になる階名唱法の一種。音階の各音に bo ce di ga lo ma ni の音節をあてはめたもの。 |
21 | ほそくおんてい(補足音程) | 独: Replik | オクターブ以内の音程に対し、8度になるに要する残りの音程。つまり、3度に対して6度は補足音程である。 |
22 | ホタ | 西: jota | 北部スペインの舞踊の一つ。ギターで伴奏され、カスタネットを持ち複数で踊る、速い3拍子のダンス。 |
23 | ポータティヴ・オーガン | 英: portative organ 仏: orgue portatif 羅: organum portatibile |
持ち運び出来るオルガン。特に15世紀頃は持ち運び出来る小型のオルガンが喜ばれた。 |
24 | ボックストリラー | 独: Bockstriller 仏: chevrotement 伊: trillo caprino |
山羊のトゥリラーの意で、1831年シュポーアがヴァイオリン教程の中でプリメントゥリラーに名付けたもの。 |
25 | ホッケット | 英: hocket 仏: hoquet 伊: ochetto 羅: hoquetus |
オケトゥスともいう。13〜15世紀に行われた対位法的作曲法で、旋律を別々の声部に相当の長さだけ綴りによって分割し、各声部に交互に短い休止を入れるような作曲法。 |
26 | ポッシービレ | 伊: possibile | できるだけ。例えば、プレスト・ポッシービレ(presto possibile)は「できるだけ速く」の意。 |
27 | ホット | 米: hot | ホットジャズメンの総称。即興演奏に生きるジャズメンに対していわれた言葉。 |
28 | ポップ | 米: pop | ジャズ用語。ポピュラーソングの略で通俗的な流行歌を言っている。 |
29 | ポップーリ | 仏: pot-pourri | 歌劇、オラトリオ、その他の名曲を集めて編曲した楽曲。 |
30 | ホテル・スタイル | 米: hotel style | ジャズ用語。ホテルのロビーや食堂向きの静かな音楽を指す。 |
31 | ボードビル | 仏: vaudeville | こちら |
32 | ボピザチオーン | 独: Bobisation | (ド レ ミ ファ ソ ラ シ ドというように)ポ チェ ディ ガ ロ マ ニ ポ による階名法 |
33 | ボヘミアがくは | 英: bohemian school | 現代チェコ音楽以前の国民主義的作曲家の音楽を指す |
34 | ホモフォニー | 英: homophony | 和声的様式 |
35 | ポーランドおんがく(〜音楽) | 英: Polish-music 独: polnische Musik 仏: musique polonaise 伊: musica polacca |
こちら |
36 | ポリフォニー | 英: polyphony | 多声音楽の意。 対位法で書かれた音楽。 |
37 | ポリリトミク | 独: Polyrhythmik | 異なる種類の拍子を組み合わせて同時に演奏することで、例えば4分の2拍子と4分の3拍子を結合するようなもの。 |
38 | ポルカ | 独: Polka | ボヘミアで生まれた速い2拍子の舞曲。この舞曲を音楽の世界に取り入れたのは作曲家スメタナ。 |
39 | ポルタメント | 伊: portamento portar la voce 仏: port de voix |
運ぶという意味から、声または弓で一つの音から次の音へ移動するとき、非常に滑らかに移動することをいう。 |
40 | ホルツフレーテ | 独: Holzflote | 木製のフルート。ベーム以前のフルートはすべてこれであった。今日も相当に広く使用されているが、吹口部のみを金属製、他を木製にしたものや、その反対のものもある。 |
41 | ポルテニアおんがく(〜音楽) | 英: portena music 西: musica portena |
アルゼンチンの民族音楽或いは民族的な舞踊音楽の一種。ポルテニアには港という意味があり「港の」「港の人」を指す。首都のブェノスアイレスが港町であることから、ポルテニアという言葉は特にブェノスアイレスの音楽のことで、その地で盛んなタンゴ、ミロンガ、ヴァルス(ワルツ)等をいう。 |
42 | ホール・テューブ・インストルメント | 英: wholetube instrument | 半管楽器=金管楽器では管の全長で鳴る基音をペダル音と称して、小バス、中バス以外の楽器では全く鳴らし得ないか、鳴らし得ても楽音としての使用に耐えない。その場合は第2倍音を基にするので、この種の楽器を半管楽器と称している。ただ半管(ハーフ・テューブ)と全管(ホール・テューブ)の区別は必ずしも厳密なものではない。奏者の技術のみにあらず、同じ楽器でも吹奏楽と管弦楽では条件を異にする。 |
43 | ポルトゥール | 仏: porteur | バレエ用語。女性舞踊手の支え手である男性舞踊手の意味。 |
44 | ポルトガルおんがく(〜音楽) | 英: portuguese music 独: portugiesische Musik 仏: musique portugaise 伊: musica portoghesa |
こちら |
45 | ポールばんごう(〜番号) | 英: Pole’snumber 独: Pole’s Nummer |
W.ポールがハイドンの作品整理につけた番号。 |
46 | ホルン | 独: Horn | 吹管は漏斗状で皿も肩も無く、吹口の直径は金管中で一番小さい。迂回管の最後に朝顔があり、楽器を構える時朝顔は奏者の脇の下に向くようになっている。右手を朝顔の中に入れて特殊な操作をするから。 |
47 | ホルンごど(〜5度) | 英: horn fifths 独: Hornquiuten |
独特の快さを伴う隠伏6度の一種。自然ホルンのメロディーの特色を模している。 |
48 | ホルンぞく(〜族) | 英: horn family | ホルンは現在使用されている管楽器のうち、フルートと共に最も古い楽器の一つ。動物の角から出来た角笛(ホルン)の意から。 1.狩猟ホルン。 2.無弁ホルン。 3.有弁ホルン |
49 | ボレロ | 西: bolero | スペインの踊り。何人かが互いに組をなして踊る。中庸な速度の4分の3拍子。 |
50 | ポロネーズ | 仏: polonaise | 4分の3拍子。ポーランドの国家的行事で踊られる国民的ダンスで、リズムは独特で威厳がある。 |
51 | ホーン | 米: horn | ジャズで、かつてはブラス楽器(トランペット、トロンボーン等)や、リード楽器(リードをつけるサクソフォーン)等の総称であったが、最近では吹奏楽器全般にホーンといっている。 |
52 | ほんいきごう (本位記号) |
英: natural 独: Auflosungszeichen 伊: bequadro |
変化記号(シャープ、ダブルシャープ、フラット、ダブルフラット)で上がったり下がったりした音を元の高さの音に戻す記号 ナチュラル |
53 | ホンキー・トンク | 米: honkey tonk | 安居酒屋をいう。 |
54 | ホンキー・トンク・ピアノ | 米: honkey tonk piano | ホンキー・トンク・ピアノはホンキー・トンク(安居酒屋)から転じてホンキー・トンクで弾いていたようなピアノつまりバレール・ハウス・ピアノ、ラグ・タイムピアノをいう。 |
55 | ボンゴ | 西: bongo | キューバの郷土楽器。硬い木で作った小さな太鼓を幾つか並べて手で打つ。太鼓面には丈夫な羊皮が貼られている。 |
56 | ボーンズ | 英: bones | 黒人の打楽器。動物の肋骨2本をカスタネットのようにうち鳴らす。 |
57 | ほんちょうし | 日: 本調子 | 三味線調弦法の一つで、基本とされるもの。第一弦と第二弦の間が完全4度音程、第二弦と第三弦の間が完全5度音程。普通第二弦を主音とする。 |
58 | ぼんぱい | 日: 梵唄 | 声明(しょうみょう)。魚山ともいう。仏教の経文を歌踊する声楽曲。梵語Sabda-vidya(サブダヴィジャ)を中国では梵唄という。 |
59 | ボンバルド | 仏: bombarde 独: Bonbart |
1.古い複簧木管楽器でオーボー族の祖。ドイツ語のボンンマー、ボンハルト、ボアルメルトはこの言葉の訛りである。 2.オルガンの音栓。 |
60 | ポンマー | 独: Pommer 仏: bombarde 伊: bombardo |
古い有簧木管楽器カラムス(シャルマイ)の一種。14世紀頃より様々な種ついに別れ、今日における複簧木管の母胎となった。仏・伊ではボンバルドと称する。 |
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