≪ 音楽用語辞典-JK ≫
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
a-ai | aj-an | ap-az | b-ba | bd-bl | bm-by | c-ce | ch-ci | cl-com | con-cz | d-de |
di-dop | dor-dy | e-em | en-ex | f-fi | fl-fz | g-gh | gi-gy | h-he | hi-hy | i | j-k | l-le | lh-ly |
ma-md | me-min | mir-mo | mp-my | n | o-op | or-ow | p-ped | peg-pi | pk-pra | pre-py | q | r-re | rf-ry |
s-schm | schn-ser | ses-soi | sol-ste | sti-stra | sto-sy | t-to | tr-ty | u | v-vi | vl-vo | wxyz |
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は | ひ | ふ | へ〜 ほ |
ま〜 み |
む〜 も |
や〜 よ |
ら〜 り |
る〜 ろ |
わ | アルファ ベットトップ |
JK | 用語 | 国名・読み | 意味 |
J | . | . | . |
1 | jabo | 西:ハポ | 3拍子の遅いドイツ舞曲 |
2 | jacara | 西:ハーカラ | スペインの古い踊り |
3 | jack | 英:ジャック | ハープシコードやスピネットのような古楽器で弦に振動を与える装置。鍵の反対側の端に、弦を交わるように立てられている定規のような木製の小片で、先端の切り込みに鳥の羽、金属、脂で固めた水牛の皮がついている。 |
4 | jack plate | 米:ジャック・プレート | エレクトリック・ギターで、アウトプット・ジャック(弦の振動をピックアップで拾って電気信号に変え、アンプに出力する端子)が取り付けてある金属やプラスチックの板。 |
5 | Jagdhorn | 独:ヤークトホルン | 狩猟ホルン |
6 | jam | 米:ジャム | ジャズ演奏で即興的に作曲演奏すること。 |
7 | Jager | 独:イエガー | 猟師 |
8 | jaleo | 西:ハレーオ | 3拍子の遅いドイツ舞曲 |
9 | jalousies | 仏:ジャルジ | スウェルボックス=オルガンの強弱音装置、増音箱とも呼ばれる。仕切られたボックスの中に幾つかの音栓をこの中に隔離して、ストップ・キーの操作によりクレシェンドやデクレシェンドの効果を得る。 |
10 | Jalousieschweller | 独:ジャルジーシュベルラ | 同上 |
11 | jam | 米:ジャム | ジャズ音楽で即興的に演奏すること。これから名詞に変わって、即興演奏するグループの会合をジャム・セッションという。 |
12 | jammerlich | 独:イエメルリッヒ | 悲しそうな |
13 | jammernd | 独:ヤンメルント | 悲しんで。 悼んで。 |
14 | jam session | 米:ジャム・セッション | ジャズ演奏で即興的に作曲演奏すること。これが名詞に変わって即興演奏するグループのことをジャム・セッションといっている。 |
15 | jazz | 米:ジャズ | 欧州からきたメロディーとハーモニー、それに欧州からきた楽器が、アフリカからのリズムと混合されて、アメリカで育成されたアメリカ音楽である…マーシャル・w・スターンズ教授説(他にもいろいろな説がある) 詳しくは こちら |
16 | jazz guitar | 英:ジャズ・ギター | ジャズのリズム楽器としては、最初の頃バンジョーのみを使用していたが、より音量の豊かなギターに切り替えるために、普通のギターに様々な改良を施した。金属を用いて義甲で演奏するようになり、弦の振動を電気で起こすようになったので、共鳴胴の働きも変わってしまった。全体の形状も様々に変わり、普通のギターと区別するためにジャズ・ギターと称するようになり、普通のギターを古典ギターと称する。 |
17 | jazzy | 米:ジャジー | ジャズでは時々コーニー(「古めかしい」とか「陳腐な」とか「活気のない」等のジャズ演奏もしくはその楽団に付けられる悪口。一般にジャズ・ファンは、スウィングのない演奏に対して用いる)と同じ意味に使われる。 |
18 | je | 独:イエ | 常に。 何時か。 毎に。 |
19 | jedoch | 独:イエドッホ | しかし。 にもかかわらず。 |
20 | jeff | 米:ジェフ | アメリカ南部の下町から出てきた田舎者を言う場合がある |
21 | jeff davis | 米:ジェフ・デーヴィス | ジャズを理解出来ない人 |
22 | jeu | 仏:ジゥ | 演奏 |
23 | jeu de carillon | 仏:ジゥ・ド・カリヨン | カリヨン=合鐘。 合鳴鐘。 オルガン全栓。 |
24 | jeu de clochettes | 仏:ジゥ・ド・クロシェット | 鉄琴 |
25 | jeu de timbres | 仏:ジゥ・ド・タンブル | 同上 |
26 | jeu de fonds | 仏:ジゥ・ド・フォン | フルー音栓=オルガン音栓の種類。リード音栓と並んで重要な部門を占める。同じフルーパイプ(同音色)の系列をフルー・ストップと称し、古い縦笛のような歌口を具える無簧音感列。 |
27 | jeu de motation | 仏:ジゥ・ド・ミュタシォン | ミュテーション音栓=「変化音栓」の意。フルー音栓、リード音栓に次いで重用しされる音栓。補助的なもので、単独には鳴らず他の音栓の管を基音としてその倍音だけを鳴らす。 |
28 | jeu de motation compose | 仏:ジゥ・ド・ミュタシォン・コンポゼ | ミックステュア音栓=混成音栓の意でオルガンのミューテーション音栓を総合的に利用した音栓。一つの鍵を押すとその音を基音にして第2から第8、もしくはそれ以上の倍音列にするが、同時に数個鳴り始める。 |
29 | jeu de timbres | 仏:ジゥ・ド・タンブル | 鉄琴 |
30 | Jew'su・ harpi | 英:ジューズ・ハープ | ぴやぽん=口琴(くちごと)ともいう。玩具のような笛。世界で古くから使用されていて様々な名前をもつ。 |
31 | Jewish music | 英:ジューイッユ・ミュージック | ユダヤ音楽。 詳しくは こちら |
32 | jig | 仏:ジグ | ジーグ=中世に弦楽器に付けられた名。ドイツ語のガイゲ(ヴァイオリン)はこれからでた。1650〜1750年頃のダンス曲、普通は組曲の最後に置かれた。旋律の音程は広く主題は展開されフーガ的。 |
33 | jimjam-jampin | 米:ジムジャム・ジャンピン | ジャズメンの用語。非常に素晴らしい活発な演奏。 |
34 | jingle(s) | 英:ジングル(ス) | タンブリン等に付いている小さい鈴 |
35 | jitter bug | 米:ジター・バグ | 日本ではジルバと呼んでいる。ジャズに合わせて熱狂的に踊るダンス。 |
36 | jive | 英:ジャイヴ | ジャズに関連ある言葉などを入れてするコミックなスピーチで、時にはキッド(Kid)とも言われる。ジャズ音楽そのものとは関連なく、言葉の持つ魅力や面白さでジャズを聴かせること。 |
37 | Jodel | 独:ヨーデル | アルプス地方の民謡に用いられる声の使い方で、胸声と裏声を混ぜて歌う。 |
38 | joint | 英:ジョイント | ネックとボディを本体を接合すること。 |
39 | joint recital | 英:ジョイント・リサイタル | 二人以上で共同で行うリサイタル |
40 | jongleur | 仏:ジョンダルール | ミンストレル=中世の楽人。特に封建諸侯に仕えた職業的な楽人をいう。彼等の祖先はローマ古代の喜劇役者だったが、ローマの法律では非人として扱われていた為に教会の保護を与えなかったので、封建的な諸侯と貴族に保護を求め、隷属するようになった。 |
41 | jota | 西:ホタ | 北部スペインの舞踊の一つ。ギターで伴奏され、カスタネットを持ち複数で踊る、速い3拍子のダンス。 |
42 | jour | 仏:ジゥエ | 遊ぶ。演奏する。 |
43 | joy box | 米:ジョイ・ボックス | ピアノのこと |
44 | joyeux、joyeuse | 仏:ジョワイユ、 ジョワイユーズ | 楽しい |
45 | j-pop | 日:ジェイポップ | アイドルの歌謡曲より音楽性を重視する方向性を打ち出した、日本人アーティストによる楽曲の総称。従来のロック、フォーク、ニューミュージック、日本人によるR&Bやラップ/ヒップポップなどが含まれる。 |
46 | jubelnd | 独:ユーベルント | 歓声を上げて |
47 | jubilate | 羅:ユビラーテ | 「歓喜せよ」の意。詩篇99、プロテスタント訳では100はこの語で始まる。 |
48 | jubilus | 羅:ユビルス | 「歓喜」の意。グレゴリオ聖歌におけるメリスマ的な母音歌唱(一つの母音を長く伸ばして歌うもの) |
49 | Judenmusik | 独:ユーデンムジーク | ユダヤ音楽 詳しくは こちら |
50 | jugoslawische Musik | 独:ユーゴスラヴィア・ムジーク | ユーゴスラビア音楽。ユーゴスラビアにはロシアのグスリに似たカドゥルカの伴奏で歌われるもの、ビザンツの音階に似たものによる教会音楽など、古い民族音楽がある。この地の音楽の近代的発達はD.エンコに始まり、スラヴェンスキー等を出した。 |
51 | juke box | 米:ジューク・ボックス | 大体100曲くらいのレコードが入っていて、コインを入れて曲名が書いてあるボタンを押せば聴きたい曲が流れる仕組みになっている機械。 |
52 | jump | 米:ジャンプ | ジャズ音楽で、聴いていて躍動するような演奏に対していわれる。 |
53 | jump blues | 米:ジャンプ・ブルース | 1940年代に流行したリズミカルなジャズ。通常、ビッグ・バンドを伴奏に歌われるため、男性シンガーが中心となる。 |
54 | jungle style | 米:ジャングル・スタイル | デューク・エリントン楽団にしばしば使われる言葉で、アフロリズムが重用され、和声も独奏楽器も純黒人的なアクの強さを表現するところから、こう呼ばれている。 |
55 | juste | 仏:ジュスト | 正しい |
. | Jの項目 計 55語 | . | . |
. | . | . | . |
K | . | . | . |
1 | k | 独: | Kochel(ケッヘル)の略。ケッヘル番号。 → Kochel number |
2 | Kadenz | 独:カデンツ | カデンツァ=元来はカデンツァ・デイ・ブラブーラ、カデンツァ・フィオリツゥーラの略されたもの。終止形の前に挿入される演奏困難な自由な無伴奏の部分。器楽曲ではコンチェルトの第一及び終楽章に、独唱曲ではコロラツゥーラのアリアにおけるのが代表的なものである。 |
3 | kaffir piano | 英:カッファ・ピアノ | マリンバ |
4 | Kakophonie | ギリシャ:カコフォニー | 元は悪い音の意だが、意識的に用いられた不協和状態をいう。 |
5 | kalbfell | 独:カルプフェル | 革 |
6 | Kammer | 独:カンマー | 室 |
7 | Kammerkomponist | 独:カンマーコンポニスト | 室内楽作曲家。宮廷作曲家。貴族に使えた音楽家。 |
8 | Kammerkonzert | 独:カンマーコンツェルト | 室内協奏曲=教会音楽と劇場音楽に対して宮廷演奏会用に作曲された協奏曲 |
9 | Kammermusik | 独:カンマームジーク | 室内楽=宮廷での演奏会 詳しくは こちら |
10 | Kammeroper | 独:カンマーオーパー | 室内歌劇=少人数の歌手と小編成の器楽を用い親しみ易いように作曲された歌劇。 |
11 | Kammerstil | 独:カンマーシュティル | 室内楽様式=教会の礼拝用の音楽に対しては世俗的、劇場の音楽に対してはポピュラーな性格が少なく、高度な演奏能力とより芸術的な高い観賞力を前提としている。 |
12 | Kammersymphonie | 独:カンマージュンフォニー | 室内交響曲=小編成の管弦楽編成を室内楽(宮廷音楽)風に書いた交響曲。 |
13 | Kannon | 独:カーノン | カノン=もっとも厳格な対位法で構成される。主題と呼ばれる一声部が旋律を始め応答と呼ばれる他声部が遅れて模倣される。 詳しくは こちら |
14 | Kantate | 独:カンターテ | カンタータ=器楽のソナタに対して付けられた声楽形式の一つ。歌唱曲の意。 詳しくは こちら |
15 | Kantele | フィンランド:カンテレ | フ ィンランドの郷土楽器。グスリから別れたものであるが、手指で弦を鳴らす。ジプシーのツィバルに似ている |
16 | Kantilene | 独:カンティレーネ | 1.小さな歌曲 2.器楽に用いられる抒情的な歌うような旋律 3.合唱では主要な旋律を歌う声部 |
17 | Kanzone | 独:カンツォーネ | 歌唱曲。16世紀以前フランスで栄えた独唱と器楽伴奏の為に書かれた多声的な俗楽的歌謡として作られたシャンソンと同じ意味。 |
18 | Kapelle | 独:カペルレ | 礼拝堂。 管弦楽団。 |
19 | Kappellknaben | 独:カペルクナーベン | 礼拝堂づきの少年歌手 |
20 | Kapellmeister | 独:カペルマイスター | 指揮者。 礼拝堂の楽長。 |
21 | Kastagnetten | 独:カスタニエッテン | カスタネット |
22 | Kastrat | 独:カストラート | 去勢歌手=イタリアにおいて少年の声を変声させない為に去勢を行った。 |
23 | kaum | 独:カウム | ようやく。 辛うじて |
24 | Kavatine | 独:カヴァティーナ | 歌劇におけるリート的な独唱曲で技巧的よりも情緒的なものだが、それらの特徴を持ちつつ器楽曲に移されたもの。 |
25 | Kazoo | 英:カズー | ミルリットン=玩具のような一種の管楽器。小さな葦の管の両端を薄い腸膜、タマネギの皮、油紙等でふさぎ、両端に近い管側に二つの孔を相対して開ける。一方の孔に唇をつけて鼻声で口ずさむと滑らかな音を立てる。 |
26 | Kazoo-tommy | 英:カズー・トミー | 同上 |
27 | K.B. | 独: | コントラバスの略 |
28 | keck | 独:ケック | 大胆な。 勇ましい。 |
29 | Kehlkopf | 独:ケールコップフ | 咽頭 |
30 | Kehlton | 独:ケールトーン | 咽頭音のこと。 良くない声。 |
31 | keineswegs | 独:カイネスヴェックス | 決して〜でない |
32 | kesselpauke | 独:ケッセルパウケ | ティンパニ |
33 | kettledrum | 英:ケットルドラム | ティンパニ |
34 | key | 英:キー | 鍵。 調。 |
35 | keyboard | 英:キーボード | 鍵盤 |
36 | keyboard instrument | 英:キーボードインストルメント | 鍵盤楽器 |
37 | key bugle | 英:キー・ビューグル | 有鍵ビューグル=現在のビューグルの母体になった金管楽器で、1810年に生まれ、20数年後にはピストン式に変わった。管側に穴を有し鍵と称する一種の弁によって穴を開閉する。今では使用されない。 |
38 | keyed bugle | 英:キード・ビューグル | 同上 |
39 | keyed horn | 英:キード・ホーン | バス・ホルン=英語の訛り。ホルンではない。セルパンとオフィクライドの中間に置かれる低音金管。18世紀末から19世紀の初めにかけて使用された。 |
40 | key-note | 英:キー・ノート | 主音 |
41 | key-signature | 英:キー・シグナテュア | 調号=調性記号ともいう。シャープとフラットを用いている。 |
42 | kics | 米:キックス | ジャズ音楽用語。一般にフル・バンドに対して用いられる言葉で、聴いていて躍動するような演奏に対して言われる。ジャンプと同義語。 |
43 | Kielflugel | 独:キールフリューゲル | ハープシコード |
44 | killer diller | 英:キラー・ディラー | ジャズ用語。1939年当時斬新な編曲を行ったグレン・ミラー楽団の編曲に対して言われた賛辞。 |
45 | Kind, Kinder, | 独:キント、 キンター | 子供 |
46 | Kinderchor | 独:キンダーコール | ボーイソプラノ |
47 | Kirche | 独:キルヘ | 教会 |
48 | Kirchenkantate | 独:キルヘンカンターテ | 教会カンタータ=カンタータはバロック時代に以前のモテトに代わるものとして発生したものだが、後に世俗カンタータが生まれたので、それと区別して呼ぶ。 |
49 | Kirchenkonzert | 独:キルヘンコンツェルト | コンツェルト・ダ・キエザ=教会協奏曲。協奏曲という名称の最も古い使用で(16世紀)、楽器・特にオルガン伴奏の宗教的声楽曲。 |
50 | Kirchenmoudus | 独:キルヘンモードゥス | 教会旋法=中世期にローマで発達した教会音楽の旋法。全部で12種類ある。 詳しくは こちら |
51 | Kirchenmusik | 独:キルヘンムジーク | 教会音楽=キリスト教会の典礼音楽、代表はグレゴリオ聖歌。 |
52 | kit | 英:キット | ポシェット=ポケットの意で特に小さな弓弦楽器(33p〜40pくらい)、17〜18世紀に舞踏教師がレッスンの時に用いた。 |
53 | kithara | ギリシャ:キターラ | 古代ギリシャの撥弦楽器。リラの一種でリラより大きい。 |
54 | KL. | 独: | クラリネットの略 |
55 | klagend | 独:クラーゲント | 嘆きつつ。 悲しく。 |
56 | klaglich | 独:クレークリッヒ | 悲しめる |
57 | Klammer | 独:クランマー | ブレース。 2個またはそれ以上の五線を囲む括弧のこと。 |
58 | Klang | 独:クラング | 楽音。複合音。 |
59 | Klangboden | 独:クラングボーデン | 共鳴板 |
60 | Klangfarbe | 独:クラングファルベ | 音色 |
61 | Klanggeschlecht | 独:クラングゲシュレヒト | 和音の性別、つまり長短をいう。Tongeschlecht(トンゲシュレヒト)と同義語と化している。 |
62 | Klanglehre | 独:クラングレーレ | 音響学 |
63 | Klangleiter | 独:クラングライター | 音階=音を段階的に8度以内に並べたもので音楽には不可欠のもの。世界には種々の音階があり、それに基づいて作られた音楽はそれぞれ異なった趣を醸し出す。 |
64 | Klappe | 独:クラッペ | 鍵 |
65 | Klappehorn | 独:クラッペンホルン | 有鍵ビューグル=現在のビューグルの母体になった金管楽器で、1810年に生まれ、20数年後にはピストン式に変わった。管側に穴を有し鍵と称する一種の弁によって穴を開閉する。今では使用されない。 |
66 | klar | 独:クラール | 明らかな。清らかな。 輝かしい。 |
67 | Klarinette | 独:クラリネッテ | 木管楽器。円筒管を使用し閉管式の振動をおこす唯一の管楽器。 詳しくは こちら |
68 | klassische Musik | 独:クラシッシェ・ムジーク | 古典音楽 詳しくは こちら |
69 | Klaviatur | 独:クラヴィアトゥール | 鍵盤 |
70 | Klaviatur-Spharophon | 独:クラヴィアトゥール・スフェロフォーン | スフェロフォーンを改良して3段のマニュアルとペダルに仕上げたもの。ドイツ系電気オルガンの王者。 |
71 | Klavier | 独:クラヴィーア | ピアノ 詳しくは こちら |
72 | Klavierauszug | 独:クラヴィーアアウフツーク | ピアノ・スコア |
73 | Klaviermusik | 独:クラヴィーアムジーク | ピアノ音楽 詳しくは こちら |
74 | Klavierpartitur | 独:クラヴィーアパルティトゥール | ピアノ・スコア |
75 | Klavierquartett | 独:クラヴィーアクヴァルテット | ピアノ四重奏=ピアノと弦楽三重奏の編成 |
76 | Klavierquintett | 独:クラヴィーアクヴィンテット | ピアノ五重奏=ピアノと弦楽四重奏の編成 |
77 | Klavierspiel | 独:クラヴィーアシュピール | ピアノ演奏 |
78 | Klaviertrio | 独:クラヴィーアトリオ | ピアノ三重奏=ピアノ、ヴァイオリン、チェロの編成 |
79 | klein | 独:クライン | 小さな。 短い。 |
80 | klein Flote | 独:クライネ・フレーテ | ピッコロ |
81 | klein Klarinette | 独:クライネ・クラリネッテ | 小クラリネット=普通のクラリネットをそのまま小さくしたもの。音量や発想力は劣るが音色は細い透明な輝きを持ち、吹奏楽における重要な楽器である。変ホ、ニの他変イの楽器もあって、南欧の吹奏楽に使用されている。何れも移調楽器。 |
82 | kleine Ovtave | 独:クライネ・オクテーヴェ | カタカナオクターヴ=一点音より1オクターブ低い各音(一点音=ピアノでいうと中央ドからレ・ミ・ファ・ソ・ラ・シの各音をそれぞれ一点ハ、一点ニ・一点ホ〜という。カタカナアルファベットの上に点が一つ付く)。音名をカタカナで書き、点などは何も付かない)。片仮名音。 |
83 | kleiner Dreiklang | 独:クライネル・ドランクラング | 短三和音==短3度と5度で出来ている和音 |
84 | kleiner Ganzton | 独:クライネル・ガンツトン | 同上 |
85 | kleiner Sekunde | 独:クライネル・ゼクンデ | 短2度(半音と同じ) |
86 | kleiner Septome | 独:クライネル・セプティメ | 短7度=二つの音で、最低音を1度と数えて7度上の音との間に半音を二つ含む音程。 |
87 | kleiner Sexte | 独:クライネル・ゼックステ | 短6度=二つの音で、最低音を1度と数えて6度上の音との間に半音を二つ含む音程。 |
88 | kleiner Terz | 独:クライネル・テルツ | 短3度=二つの音で、最低音を1度と数えて3度上の音との間に半音を一つ含む音程。 |
89 | kleine Trommel | 独:クライネ・トロンメル | 小太鼓 |
90 | klingen | 独:クリンゲン | 鳴る |
91 | Knabenchor | 独:クナベンコール | ボーイ・ソプラノ=変声期前の子供の声。ソプラノに似た音色を持っているのでそう呼ばれた。15〜16世紀頃教会の音楽に女子を使わなかったのでソプラノの代わりにこの声を使ったところから付いた名前。 |
92 | Knarre | 独:クナルレ | 1.ガラガラ。 2.クレセル=廻転鳴子式木管楽器。心棒を振り回すと、上方に取り付けた木片が回転しつつ中心歯車に触れ、カラカラと連続音を出す。小型は子供の玩具に使われ、大型は昔から東西ローマ旧教の修道院や教会で、復活祭の先立つ受難週に鐘代わりに鳴らされた。 |
93 | knee stop | 英:ニー・ストップ | オルグ・ミュステル(セレスタの発明者ミュステルが1854年に特許を得たハーモニューム)の、奏者が両膝で音に強弱抑揚を与える装置。奏者の膝の辺りにある。 |
94 | kneifend | 独:クナイフェンド | つまんで。ピッツィカートと同じ。 |
95 | Knoten | 独:クノーテン | 節 |
96 | Kochel number | 英:ケッヘル・ナンバー | ケッヘル番号=植物学者、鉱物学者であるL.A.F.ケッヘル(1800〜1877年)が「モールアルトの全作品の年代的主題的記録」の中でモーツアルトの作品につけた番号で、一番権威のあるものとされている(モーツアルトは自分の作品に作品番号…普通Opus何番とつけられている…をつけていなかった)。Kの次に番号がつけられている(K○○のように)。 ※CDなどにはKV○○と書いてあるものもみられるが、KはKochel(ケッヘル)、VはVerzeichnis(表、目録、目次、索引、明細書の意) |
97 | Kochels Nummer | 独:ケッヘル・ヌンマー | 同上 |
98 | koda | 独:コーダ | 1.結尾または終結部。一つの楽曲または楽章、或いは楽曲中の一つの部分を完全に終わらせるための部分。もとは若干の和音に過ぎなかったが、後には第二の展開部のような形をとった。 2.符尾 3.平型ピアノの尾(鍵盤と反対側の細くなっている部分。 4.古典バレエのパ・ド・ドゥでヴァリアシオンに続いて踊られる形式。 |
99 | Kolophonium | 独:コロフォニウム | 松脂 |
100 | Koloratur | 独:コロラトゥール | コロラトゥーラ=声楽曲のソロの旋律に飾りの多いもの。 |
101 | komponieren | 独:コンポニーレン | 作曲する |
102 | komponierung | 独:コンポニールング | 作曲 詳しくは こちら |
103 | kompositionslenre | 独:コンポジチオーンスレーレ | 作曲法=広義には、旋律学、和声学、対位法、楽式論、(楽曲形式学)、リズム論の他、様式論、管弦楽器論および管弦楽法等、およそ作曲に関するすべての教えを包括する。 |
104 | Konkretmusik | 独:コンクレートムジーク | ミュジック・コンクレート=フランスの作曲家ピエル・シャッフェルが、1948年に音楽表現の新しい手段として実践した方法。これまでの音楽のように楽譜によって作曲者の意図を伝えたり楽譜で保存される音楽ではない。作曲者が音を意のままに組み合わせ、電気楽器によって編集創作したものである。この創作過程によって作曲がすぐに演奏家を通さずに音楽そのものとなっている。従って、聴衆との間に演奏家という仲介を必要としない。 |
105 | Konservatorium | 独:コンゼルヴァトーリウム | 音楽学校 |
106 | konsonant | 独:コンソナント | 子音 |
107 | Konsonanz | 独:コンソナンツ | 協和=二声体以上の和音がよく調和すること |
108 | Konsonanzintervall | 独:コンゾナンツインターヴァル | 協和音程=各種の音程のうち、2音が良く調和する音程 |
109 | kontakion | 羅:コンタキオン | 紀元6世紀から7世紀にかけて行われたビザンツ聖歌の一形式。プロエミウムと呼ばれる序唱の後に同じリフレインで結ぶ、多数の節を続ける形式。 |
110 | Kontrabass | 独:コントラバス | ヴァイオリン族の最低音楽器。弦はヴァイオリン族の例外として4度に調弦される(大きいから5度に調弦すると運指に差し支えがあるから) 詳しくは こちら |
111 | Kontrabassklarinette | 独:コントラバスクラリネッテ | コントラバス・クラリネット=クラリネット族の最低音楽器・ペダル・クラリネット、ダブルベース・クラリネットともいう。大編成の吹奏楽に用いる。 |
112 | Kontrabasspozaune | 独:コントラバスポザウネ | トロンボーン=スライドの装置を有する代表的な金管楽器。 |
113 | Kontrabasstuba | 独:コントラバストゥーバ | 大バス=サクソルン族の最低音楽器、小バスよりオクターヴ、中バスより4度低い。変ロの移調楽器で実音は記音より9度低い。 |
114 | Kontrafagott | 独:コントラファゴット | ファゴットより1オクターヴ低い木製または金属製の木管楽器。 |
115 | Kontra-Octave | 独:コントラ・オクターヴェ | 下一点音(中央のドが「一点ハ」、その1オクターヴ下のドが「片仮名ハ」、さらにその1オクターヴ下のドが「平仮名は」、その1オクターヴ下のドが「下一点は」。従ってそのドから上がったシまでが下一点音) |
116 | Kontrapunkt | 独:コントラプンクト | 対位法=二つ以上の旋律を、それぞれ独立した性格を持たせながら同時に進行するように組み合わせる作曲技法。こちら |
117 | Konzert | 独:コンツェルト | 協奏曲 詳しくは こちら |
118 | Konzertmeister | 独:コンツェルトマイスター | コンサート・マスター=管弦楽団の第一ヴァイオリンの主席奏者で、ソロを受け持ったり 時には指揮者の代わりもする。 |
119 | Konzertsaal | 独:コンツェルトザール | 音楽会場 |
120 | Konzertstuck | 独:コンツェルトシュテュック | 厳格でない1楽章だけの協奏曲。 |
121 | kopfstimme | 独:コプフシュティンメ | 頭声=男女の区別無く人の声を高い方から頭声、中声、胸声と区別する。 |
122 | Koppel | 独:コッペル | カップラー=ラテン語のコプラーから来た言葉で連結器を意味する。オルガンの音栓を配合するコンビネーションの一種。もしくは、それを操作するペダル。 |
123 | Kornett | 独:コルネット | 古い管楽器の一族。今日のコルネットと同じ名前であるが、本質的に異種の楽器である。ラテン語ではリトゥウス、ドイツ語ならツィンク、イギリスでは古いスペイン語をそのまま使用して、語尾のtを重ねて今日のコルネットと区別し、フランスではこれを指すときコルネ・ブーカンと呼んでいる。 |
124 | Korrepetitor | 独:コレペティートル | オペラの独唱者の練習の時に、その下稽古をする人でオペラに限らずオラトリオなどの場合にも存在する。正指揮者の下で管弦楽で練習をする前にピアノで各部の練習をする。 |
125 | kosakisch | 独:コザキッシュ | コサックの舞踊で、音楽は4分の2拍子で段々速さを増し、多くは短調で旋律は16小節の繰り返し。 |
126 | Kraft | 独:クラフト | 力。 エネルギー。 |
127 | Krebsgang | 独:クレーブスガング | レトログラード=楽譜を逆から読むこと。つまり五線を右から左へ(楽譜は左から右へ読むのが普通) |
128 | Krebskanon | 独:クレーブスカノン | 逆行カノン=応答が主題を逆から模倣するカノン。 参考 こちら |
129 | Kreis | 独:クライス | 輪。 循環。 |
130 | Kreuz | 独:クロイツ | 嬰記号。 シャープ。 |
131 | Krone | 独:クローネ | コロナ(冠という意)。フェルマータのこと。 |
132 | krotalon | ギリシャ語:クロタロン | がらがら(古代ギリシャの打楽器及び今日のそれを真似た楽器。中央がへこんだ木や金属の小片2個を柄の先に付けて振るとカスタネットのような響きがする) |
133 | Krummbugel | 独:クルムボーゲン | 替え管 |
134 | Krummhorn | 独:クルムホルン | 古い複簧の木管楽器。ポンメル或いはボンバルトの系統として並んでシャルマイ族を構成した。現在ではこれを継承する楽器は無い。 |
135 | Kuckuck | 独:クックック | 郭公(かっこう)笛 |
136 | Kuhreigen | 独:クーライゲン | ラン・デ・ヴァーシュ=「牛の行進」の意。アルプホルンで奏され、または歌われるスイス・アルプス地方の旋律で、牛を呼ぶのに用いる。芸術的な音楽の中にも利用されている(例:ロッシーニ「ウィルヘルム・テル」序曲、ベートーベン「田園交響曲」、シュトラウス「ドン・キホーテ」) |
137 | Kunst | 独:クンスト | 芸術 |
138 | kurz | 独:クルツ | 短い |
139 | kurze Oktave | 独:クルツェ・オクターヴェ | ショート・オクオテーヴ=16世紀から18世紀中頃まで用いられたパイプオルガンで、最も低いオクターブの普通の組織をいう。は、に、ほ、へ、と、い、ろ、変ろ、ハと九つの音が用いられ、六つの大きな鍵と三つの小さな鍵が具えられた。まだ平均率が用いられなかったので、変ろが唯一の半音階的な音だった。 |
140 | kurzer Vorschlag | 独:クルツェル・フォールシュラーク | 短前打音=音符の前に付く小さい音符で装飾音の一つ。原則としては主音符からその演奏拍を貰う(現在は前の音符に近づけて演奏する場合が多い) 参考:装飾音 |
141 | kyriale | 羅:キリアーレ | ミサのグラドゥアーレ(昇階誦)のうちミサの通常文の聖歌だけを集めた本。キリエの歌をもって始まる。 |
142 | Kyrie eleison | 羅:キリエ・エレイソン | 「主よあわれみ給え」の意。ミサの通常文(キリアーレ)の最初の歌。 |
143 | Kの項目 計 143語 | . | . |
. | 合計 198語 | . | . |
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di-dop | dor-dy | e-em | en-ex | f-fi | fl-fz | g-gh | gi-gy | h-he | hi-hy | i | j-k | l-le | lh-ly |
ma-md | me-min | mir-mo | mp-my | n | o-op | or-ow | p-ped | peg-pi | pk-pra | pre-py | q | r-re | rf-ry |
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