≪ 音楽用語辞典-F(fl-fz)≫
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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F | 用語 | 国名・読み | 意味 |
154 | fl. | 英: | flute の略。フルート。 |
155 | flageolet | 英:フラジオレット | 1.フルート族の木管楽器。横笛式を代表する最後の楽器で、完全に亡び去ろうとしている。ト調の小笛で6穴に数個の鍵を具え、音域はピッコロと同じ高さの2オクターブ。実音は記音より12度高い。ヘンデル、グルック、モーツアルトはピッコロの代わりに使用しているが、音に鋭さを欠いている。 2.オルガンのフルート音栓。 3.ヴァイオリン族楽器及びハープの一奏法。 |
156 | flageolet | 仏:フラジオレ | 同上 |
157 | flageolet tones | 英:フラジオレット・トーンズ | 倍音の原理を利用したヴァイオリン族およびハープなどの楽器の奏法による音。 詳しくは こちら |
158 | Flageolett | 独:フラジオレット | 1.フルート族の木管楽器。横笛式を代表する最後の楽器で、完全に亡び去ろうとしている。ト調の小笛で6穴に数個の鍵を具え、音域はピッコロと同じ高さの2オクターブ。実音は記音より12度高い。ヘンデル、グルック、モーツアルトはピッコロの代わりに使用しているが、音に鋭さを欠いている。 2.オルガンのフルート音栓。 3.ヴァイオリン族楽器及びハープの一奏法。 |
159 | flagioletta | 伊:フラジオレッタ | 同上 |
160 | flat | 伊:フラット | 変記号 |
161 | flatter | 仏:フラッテ | なでる。軽く触れる。 |
162 | flatterzunge | 独:フラッターツンゲ | フラッタータンギング=ドイツの作曲家R・シュトラウスの創案によるフルートの特別な演奏法。 drrrr と発音するのと似た舌の運動で速い半音階を演奏するのに効果がある。クラリネットやオーボエの演奏でも用いられる。 詳しくは こちら |
163 | flautando | 伊:フラウタンド | フルートのように(弦楽器の演奏技巧の一種) |
164 | flautato | 伊:フラルタート | 同上 |
165 | flautino | 伊:フラウティーノ | ピッコロ |
166 | flauto | 伊:フラウト | フルート=無簧の横笛で木管に属するが、金属や木、もしくは部分的に両方で出来ている。ベーム式の管(ハ調)で605o、頭部を含む吸口部、中心部、足部に別れ、差し込みによって1本にまとまる。吹奏の際は上半部を左手にし、下半部っを右手にして、楽器を支えるのは左親指の付け根と右親指で、左手の全指と右手の4指は運指に向けられる。 |
167 | flauto a becco | 伊:フラウト・ア・ベッコ | 縦笛 |
168 | flauto contralto | 伊:フラウト・コントラルト | バス・フルート=普通のフルートより4度低いトの移調楽器。あまり使用されない。アルト・フルートと呼ぶ方が正しい。 |
169 | flauto dolce | 伊:フラウト・ドルチェ | オルガンのフルート音栓。4ft. または8ft.の木製管で柔らかい音を発する。 |
170 | flauto piccolo | 伊:フラウト・ピッコロ | ピッコロ |
171 | flauto traverso | 伊:フラウト・トラヴェルソ | 横笛 |
172 | flebile | 伊:フレービレ | 悲しげに |
173 | flessibile | 伊:フレッシービレ | 自由な。 楽な。 |
174 | flicornino | 伊:フリコルニーノ | 小ビューグル=サクソルン族の最高音楽器。理論的な管の長さは1.105メートルで、変ロのビューグルより4度高い移調楽器。実音は記音よりも短3度高い。 |
175 | flicorno baritono | 伊:フリコルノ・バリトーノ | バリトン=金管楽器、テナーともいう。サクソルン族第四番目の楽器でビューグルよりオクターヴ、アルトより4度低い変ロの移調楽器。トロンボーンに属し管の長さ、音域、記譜法、楽器の構え、奏法はすべて小バスに等しい。 |
176 | flicorno baritono tenale | 伊:フリコルノ・バリトーノ・テノーレ | 同上 |
177 | flicorno basso | 伊:フリコルノ・バッソ | 小(こ)バス=チューバの一つでサクソルン族5番目の金管楽器。バリトンに等しいが、より太めの管を用いるから、低音域と深い響きに特色を持っている。性能も優れ、吹奏楽と管弦楽の両方に使用される。 |
178 | flicorno basso grave | 伊:フリコルノ・バッソ・グラーヴェ | 中バス=サクソルン族の低音楽器。アルトよりオクターヴ低く、大バスより4度高い。 |
179 | flicorno countrabasso | 伊:フリコルノ・コントラバッソ・ | 大バス=サクソルン族の最低音楽器、小バスよりオクターヴ、中バスより4度低い。変ロの移調楽器で実音は記音より9度低い。 |
180 | flicorno soprano | 伊:フリコルノ・ソプラーノ | ビューグル=鹿の角という意。 角笛。 信号ラッパ、有鍵ビューグルと移ってピストン式に進化した。サクソルン族二番目の高音金管楽器・ピストン式変ロ調ビューグル・ソプラノを指す。 |
181 | flcrid counterpoint | 英:フロリッド・カウンターポイント | 装飾対位法=対位法の第五類を装飾対位法と呼ぶ。 |
182 | Flote | 独:フレーテ | フルート=無簧の横笛で木管に属するが、金属や木、もしくは部分的に両方で出来ている。ベーム式の管(ハ調)で605o、頭部を含む吸口部、中心部、足部に別れ、差し込みによって1本にまとまる。吹奏の際は上半部を左手にし、下半部っを右手にして、楽器を支えるのは左親指の付け根と右親指で、左手の全指と右手の4指は運指に向けられる。 |
183 | Flotenuhr | 独:フレーテンウール | 笛時計=笛を仕掛けた時計。18世紀に流行ったもので、ヘンデル、ハイドン、モーツアルトなどはこの為に作曲した。バーレルオーガンと同じくピンと回転筒とでフルートを鳴らすもの。 |
184 | flotter | 仏:フロッテ | 弓を波状に動かして演奏するヴァイオリンの奏法 |
185 | flourish | 英:フラーリッシュ | 1.トランペットをファンファーレ式に吹くこと 2.一般に華やかな器楽の楽節の意・ |
186 | flue pipe | 英:フルー・パイプ | フルー音栓=オルガン音栓の種類。リード音栓と並んで重要な部門を占める。同じフルーパイプ(同音色)の系列をフルー・ストップと称し、古い縦笛のような歌口を具える無簧音感列。 |
187 | flue stop | 英:フルー・ストップ | 同上 |
188 | Flugel | 独:フリューゲル | 1.フリューゲル=翼の意で、グランド・ピアノ(ペダルフリューゲルと同義語)を指す。古くはハープシコード(キールフリューゲルと同義語)の意だった。 2.グランドピアノ |
189 | fluido | 伊:フルーイド | 流れるように |
190 | flussig | 独:フリュシッヒ | 流れるように。 なめらかな。 |
191 | flute | 英:フルート | 無簧の横笛で木管に属するが、金属や木、もしくは部分的に両方で出来ている。ベーム式の管(ハ調)で605o、頭部を含む吸口部、中心部、足部に別れ、差し込みによって1本にまとまる。吹奏の際は上半部を左手にし、下半部っを右手にして、楽器を支えるのは左親指の付け根と右親指で、左手の全指と右手の4指は運指に向けられる。 |
192 | flute | 仏:フリュート | 同上 |
193 | flute a bec | 仏:フリュート・ア・ベック | 縦笛 |
194 | flute allemande | 仏:フリュート・アルマーンド | 横笛 |
195 | flute l'oignon | 仏:フリュート・ア・ローニョン | ミルリットン=玩具のような一種の管楽器。小さな葦の管の両端を薄い腸膜、タマネギの皮、油紙等でふさぎ、両端に近い管側に二つの孔を相対して開ける。一方の孔に唇をつけて鼻声で口ずさむと滑らかな音を立てる。 |
196 | flute basse | 仏:フリュート・バス | バス・フルート=普通のフルートより4度低いトの移調楽器。あまり使用されない。アルト・フルートと呼ぶ方が正しい。 |
197 | flute d'amour | 仏:フリュート・ダムール | 古いフルート。コンサート・フルート(ニ調)より短8度低いイ調の楽器。 |
198 | flute d'Angleterre | 仏:フリュート・ダングルテール | 縦笛 |
199 | flute de pan | 仏:フリュート・ド・パン | パンの笛=ギリシャ神話に出てくる半人半獣の牧神パンの笛。最も原始的な管楽器。オルガンの元になった楽器で、ギリシャ・ローマ時代にはシリンクスと言われた。長さの異なる幾つもの管(葦、金属)を横につなぎ合わせて、たいらに並んだ管の上部の切り口をハーモニカのように吹く。モーツアルトの「魔笛」でパパゲーノが持っているのがこれである。ドビュッシーが「牧神の午後の前奏曲」の中でこれを模した。 |
200 | flute douce | 仏:フリュート・ドゥース | フラウト・ドルチェ=オルガンのフルート音栓。4ftまたは8ftの木製で柔らかい音を発する。 |
201 | flute droite | 仏:フリュート・ドロワト | 縦笛 |
202 | flute en sol | 仏:フリュート・アン・ソル | バス・フルート=普通のフルートより4度低いトの移調楽器。あまり使用されない。アルト・フルートと呼ぶ方が正しい。 |
203 | flute family | 英:フルート・ファミリー | フルート族=縦笛と横笛の二種類に分かれる。縦笛の方が古くから栄えて早く廃れ、今日のフルートは横笛だけ。1.コンサートフルート、(普通のフルート)、ピッコロ、変ニ調フルート、バス・フルート |
204 | flute harmonique | 仏:フリュート・アルモニック | ハーモニック・フルート。オルガンのフルート音栓=フルートのような音色のオルガン音栓。 |
205 | flute qoctaviante | 仏:フリュート・オクタヴィアント | 同上 |
206 | flute quartet | 仏:フリュート・クォーテット | フルート四重奏=フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの1台ずつで構成される室内楽重奏。 |
207 | flute stop | 仏:フリュート・ストップ | フルート音栓=フルートのような音色のオルガン音栓。 |
208 | flute-work | 英:フルート・ワーク | フレーテン・ヴェルク=パイプオルガンのストップの中でプリンシパル系とゲダクト系を除くしべてもフルーパイプ(非リード管)を意味する。 |
209 | flutter tonguing | 英:フラッター・タンギング | 詳しくは こちら |
210 | fly | 米:フライ | ジャズでスムースに演奏するという意味もあるが、普通には演奏時の顔つきとか演奏の相様について表現する時にも用いられる。 |
211 | focoso | 伊:フォコーソ | 火のように。 熱情をもって。 |
212 | fois | 仏:フォワ | 度。回。 |
213 | Folge | 独:フォルゲ | 継続する。 結果。 |
214 | folgen | 独:フォルゲン | 継続する。 続く。 |
215 | folia | ポルトガル: | フォリーア=3拍子のポルトガルの舞踏曲で後にスペインのフォリアとして作曲された。シャコンヌに似ていて変奏を本質としている。 |
216 | folk-lore | 英:フォーク・ロー(ロア) | 民族。 民間伝承(風俗、伝説、民族歌曲、ダンス、物語など) |
217 | folk mass | 英:フォーク・マス | 正式の典礼聖歌の歌われない続誦ミサ。典礼的でない国語による聖歌を歌うことが出来る。 |
218 | folk music | 英:フォーク・ミュージック | 民族音楽 こちら |
219 | folk song | 英:フォーク・ソング | 民謡 |
220 | Folkston | 独:フォルクストーン | 同上 |
221 | fonctions tonales | 仏:フォンクシォン・トナール | 調的機能 |
222 | fond | 仏:フォン | 裏板 |
223 | fond d'orgue | 仏:フォン・ドルグ | フォン=音の大きさの単位。ことに騒音の大きさを表すのに用いられる。 |
224 | forced vibration | 英:フォースト・ヴァイブレーション | 強制振動 |
225 | force sonore | 仏:フォルス・ソノール | 音の大きさ |
226 | forlana | 伊:フォルラーナ | ジーグ(ジグ)に似た、北部イタリア起源のダンス。既に15世紀から行われていたらしく、民族的なもので、音楽は複合3拍子。バッハの管弦楽用組曲ハ長調の中にこの芸術的な例がある。 |
227 | form | 英:フォーム | 楽式。 形式。 詳しくは こちら |
228 | Form | 独:フォルム | 同上 |
229 | forma | 伊:フォルマ | 同上 |
230 | formant | 英:フォーマント 仏:フォルマン | 形成音 |
231 | Formant | 独:フォルマント | 同上 |
232 | forme | 仏:フォルム | 楽式。 形式。 |
234 | forte | 伊:フォルテ | 強く |
235 | forte-piano | 伊:フォルテ・ピアノ | 鍵盤を有する打弦楽器。それまで主流だったハープシコードは音が小さかったのに対して強い音( forte )も弱い音( piano)も出せる楽器としてこの名前がついた。現在のピアノはこの略称。 |
236 | fp | 伊:フォルテ・ピアノ | 強く直ちに弱く |
237 | fortissimo | 伊:フォルティシモ | 最も強く |
238 | Fortsetzung | 独:フォルトゼッツング | 継続 |
239 | forza | 伊:フォルツァ | 力 |
240 | forzando | 伊:フォルツァンド | 力を入れて |
241 | forzato | 伊:フォルツァート | 強めて |
242 | fougueux | 仏:フーグー | 激しい |
243 | four beat | 米:フォア・ビート | ジャズの一小節の中の均等な4つの拍子。 |
244 | fourchett tonique | 仏:フルシェット・トニック | 音叉=均質な鋼鉄の棒をU字型に曲げ中央に柄をつけた物。発音体の一種。脚の上部をゴムの付いた槌で軽く叩くと基本振動だけの純音(単音)を出し、長時間持続する。 |
245 | fourniture | 仏:フルニテュール | ミックステュア音栓=混成音栓の意で、オルガンのミュテーション音栓を総合的に所有した音栓。一つのキーを押すと、その音を基音にして第2から第8もしくはそれ以上の倍音列が同時に数個鳴り始める。 |
246 | fourth | 英:フォース | 4度=下の音を含めて4つ上の音までの音程 |
247 | fourth-chord | 英:フォースコード | 4度和音=4度音程の上にできる和音 |
248 | francaise | 仏:フランセーズ | 1830年頃から大衆的になったフランス起源のダンス。円形で多人数が踊るもので、音楽は3拍子または複合2拍子で書かれている。 |
249 | franchezza | 伊:フランテツツァ | 自由。 大胆。 |
250 | franzosiche Musik | 独:フランツェージッシェ・ムジーク | フランス音楽。 詳しくは こちら |
251 | franzosiche Geigen-Schrussel | 独:フランツェージッシェ・ガイゲン・シュリッセル | フランス式ヴァイオリン記号=譜表の第一線に書かれたト音記号にことで、昔フランスではこの譜表にヴァイオリンやフルートの譜を書いた為この名がある。 |
252 | franzosiche Ouverture | 独:フランツェージッシェ・ウーヴェルテュール | フランス風序曲=リュリによって始められ確立された序曲の形式で三つの部分から出来ている。第一部は重々しく遅く、第二部はこれに対照的なフーガ風の速い部分、第三部は第一部の再現となっている。この様式の序曲はイタリア風序曲に対照しており、多くの作曲家によって用いられた。 |
253 | frapper | 仏:フラッペ | 打つ強拍のこと。 |
254 | Frauenchor | 独:フラウエンコール | 女声合唱 |
255 | freddo | 伊:フレッドー | 冷たい |
256 | free counterpoint | 英:フリー・カウンターポント | 自由対位法=近代の音楽において、作曲家が対位法的様式を用いる場合には、厳格対位法よりもかなり自由な扱いをする。近代の対位法では和声の法則を犯さない限り、如何なる連絡も許容され、第二転回形も用いられる。また、本来の不協和音も予備の有無に関わらず自由に用いられ、半音階的和音の使用も許される。このような対位法を自由対位法という。 |
257 | free faburden | 英:フリー・ファーバードン | 自由フォーブルドン。詳しくは こちら |
258 | free fugue | こちら |
|
259 | free oscillation | 英:フリー・オシレーション | 自由振動 |
260 | free reed | 英:フリー・リード | 自由簧。簧。 |
261 | free vibration | 英:フリー・ヴァイブレーション | 自由振動 |
262 | fregiatura | 伊:フレジーットウーラ | 装飾音 → fioretto こちら |
263 | frei | 独:フライ | 自由な |
264 | freie Fuge | 独:フライエ・フーゲ | こちら |
265 | freie Schwingung | 独:フライエ・シュヴィングング | 自由振動 |
266 | freier Kontrapunkt | 独:フライエル・コントラプンクゴ | 自由対位法=近代の音楽において、作曲家が対位法的様式を用いる場合には、厳格対位法よりもかなり自由な扱いをする。近代の対位法では和声の法則を犯さない限り、如何なる連絡も許容され、第二転回形も用いられる。また、本来の不協和音も予備の有無に関わらず自由に用いられ、半音階的和音の使用も許される。このような対位法を自由対位法という。 |
267 | French harp | 英:フレンチ・ハープ | ハーモニカ 詳しくは こちら |
268 | French horn | 英:フレンチ・ホルン | ホルン=吹管は漏斗状で皿も肩も無く、吹口の直径は金管中で一番小さい。迂回管の最後に朝顔があり、楽器を構える時朝顔は奏者の脇の下に向くようになっている。右手を朝顔の中に入れて特殊な操作をするから。 |
269 | French music | 英:フレンチ・ミュージック | フランス音楽。 詳しくは こちら |
270 | French overture | 英:フレンチ・オーヴァーテュア | フランス風序曲=リュリによって始められ確立された序曲の形式で三つの部分から出来ている。第一部は重々しく遅く、第二部はこれに対照的なフーガ風の速い部分、第三部は第一部の再現となっている。この様式の序曲はイタリア風序曲に対照しており、多くの作曲家によって用いられた。 |
271 | French sixth | 英:フレンチ・シックス | フランス風の穴 |
272 | French violin-clef | 英:フレンチ・ヴァイオリン・クレフ | フランス式ヴァイオリン記号=譜表の第一線に書かれたト音記号にことで、昔フランスではこの譜表にヴァイオリンやフルートの譜を書いた為この名がある。 |
273 | frequency | 英:フリークェンシー | 振動数 |
274 | frequency theory | 英:フリークェンシー・セオリー | 頻度説 |
275 | Frequenz | 独:フレクヴェンツ | 振動数 |
276 | fresco | 伊:フレスコ | 新鮮な。 活発な。 |
277 | fret | 英:フレット | 指板の表面を幾つにも区切る金属製(古くは腸弦)の小突起。ヴィオール族の一部につけられたのは演奏を容易にするためだったが、今日ではこれがないと音を出せない楽器にだけつけらる(マンドリン、ギター) |
278 | fretta | 伊:フレッタ | 急ぐこと。 急迫。 |
279 | fretted | 英:フレッテッド | クラヴィコードの一種で、古い小型のもの。 |
280 | fricasse | 仏:フリカッセ | 1.各声部が別の歌詞を持つ愉快な多声合唱で、16世紀に流行した。 2.18世紀にパリで流行したパントマイムの入った通俗的なダンス。 |
281 | frivolo | 伊:フリーヴォロ | 軽薄な。 軽々しい。 |
282 | frottola | 伊:フロットーラ | 15〜16世紀初めのイタリアで行われた合唱のマドリガル風歌謡。同じ歌が詞を変えて歌われ、旋律は高音部にあった。 |
283 | F-Schlussel | 独:エフ・シュルッセル | へ音記号、低音部記号。譜表上に片仮名へ音を決める記号で通常は五線の第4線に書く(古くは第3線に書くバリトン記号もあった)。元はへ音、つまりFであったが次第にデザイン化されて現在のような形になった。 バス記号 バリトン記号 |
284 | f-sharp | 英:エフ・シャープ | 嬰へ(ハ長調のファにシャープが付いて半音上がった音 |
285 | fuga | 伊:フーガ | 模倣的対位法の音楽の一形式。「遁走曲」、「追覆曲」ともいう。或旋律が時間をずらして別の声部で反復することを模倣というが、まるで追いかけっこをしているように聞こえる。イタリア語fugaは「逃げる」という意味に由来する。終始同じ主題が用いられ、転調して現れるときフーガとなる。 詳しくは こちら |
286 | fugara | 羅:フガラ | オルガン音栓。ガンバに属する8ft.または4ft.のフルー・ストップで、やや粗い感じの音を発する。 |
287 | fugato | 伊:フガート | フーガは三つ以上の部分から作られているが、フガートはフーガの最初の部分の一つだけで作られている。従ってフガートのみで独立した楽曲とはなり得ないので、ソナタなど他の形式の楽曲の中に挿入されたり、主題転回の手段として用いられたりしている。 |
288 | Fuge | 伊:フーガ | 模倣的対位法の音楽の一形式。「遁走曲」、「追覆曲」ともいう。或旋律が時間をずらして別の声部で反復することを模倣というが、まるで追いかけっこをしているように聞こえる。イタリア語fugaは「逃げる」という意味に由来する。終始同じ主題が用いられ、転調して現れるときフーガとなる。 詳しくは こちら |
289 | fughetta | 伊:フゲッタ | フーガの小規模なもの。内部構造はフーガと同じだがフーガより簡単で、或程度が認められている。 |
290 | fugitiv | 独:フギティーフ | フーガ風の |
291 | fugue | 英:ヒューグ | フーガ=模倣的対位法の音楽の一形式。「遁走曲」、「追覆曲」ともいう。或旋律が時間をずらして別の声部で反復することを模倣というが、まるで追いかけっこをしているように聞こえる。イタリア語fugaは「逃げる」という意味に由来する。終始同じ主題が用いられ、転調して現れるときフーガとなる。 詳しくは こちら |
292 | fugue stricte | 仏:フュグ・ストリクト | 厳格フーガ=厳格な規則に従って、つまり、一定の朝敵関係を守って各提示部を対応させ、調的な大終止を表現するように書かれたフーガ。 |
293 | fugue tonale | 仏:フュグ・トナル | 調的フーガ=主音が冒頭に属音を含む時、応答はそれを主音で答える。あるいは、主題がその中に属音度の調を含む時、応答は主音度の調で答える。このような手法を要するフーガを調的フーガと呼ぶ。 |
294 | Fuhrer | 独:フューラー | 主題=楽曲の主要な部分であり、旋律的、律動的、和声的に特徴をもっていなければならない。 |
295 | full | 英:フル | イギリス国教でアンセムなどの礼拝音楽の演奏についてverseに対する言葉。教会声楽曲を独唱や重唱で歌う指定をverseといい、合唱のみの指定をフルという。 |
296 | full anthem | 英:フル・アンセム | 同上 |
297 | full cadence | 英:フル・ケーデンス | 完全正格終止 |
298 | full mixture | 英:フル・ミックステュア | ミックステュア音栓 |
299 | full orchestration | 英:フル・オーケルトレーション | ジャズ用語。楽壇全員のパートの編曲をいう。 |
300 | full organ | 英:フル・オーガン | 1.フル・オーガン=全力を振るうオルガンの意で、強大な音響効果を得るために、数個の音栓を同時に開く時の指定語。 2.ティラーレ=ヴァイオリンなどの弓弦楽器で下げ弓の指定。 |
301 | full service | 英:フル・サーヴィス | フル=イギリス国教でアンセムなどの礼拝音楽の演奏についてverseに対する言葉。教会声楽曲を独唱や重唱で歌う指定をverseといい、合唱のみの指定をフルという。 |
302 | full to mixture | 英:フル・トゥ・ミックステュアーズ | ミックス音栓 |
303 | full trichord | 英:フル・トリコード | 最低音部をのけて、全部が3本ずつの同音弦になっているピアノ。 |
304 | functional harmony | 英:ファンクショナル・ハーモニー | 機能的和声=調性的音楽だけにみられる性質の和声。 |
305 | functional marks | 英:ファンクショナル・マーク | 機能符ひょう |
306 | fundamental | 英:ファフンダメンタル | 基音=発音体の振動する基本振動によって生まれる最も振動数の少ない部分音を基音という。 |
307 | fundamental bass | 英:ファダメンタル・ベース | 根音バス |
308 | Fundamentalbass | 独:ファダメンタールバス | 1.根音バス 2.グルントシュティンメ=ファンデーション。作曲法ではバスの声部を指す。 |
309 | fundamental chords | 英:ファダメンタル・コーズ | 主要三和音=音階の第1音(T)=主音、第4音(W)=下属音、第5音(X)=属音、上に構成される和音の総称。 |
310 | fundamental harmony | 英:ファダメンタル・ハーモニー | 主要和声=T(トニック)、D(ドミナント)、S(サブトミナント) |
311 | fundamental note | 英:ファンダメンタル・ノート | 根音=三和音、七の和音などの基礎となる音。 |
312 | Fundamentalschwingung | 独:フンダメンタールシュヴィングング | 基本振動=原振動ともいう。弾性体の発する固有振動群のうちで振動数最少のものをいう。基本振動によって発する音が基音である。 |
313 | fundamental tone | 英:ファンダメンタル・トーン | 基音=発音体の振動する基本振動によって生まれる最も振動数の少ない部分音を基音という。 |
314 | fundamental vibration | 英:ファンダメンタル・ヴァイブレーション | 基本振動=原振動ともいう。弾性体の発する固有振動群のうちで振動数最少のものをいう。基本振動によって発する音が基音である。 |
315 | Fundamentafolgen | 仏:フンダメンタルゴルゲン | 根音進行 |
316 | funeral march | 英;フューネラル・マーチ | 葬送行進曲。葬列の行進の時奏されるものだが、実際の行進の時用いられなくても、悲哀の気分を表した速度の遅い行進曲風の曲にも名付けられる。 |
317 | funffacher kontrapunkt | 独:フェンフラッヘル・コントラプンクト | 五重対位法=五声部の転回対位法 |
318 | funfstufige Skala | 独:フュンフシュトゥーフィゲ・スカーラ | 五音音階=五つの音から出来ている音階で、雅楽や俗楽はこの音階を用いる。外国にも五音音階があるが音の配列は一様ではない。 |
319 | funfteilege Taktarten | 独:フュンフタイリゲ・タクトアールテン | 5拍子=1小節が5拍からなる拍子 |
320 | funktionelle Harmonik | 独:フンクチオネレ・ハルモーニク | 機能的和声=調整的音楽だけに見られる性質の和声をいう。 |
321 | Funktionsbezeichnung | 独:フンクチオーンベツァイヒヌング | 機能符標=機能理論で用いる略号。 |
322 | Funktionstheorie | 独:フンクチオーンステオリー | 機能理論=音楽は何時の時代にも実践された音楽の後を追っていることが多い。調整的音楽の理論。 |
323 | fuoco | 伊:フォーコ | 火。 情熱。 |
324 | fur | 独:フュール | 〜のために。〜にとって。 |
325 | furia | 伊:フーリア | 激情 |
326 | furioso | 伊:フリオーソ | 激しい。 怒ったような。 |
327 | furore | 伊:フローレ | 熱烈。激情。 |
328 | fusion binaurale | 仏:フュージョン・ビノラル | 両耳融合 |
329 | fusion tonale | 仏:フュージョン・トナール | 音の融合 |
330 | futurism | 英:フューチャリズム | 未来派 詳しくは こちら |
331 | futurisme | 仏:フュトゥリズム | 同上 |
332 | futurismo | 伊:フトゥリスモ | 同上 |
333 | fuyant | 仏:フェイヤン | 逃げていく |
334 | fz. | 伊: | forzando, forzato の略。力を入れて。力を強めて。 |
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