五十音でひく音楽用語辞典 す
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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す | 用語 | 国語名 | 意味 |
1 | すいい (推移) |
英:transition | 一時的転調。楽曲のある部分から他の部分へ移る「移行部」のことであるが、「推移」は特にソナタ形式の第一主題と第二主題をつなぐ部分に限定される。 |
2 | すいかん (吹管) |
英: mouthpiece 仏: embouchure |
奏者の唇が簧の代わりを努める管楽器で、唇の当たる部分。 |
3 | すいそうがく (吹奏楽) |
独: Blasorchester 仏: musique d’harmonie |
もっとも整った吹奏楽は軍楽だが、軍に属さなくて軍楽隊と同じ規模をもった楽団を吹奏楽団と呼んでいる。日本では木管、金管楽器を主としてそれに打楽器を加えたものを吹奏楽と呼んでいる。 |
4 | すいそうがっき(吹奏楽器) | 英:wind instrument 独:Blasinstrument 仏:instrument a vent 伊:strumento a fiato |
日本では管楽器のこと。欧州語の”送風楽器”という意味の言葉を日本語に当てはめようとしたものだから矛盾が生じている。西洋楽器の場合は木管、金管、オルガン族の楽器も含まれるし、人間の発声器官も管弦楽の一種としても差し支えない。日本語としては人の息を吹き込む楽器に限られているから別の含みを持つ言葉である。 |
5 | すいちょう | 日: 水調 | 雅楽の六調子の一つである黄鐘の音を主音とする呂調を水調と呼ぶ。 |
6 | スイッチング・トレモロ | 英:switching tremolo | エレクトリック・ギターの奏法の一種。2ピックアップ、2ボリューム、3ウェイ・トグル・スイッチ仕様のエレキ・ギターを使い、一方のPUボリュームをオフまたは「最小にしておき、スイッチによって二つのピックアップを切り替えてトレモロ効果を得る。 |
7 | スイッチング・ワウ | 英:switching wah | エレクトリック・ギターの奏法の一種。エレキ・ギターのピックアップ・セレクターでフロント〜リアを交互にセレクトし、PUポジションによるトーンの差でワウ効果のようなサウンドを作るテクニック。3シングル5ウェイ・セレクター・タイプでも可能。 |
8 | スウィート | 米: sweet | ジャズで、スローまたは中庸のテンポでストレートに演奏したり、美しいハーモニーを持たせたりする時に用いられる。 |
9 | スウィート | 英:suite |
組曲=幾つかの曲を組み合わせて一つのまとまった楽曲とする多楽章の楽曲。古典組曲と近代組曲の2種類があるが相互に関連は全くない。古典組曲は同じ調で同じ構想を持つ最も古い。近代組曲は自由で厳格な決まりはなく、多くが標題音楽として作られている。 |
10 | スウィープ・ピッキング | 英:sweep picking | ギターの奏法。弦に対して掃くようにピッキングするところから名付けられたピッキング法。 |
11 | スウィング | 米: swing | 1920年代まではジャズにスウィング・ジャズというものは存在しなかたが、ベニー・グッドマン・バンドの出現で、その楽団の演奏に魅了された聴衆が「スウィングだ」と表現したところから“スウィング・ジャム・セッション”という言葉の導火線になった。詳しくは こちら |
12 | スウェーデンおんがく(〜音楽) | 英:Swedish music 独:schwedeisch Musik 仏:musique suedoise |
12世紀頃にグレゴリオ聖歌が入ったが、17世紀になるまでは、特に見るべき音楽活動が起こらなかった。17〜18世紀の音楽も民族的性格をあまり発揮しなかった。最初の民族主義的音楽の現れと思われるのはJ.F.パルム(1753〜1821)やO.アールスレーム(1756〜1821)が民族歌曲を集成し、スウェーデン語の歌曲を作ったことである。これらの基礎の上に“スウェーデンのグリンカ”と言われるI.ハルストレームなどが出たが、はやり外国の様式を重んじている。 |
13 | スウェル・オーガン | 英: swell organ 独:Schwellwerk Oberwerk 伊:organo d’espression |
5段の手鍵盤(マニュアル)を持つ大型パイプオルガンの第3手鍵盤。 |
14 | スヴェルト | 伊:svelto | 活発に。自由に。 |
15 | スウェル・ボックス | 英:swell box | オルガンの強弱音装置、増音箱とも呼ばれる。仕切られたボックスの中に幾つかの音栓をこの中に隔離して、ストップ・キーの操作によりクレシェンドやデクレシェンドの効果を得る。 |
16 | すうじつきていおん(数字付き低音) | 独:bezifferter Bass | 通奏低音=1600〜1700年頃に流行した、バスの音にアラビア数字を用いて上部の和音の音程構造を示す。これが通奏低音である。 |
17 | すうじふ(数字譜) | 英:figure notation | 数字による略譜。移動ド法により階名のdoより順に1から7までの数字をあてる。オクターヴの高低は数字の上或いは下に点をつけ、符鉤は数字の下に横線をひいて表す。フランス人E.J.M.シュヴェの考案によるもの。 |
18 | スウーナー | 米:swooner | ジャズの歌唱においてビング・クロスビーの“クルーナー”に対し、フランク・シナトラがいわれた言葉。“悩殺される”(swoon)から来た言葉。 |
19 | スウィッシュ・シンバル | 英:swish cymbal | チャイナ・シンバルともいう。中国式シンバルが起源のためこう呼ばれる。ドラムセットで使用されるシンバルのうち、縁が反り返っているもの。 |
20 | スオ | 伊: suo | それ自身の。 suo loco(オクターブ高くまたは低く演奏していたものを元の位置に戻す意)など。 |
21 | スキャット | 米: scat | ジャズで即興的に歌われるナンセンスな歌い方をいう。また、ジャズ・ヴォーカルなどで歌詞の代わりに「ルー」「ルル」などのような歌い方をルイ・アームストロングが始めたと言われる。 |
22 | スキャロップド・フィンガーボード | 英:scalloped fingerboard | ギターで、フレットとフレットの間の部分を削った指板のこと。横から見た形がホタテ貝(スキャロップ)に似ているところから呼ばれる。 |
23 | スキン・ビーター | 米: skin-beater | ジャズ・メンの用語。ドラム奏者のこと。 |
24 | スクィランテ | 伊: squillante | シンバルを2枚で打ち鳴らさずに1枚を手で下げるか釣り台に吊してティンパニの撥で打つ奏法。 |
25 | スクェア | 米: square | ジャズメン用語。ジャズが判らない人。 |
26 | スクェア・ダンス | 米: square dance | 円舞に対して平面上に四角を描くようにして踊るダンスをいう。 |
27 | スクェア・ビー | 英: square b | 四角のb、つまりナチュラルのこと。 |
28 | スクェア・ピアノ | 米: square piano | 旧式のピアノで四角い机のような形をしている。弦はグランド・ピアノのように水平に張られているが、ハンマーの列と斜めに交差して場所を取らないようになっている。1758年ドイツで制作されて、ひと頃は持てはやされたが、音質も性能もあまり良くなかった為アップライト・ピアノの出現によって19世紀中頃には全く使用されなくなった。 |
29 | スクラッチそうほう(奏法) | 英:scratching | ギターで、スクラッチ・グリッサンドと呼ばれる。(グリッサンドは滑らせての意) |
30 | スケッチ | 英: sketch 独:Skizze 仏:esquisse |
作曲しようとする曲の骨格を素描したもの。多くはピアノ或いはその他の楽器の為に書かれた短い曲で、描写的或いは標題的な傾向を持ち、単純な形式で出来ている。 |
31 | スケール | 英:scale | 音階=音を段階的に8度以内に並べたもので音楽には不可欠のもの。世界には種々の音階があり、それに基づいて作られた音楽はそれぞれ異なった趣を醸し出す。 楽器ではギターやベースなどの弦長のことをいう。 |
32 | スケルツァンド | 伊:scherzando | 諧謔的に。 |
33 | スケルツォ | 伊:scherzo | 諧謔曲。4分の3拍子、複合3部形式の活発な曲。ベートーヴェンがソナタや交響曲のメヌエットの代わりに取り入れて以来個性を持つ楽曲となった。 |
34 | スコア | 英:score | 合奏や合唱などで多くの譜表を一括して小節を縦に並べ、総合譜表としたもの。 |
35 | スコアリング | 英:scoring | 楽曲を総譜の形に書くこと |
36 | スコッチ・キャッチ | 英:Scotch catch | スコッチ・スナップ。 下欄参照 ↓ |
37 | スコッチ・スナップ | 英:Scocth snap | スコットランドのまたはスコットランド風にピシャリという音のことで、スコッチ・キャッチともいう。日本では普通に“スコットランド切分法”と言われる。スコットランドの民謡や民族ダンスに、特にストラスペイ(strathoay=スコットランドのダンスとその音楽)にしばしば見られるような、普通と逆になっている付点音符を用いたリズムである。しかし、このリズムはスコットランドでは必ずしも古いものではなく、18世紀頃から見られるようになったらしく、また、スコットランド以外にも、例えばアメリカ黒人音楽やジプシー音楽にも少なくない。 |
38 | スコットランドおんかい(〜音階) | 英:Scotish scale 独:schottische Tonleiter |
五音音階で、半音が含まれていない。明るく単純な感じの音階。 |
39 | スコラ・カントールム | 羅: Schola cantorum | 聖歌隊。唱歌学校。 →しょうかがっこう |
40 | スコルダート | 伊: scordato | 調子を外す。弦楽器の通常ではない調弦法で、ある楽句が弾きやすい為に用いる。 |
41 | スコルダトゥーラ | 伊: scordatura | 同上 |
42 | スコルレンド | 伊: Scorrendo | 疾走するという意味から「音符から音符へ滑る」(グリッサンドと同じ意)。流れるような様式。 |
43 | スーザフォーン | 米: sousaphone | ヘリコーンの一種。アメリカの作曲家スーザの名を取っている。朝顔が自由に回転する。 |
44 | スージー・キュー | 米:suzie−Q | 黒人の間でよく行われたダンスの一種 |
45 | すず(鈴) | 英: bell 独: Sistrum 仏: sistre 伊: sistro |
小鈴を幾つも取り付けた赤ちゃんの玩具のような打楽器で鉦に属する。古代エジプトで祭祀に用いられた。 |
46 | スタイル | 英: style | 音楽の場合は音楽の様式を指す。 |
47 | スタジオーネ | 伊: sitagione | 季節の意で、イタリアではオペラのシーズン。 |
48 | スタカーティシモ | 伊: staccatissimo | 音を極短く切って演奏する(楽典的には音符の1/4の長さで。スタカートの1/2の長さで)。 |
49 | スタカート | 伊: staccato | ピアノでのスタカートはタッチに関するもので鍵を打ってから離す迄の時間の関係。弦楽器ではスタカートの種類が多い。下げ弓だけで奏する場合には音と音との間に休符が生じる(大スタカート)、弓の交換時に生じるもの(ノン・レガート)、飛躍弓で跳ねて生じるもの(サルタート)、弓の先または手元を激しく飛ばして生じるもの(マルテラート)、手首の軽い動きで弓を進める時に起こる名人スタカートなど。 |
50 | スタッフ | 英: staff | 譜表=五線に音部記号を書き加えたもの。高音部譜表、ソプラノ譜表、メゾソプラノ譜表、アルト譜表、テノール譜表、バリトン譜表、バス譜表、低音部譜表、大譜表、総譜 |
51 | スタバート・マーテル・ドロローサ | 羅:Stabato Mater dolorosa | 「悲しみに沈める御母はたたずみ給えり」の意。今日も聖母の七つの悲しみの祝日(9月15日)に歌われている続誦の旋律他、他声部作曲も多く、近代ではペルゴレージやロッシーニ、現代ではプーランクのが特に有名。 |
52 | スター・プレーヤー | 米: star player | ジャズ・バンドの中で花形的役割を果たすミュージシャンをいう。 |
53 | スタンダード | 米: standard | ジャズ用語。ジャズミュージシャン達のレパートリーから外すことの出来ない、いわゆる名作といわれて何時の時代にも演奏される作品をいう。幾ら大流行したとはいえ、忘れ去られたような作品はスタンダードとは言えない。 |
54 | スティック | 英: stick | 打楽器をたたくための棒状の用具。 詳しくは こちら |
55 | スティック・ワーク | 英:stick work | ドラム奏法におけるスティックテクニックに用いる言葉。各シンバル、ドラム間の場所移動の速さ、楽器の選び方、タイム感、その場合のスティック・コントロール、グリップ等のことをいう。 |
56 | スティラート | 伊: stirato | ステオイラーレから来た言葉で速度を遅くすること。 |
57 | スティッキング | 英:sticking | 打楽器を演奏する際の左右の手の順序を示したものをいう。 |
58 | スティング・シンバル | 英: sting cymbal | 焼きを加減して特に固い響きを発するように作られたシンバル |
59 | ステーショナリー・ヴォイス | 英: stationary voice | 持続声のこと |
60 | ステーソ | 伊: steso | 延長する。より大きな。遅く且つ幅広く。 |
61 | ステッソ | 伊: stesso | 同様。 |
62 | ストック・アレンジメント | 米: stock arrangement | 大量に印刷されて廉価で発売されているジャズ・バンド用の楽譜。 |
63 | ストックホーン | 英: stockhorn | スコットランドで作られた古い単簧の木管楽器。ウェールズ地方に一般化された同種楽器をピブコーンと称する。 |
64 | ストッピング | 英: stopping | 弦楽器で、振動する弦の長さを短くする為に左手の指先を弦の上に置くが、その位置を決めることをストッピングという。 |
65 | ストップト・ノート | 英: stopped note | ホルンの朝顔に手を差し込んで発する音をいい、強さと音色が普通のホルンとは違っている。 |
66 | ストラップト・ピン | 英: strap pin | ギターのパーツ。立ってギターを弾く場合、ギターをッストラップに付けて、それを肩から下げる。そのストラップを付けるピンのこと。エンド・ピンともいう。 |
67 | ストラスペイ | 英: strathpey | スコットランドの快活な民族ダンス及びその音楽。スコットランドのストラスペイ(Valley of Spey=スペイの谷間)から起こったものと考えられる。リールに似ていて、偶数拍(多くは4拍子)を用いているが、それよりも遅く、付点8分音符と16分音符の「組み合わせを多く使い、スコッチ・スナップ(Scocth snap)のリズム形が特徴。 |
68 | ストラッシナンド | 伊: strascinando | 速度を伸ばす。ゆっくりと。引きずるように。 |
69 | ストリート・ピアノ | 英: street piano | 路上で弾く手回しピアノ。 |
70 | ストリングス | 英: strings | 詳しくは こちら |
71 | ストリング・ベンダー | 英: string bender | ギターのパーツ。テレキャスターなどギターの裏を削って取りつける装置。ストラップピンを動かすことによって2弦または3弦の音程を上下させ、ペダル・スチールギターのような音を出す。 |
72 | ストリング・ポスト | 英: string popst | 弦楽器のペグ(糸巻き)の弦を巻き取る柱部分。ペグ・ポストとも呼ぶ。 |
73 | ストリンジェンド | 伊: stringendo | 速度を速めて。だんだんせき込んで。 |
74 | ストレイナー | 英: strainer | スネア・ドラムについている響き線(スナッピー)をON/OFFするスイッチ。 |
75 | ストレッタ | 伊: stretta | フーガで、応答が主題の完結を待たずに現れ、それに沿って緊張感を高める手法。 詳しくは こちら |
76 | ストレット | 伊: stretto | 同上 |
77 | ストレート | 米: straight | ジャズ演奏でストレートに奏すると言えば流行歌の場合ならメロディ通りに演奏することをいう。また別の意味で、ある奏者の強烈なアタックを持ったソロに対して「ストレートだ」と言われることもある。 |
78 | ストローク | 英: stroke | ドラムをたたく場合の動き方。 詳しくは こちら |
79 | ストンプ | 英: stomp | ジャズにおけるリズムの対位法の一種。ひとつのリズムを繰り返しながらアクセントを任意に移動する。 |
80 | スナッピー | 英: snappy | スネア・ドラムの裏(ボトム側)に付けられる響き線。ストレイナーによりON/OFFされる。材質はカーボンやステンレスなどで線の本数も何種類かある。 |
81 | スネアー | 英: snare |
さわり弦=小太鼓の裏外側に張られた弦。共鳴振動のさわりになって音色を決定する。 |
82 | スネア・ドラム | 英: snare drum | 小太鼓。ドラム・セットにおいて重要な役割を占める楽器。スネア・サイドにスナッピー(響き線)が付いているのが特徴。 |
83 | スパニッシュ・ギター | 英: Spanish guitar | クラシック・タイプのギターで、フラメンコなどに使われるアコースティック・ギターのこと。または、そのスペイン的な演奏をいう |
84 | スパニッシュ・スケール | 英: Spanish scale | スペイン民族音楽の中心的音階。C、D♭、E♭、E、F、G、A♭、B♭の8音だが、時には完全5度音(G)を減5度(G♭)に変化させる。ドミナント・セブンスのコード・スケールとして使用することも出来る音階である。 |
85 | スパニッシュ・モード | 英: Spanish mode | スパニッシュ・スケールに同じ。 |
86 | スピーカー・キー | 英: speaker-key 仏: troud’octave |
金管や木管楽器で倍音を鳴らす時は、ただ息を強めれば良いが、有簧楽器の場合は簧がある為に容易ではないから、振動気柱の節にあたる箇所に孔をあけて倍音の吹奏を容易にする。 |
87 | スピッカート | 伊: spiccato | 弓が弦の上で撥ねる事が許されるスタカートの奏法で、弓の中央部を持って急速に動かす時に生じるものである。 |
88 | スービト | 伊: subito | 急に |
89 | スピネット | 英: spinet | 鍵盤付きの撥弦楽器。ハープシコードの一種で15世紀末に生まれ18世紀末まで使用された。初めて制作したヴェネツィアのスピネッティの名前を取ったものであるという。細長い三角形、四角形、五角形の楽器で大体4オクターヴ音域を持っていた。普通のクラビコードより大きくてハープシコードより小さな楽器。 |
90 | スピリトーソ | 伊: spiritoso | 精神をこめて、活気を持って。 |
91 | スピリチュアル | 英: spiritual | 19世紀の後半にアメリカ合衆国で生まれた宗教的合唱曲。キリスト教の教会音楽と賛美歌とアフリカ系の旋律やリズムが合体したもので、後のゴスペル・ミュージックの母体となった。 |
92 | スフェロフォーン | 独: Spharophon | ドイツのマーガーが1921年に発明した初期のエーテル波楽器。メロディ演奏のみ可能。半音をだすことも出来たからオムニトニウム・スフェロフォーン(Omnitonium Spharophon)と呼んだ。 |
93 | ズブコントラバス | 独: Subkontrabass | 3つの弁のついたヘまたは変ホの最低最強の金管で、B.F.ツェルニーにより1846年に創られた。 |
94 | スブディアペンテ | ギリシャ: subdiapente | デアペンテ=古代ギリシャおよび中世の5度 |
95 | スペインおんがく(〜音楽) | 英: Spanish music 独: spanische Musik 仏: musique espagnole 伊: musica spagnuola |
こちら |
96 | スペース | 英: space 独: Zwischenraum 伊: spazio |
譜表の「間」 |
97 | スーペル・ピアノ | 独:Superiano | 光電管を応用し、12の廻転円盤を利用した電気機械楽器。オーストリアのE.シュピールマンが1927年に発明した。 |
98 | スポンジ | 英: sponge | 海綿。変化に富んだ音色を得る為に、ティンパニや太鼓の撥の頭部に利用されている。 |
99 | スマッシュ・ヒット | 米: smash hit | ジャズメンの用語。無理な宣伝などしないで、あっという間に大当たりを取ったような曲に対していう。 |
100 | スモルツァンド | 伊: smorzando | 次第に音を弱めると同時に遅くしていくこと。 rit.+dim. |
101 | スラー | 英: slur | 複数の音符につける弧線。普通は弧線内の音符を滑らかに演奏する。楽曲の区切りを表すのにも使われる。 |
102 | スライダー | 英:slider 独:Register 仏:registre 伊:registro |
オルガンの風函内で、1個の音栓または配合音栓の開閉を司る特殊な弁装置。必要なだけ孔の開いている木製の定規を風函の上に立ち並んでいる音管と直角に溝の中で滑らせる。なお、英語のレジスター(register)はストップの同義語。 |
103 | スライド | 英: slide | 滑らせる装置の意で、金管の円筒部を二重にし、奏者の手で直に抜き差ししながら半音階列を得る装置。今日ではトロンボーンにだけ適用されている。 |
104 | スライド・ギターそうほう(奏法) | 英: slide guitar | ギター奏法の一つ。指で弦を押さえずにガラスやスチール製の棒などで弦を押さえ音を出す方法。棒で弦の上を滑らせるため、独特のサウント、トーンやフレットに制約されない自由度の高いフレージングを作り出すことが出来る。ボトル・ネック奏法とも呼ばれる。 |
105 | スライド・トランペット | 英:slide trumpet 仏:trumpette a coulisse 伊:tromba da tirarsi |
トロンボーンのようなスライド装置の楽器。管が細過ぎるのとその長さが奏者の腕に適さないため実用化しなかった。 |
106 | スライド・バー | 英: slide bar | スライド・ギター奏法(ボトル・ネック奏法どもいう)で使用する棒。ガラスや金属で出来ているバーで、指にはめて弦上を滑らせて使用する。材質により音色もさまざまである。 |
107 | スラヴおんがく(〜音楽) | 英:Slavic Slavonian or Slavonic music 独:slawische Musik 仏:musique slave 伊:musica slava |
スラブ民族の音楽は、大部分はロシアの音楽であるが、スラブ民族はロシア以外にも居て国家をなし、それぞれの性格の音楽を持っている。その主なものは、ポーランド、ブルガリア、ルーマニア等の音楽である。 |
108 | スラルガンド | 伊: slargando | 延長して。次第に遅くして。次第に幅広くして。 |
109 | スル・タスト | 伊: sul tasto | 「指板の上を」という意。弓弦楽器では棹の先端に近い部分に弓を当てるほど、音の力と輝きは弱るから、その効果を求める時に使用する。 |
110 | スル・ポンティチェルロ | 伊: sul ponticello | 「駒の上」の意。弓弦楽器では駒の近くに弓を当てると、倍音の多いシューシューした音を発して一種独特の効果が得られる。楽譜の上にこの語或いはs.pont.の略字を記して指定する。 |
111 | スレンタンド | 伊: slentando | 速度を緩めて。次第に遅くして。 |
112 | スロー・ドラッグ | 米: slow drag | スローテンポのダンス・ミュージックをいう。 |
すの項目 計 112語 |
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