≪ 音楽用語辞典-B(bd〜bl)≫
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
Copyright(C) 2005・5・8〜2013・5・23(修正) by gigue
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日=日本語 英=英語 独=ドイツ語 伊=イタリア語 羅=ラテン語 米=アメリカ特有の名前 西=スペイン
a-ai | aj-an | ap-az | b-ba | bd-bl | bm-by | c-ce | ch-ci | cl-com | con-cz | d-de |
di-dop | dor-dy | e-em | en-ex | f-fi | fl-fz | g-gh | gi-gy | h-he | hi-hy | i | j-k | l-le | lh-ly |
ma-md | me-min | mir-mo | mp-my | n | o-op | or-ow | p-ped | peg-pi | pk-pra | pre-py | q | r-re | rf-ry |
s-schm | schn-ser | ses-soi | sol-ste | sti-stra | sto-sy | t-to | tr-ty | u | v-vi | vl-vo | wxyz |
五十音 トップ |
あ | い | う | え | お | か | き | く | け | こ | さ | し | す | せ | そ | た | ち | つ | て | と | な〜 に |
ぬ〜 の |
は | ひ | ふ | へ〜 ほ |
ま〜 み |
む〜 も |
や〜 よ |
ら〜 り |
る〜 ろ |
わ | アルファ ベットトップ |
B | 用語 | 国語名・読み | 意味 |
129 | B dur | 独:ベー・ドゥア | 変ロ長調=第3線と第4間にフラットが付いて、フラットのシが主音(その調のド)になる |
130 | Be | 独:ベー | 変記号=フラット。♭ |
131 | Bearbeitung | 独:ベアルバイトゥング | 編曲=ある曲を本来の形態とは異なる形で演奏するように書き改めること。英語のアレンジメントを略してアレンジといもいう。 |
132 | bearded gamba | 英:ベアデッド・ガンバ | ガンバ。ガンベともいう。ヴィオラ・ダ・ガンバ。ヴィオール族の主要楽器。ガンバは脚を意味し、チェロと程の大きさでチェロと同じ姿勢で演奏した。 |
133 | beat | 英:ビート | 拍 → battemente de mesure |
134 | beating reed | 英:ビーティング・リード | 打簧 |
135 | beat the boarder | 米:ビート・ザ・ボーダー | ジャズ用語。タップダンサーを指す。 |
136 | beaucoup | 仏:ボクー | 多く |
137 | be-bap | 英:ビバップ | ジャズ用語=ジャズ演奏形態の一種、1900年代にニューヨークの黒人演奏家達によって始められたとみられている。 |
138 | Bebization | 独:ベビザチオーン | 階名唱法の一種。ヒッツラー(1576〜1635)によって提唱された。オクターヴの7音をla be ce de de me fe ge と読むもの。 |
139 | Bebung | 独:ベーブング | クラヴィコードの演奏技法。現在は用いられない。弦楽器の音を振るわせるヴィブラートに似ている。 |
140 | bec | 仏:ベック | 単簧 |
141 | becarre | 仏:ベカーレ | 本位記号、ナチュラル=♯や♭で変化した音を元の高さに戻す記号。変化記号の一つ。 |
142 | Beck | 独:ベック | 単簧 |
143 | Becke | 独:ベッケ | シンバル 詳しくは こちら |
144 | bedachtig | 独:ベデッヒティッヒ | 注意して。 落ち着いて急がずに。 |
145 | Bedarfsfall | 独:ベダルフスファル | 必要な場合 |
146 | bedeutend | 独:ベドイテント | 重要な |
147 | begeistert | 極:ベガイステルト | 感激して。 熱中して。 |
148 | beggar's opera | 英:ベッガーズ・オペラ | 乞食オペラ → ballade-opera |
149 | beginner brown | 米:ビギンナー・ブラウン | ジャズ用語、明るい茶色をした黒人を指す。 |
150 | begleiten | 独:ベグライテン | 伴奏する |
151 | begleitung | 独:ベグライトゥング | 伴奏 |
152 | behaglich | 独:ベハークリッヒ | 気持ちよい |
153 | behend | 独:ベーエント | 機敏な |
154 | beherzt | 独:ベヘルツト | 勇気のある |
155 | behind the beat | 米:ビハインド・ザ・ビート | あとに引っ張るようにして演奏する奏法、モダンジャズに多くみられる。 |
156 | beide | 独:バイデ | 両方の |
157 | beinahe | 独:バイナーエ | 殆ど |
158 | Beispiel | 独:バイシュピール | 例 |
159 | Beisser | 独:バイサー | モルデント=主要音から下2度の音を経て素早く主要音に戻る装飾音。 →(反対語=プラルトゥリラー) 参考 こちら |
160 | bel canto | 伊:ベル・カント | 唱法の一種=むらなく柔らかく共鳴し、甘美な旋律を生み出す、特殊の技術と発声がが要求される。 |
161 | belebend | 独:ベレーベント | いきいきと |
162 | Belieben | 独:ベリーベン | 愛好。 自由。 |
163 | bell | 英:ベル | ベル。 鐘。 あさがお。 |
164 | bell gamba | 英:ベル・ガンバ | ガンバ |
165 | bell harp | 英:ベル・ハープ | 18世紀にイギリスで発明された、チターのような撥弦楽器。 |
166 | belllicoso | 伊:ベリコーゾ | 挑戦的な |
167 | bell lyra | 英:ベル・リラ | 鉄琴 |
168 | bellows | 英:ベローズ | 送風機。 ふいご。管楽器は適当な強さで空気を吹き込むか、または吸いあげなくては鳴り始めない。発声器官や普通の木管・金管ならば人の肺臓が送風機の役割を果たすが、オルガン、ハーモニューム、アコーディオンのように人の息では間に合わない楽器は特定の装置つまり鞴(ふいご)が必要(バッグパイプは両方を必要とする)。パイプオルガンのような大型の楽器になると送風機を別室に備える。 |
169 | bellows-blown | 英:ベローズ・ブローン | バッグパイプ |
170 | belly | 英:ベリー | 表板 |
171 | belustigend | 独:ベルスティゲント | 面白い |
172 | ben、 bene | 伊:ベン、 ベーネ | 十分。多く。 |
173 | beding | 英:ベンディング | ジャズ用語。音と音との間の、たとえば高音から低音へ、または低音から高音へと奏する場合の音色のピッチを変化させること。時にはこのことをスクーピング・ピッチと言っている。 |
174 | beneplatito | 伊:ベーネプラチート | 任意に |
175 | bequadro | 伊:ベークツードロ | 本位記号。ナチュラル=変化記号(シャープ、ダブルシャープ、フラット、ダブルフラット)で上がったり下がったりした音を元の高さの音に戻す記号。 |
176 | bequem | 独:ベクヴェーム | 適当な。容易な。気楽な。 |
177 | berceuse | 英:ベルスーズ | 子守歌=声楽曲にも器楽曲にもある。器楽曲では特に形式はなく子守歌の気持ちを表現するので激しい起伏はない。 |
178 | bereite vor | 独:ベライテ・フォール | 用意せよ |
179 | bereits | 独:ベライツ | 既に。 前に。 |
180 | bergamasca | 伊:ベルガマスカ | ベルガマスク=イタリアのベルガーモ地方の農民の踊りで、16世紀にイギリスで愛好された。普通2分の2拍子。 |
181 | bergamasque | 仏:ベルガマスク | 同上 |
182 | bergerette | 仏:ベルジュレット | 羊飼いの歌 |
183 | bergerie | 仏:ベルジュリー | 牧人の歌 → pastoral に同じ |
184 | Bergkreyen | 独:ベルククライエン | 古い踊りの歌で、宗教改革の時に宗教的な歌詞がつけられた。名前は山人たちのブループからきている。 |
185 | bergomask | 英:ベルゴマスク | ベルガマスク=イタリアのベルガーモ地方の農民の踊りで、16世紀にイギリスで愛好された。普通2分の2拍子。 |
186 | Berliner Liederschule | 独:ベルリーナー・リーダーシューレ | ベルリン歌曲派=18世紀にベルリンで歌曲を作曲した音楽家達。無用な装飾音を配したイタリア歌曲に対して、簡素な自然なものにしようとして当時の有名な詩人の詩に素朴な旋律を配したもの。この影響を受けたのがクロプシュトックやゲーテ等の詩に作曲した第二ベルリン歌曲派が起こった。 |
187 | Berliner Schule | 独:ベルリーナー・シューレ | ベルリン楽派=18世紀にベルリンで作曲した人達で、二つの楽派がある。一派はフリードリッヒ大王を中心としたJ.J.クヴァンツ、J.G.グラウン、K.H.グラウン、F.ベンダ、C.P.E.バッハ、J.Fr.アグリーコラなどで主として器楽作品を残した(北ドイツ派ともいわれる。もう一派はベルリン歌曲派。 |
188 | Berlin school | 英:バーリン・スクール | 同上 |
189 | beruhigen | 独:ベルーイゲン | 静める |
190 | Bes | 独:ベス | 重変ロ=ハ長調のシにダブルフラットがついている音でシよりも全音下がる。つまりラと同じ高さになる。 |
191 | beschleunigen | 独:ベシュロイニゲン | 速める |
192 | besselt | 独:ベゼールト | 心をこめて。 心をこめた。 |
193 | bestimmt | 独:ベシュティンムト | 決然と |
194 | betend | 独:ベーテント | 祈る如く |
195 | Betler-Oper | 独:ベトラー・オーパー | 乞食オペラ → beggar's opera |
196 | Betonung | 独:ベトーヌング | 強調。 アクセント。 → accento |
197 | Betrubnis | 独:ベトリューブニス | 悲しみ |
198 | Beugung | 独:ボイグング | 廻折 |
199 | Bewegung | 独:ベヴェーゲング | 進行。 速度。 |
200 | bezifferter Bass | 独:ベツィフェルテル・バス | 通奏低音=1600〜1700年頃に流行した、バスの音にアラビア数字を用いて上部の和音の音程構造を示す。これが通奏低音である。 |
201 | Bezug | 独:ベツーク | 一組の弦 |
202 | bianca | 伊:ビアンカ | 2分音符=2拍(音楽は4拍子を基準として考えられいるから1小節は4拍として数えることになる。1小節4拍を二つに分ける(2等分する)と1個の音符は2拍になる) |
203 | Bibelregal | 独:ビーベルレガール | リガール=リードオルガン族の一種、首から吊し左手で送風しながら右手で1個のキーを操作する。 |
204 | bicinium | 羅:ビシニウム | 二声部の歌 |
205 | bien | 仏:ビアン | よく。十分に。 |
206 | bigophone | 英:ビゴフォーン(仏の訛り) | 金属製の大衆的な楽器。1883年フランス人のビゴ(Bigot)によって世に現れた。ミルリットンの一種で吹口部を具え、声を出して歌うと、一つの管側孔に張られた薄紙が振動する。 |
207 | bigotphone | 仏:ビゴトフォン | 同上 |
208 | binary form | 英:バイナリー・フォーム | 二部形式=基本的な形式。8小節の大楽節二つ(16小節)から出来ている。 詳しくは こちら |
209 | bind | 英:バインド | タイ=同じ高さの2音を結弧線(けつこせん)のこと。タイで結ばれた2音は一つにまとめられる。つまりタイがついた後方の音符は弾き直さず前の音符から引き続き伸ばす。 |
210 | Bindebogen | 独:ビンデボーゲン | 同上 |
211 | biniou | 仏:ビニウ | フランスのブルターニュ地方に伝わるバッグパイプ。比較的小さな楽器でブルドンは1本である。第一次大戦の時、この地方の軍楽隊に使用され有名になった。 |
212 | bird organ | 英:バード・オーガン | 小型のオルガンで、小鳥に歌を仕込むために使われる。 |
213 | bis | 独:ビス | 〜にまで |
214 | bis | 仏:ビース | アンコール=更に。もう一度を意味する副詞。(礼奏) |
215 | bis | 羅:ビス | ビザンツ聖歌でbisという文字が書いてある部分はもう一度繰り返し演奏されていた(現在のリピート記号に代わる文字だった) |
216 | bischero | 伊:ビスケロ | 糸巻き |
217 | biscroma | 伊:ビスクローマ | 32分音符=8分の1拍(音楽は4拍子を基準として考えられいるから1小節は4拍として数えることになる。1小節(4拍)を32等分すると一つの音符は8分の1拍になる) |
218 | bisser | 仏:ビッセ | アンコール → bis |
219 | bissex | 英:ビセックス | 12弦を有するギター。1770年にイギリスで発明された。 |
220 | bittend | 独:ビッテント | 切願するように |
221 | bizzarro | 伊:ビッツァーロ | 奇怪な |
222 | black mensural notation | 独:ブラック・メンシュラル・ノーテーション | 黒符定量記譜法=1200〜1450年頃にかけて、白符の出現以前に用いられた定量記譜法。ネウマの影響を受けて中黒の音符を用いる。 |
223 | black pudding | 英:ブラック・プディング | セルパン |
224 | bladder and string | 英:ブラッダー・アンド・ストリング | イギリスの画家ボガース(1697〜1764)の銅版画で、音楽を奏するグロテスクな道具。 |
225 | blanche | 仏:ブランシュ | 2分音符 → bianca |
226 | Blasinstrument | 独:ブラースインストルメント | 管楽器 |
227 | Blasmusik | 独:ブラースムジーク | 吹奏楽=もっとも整った吹奏楽は軍楽だが、軍に属さなくて軍楽隊と同じ規模をもった楽団を吹奏楽団と呼んでいる。日本では木管、金管楽器を主としてそれに打楽器を加えたものを吹奏楽と呼んでいる。 |
228 | Blasorchester | 独:ブラースオルヒュスター | 吹奏楽 ↑ |
229 | Blatt | 独:ブラット | 舌 |
230 | Blech | 独:ブレヒ | 金属の薄板 |
231 | Blechinstrument | 独:ブレイヒインストゥルメント | 金管楽器 |
232 | bleiben | 独:ブライベン | 留まる。 残る。 |
233 | block flute | 英:ブロック・フルート | 16世紀頃に流行した縦笛型のフルート |
234 | bloss | 独:ブロース | 単に。 開放弦。 |
235 | blow | 英:ブロー | ジャズ用語。マリファナを吸うこと。 |
236 | blown-pipe | 英:ブローン・パイプ | バグパイプ。送風機。 → bagpipe |
237 | blue note | 米:ブルー・ノート | ジャズ用語。ブルース音階における半音下がった第3音と第7音の音。ブルースに用いられる独特の音である。 |
238 | blues | 英:ブルーズ | ブルース=ブルーズと発音するのが正しい。アメリカの黒人達が歌っていた彼らのやるせない生活を表した歌からジャズの元になった。 |
a-ai | aj-an | ap-az | b-ba | bd-bl | bm-by | c-ce | ch-ci | cl-com | con-cz | d-de |
di-dop | dor-dy | e-em | en-ex | f-fi | fl-fz | g-gh | gi-gy | h-he | hi-hy | i | j-k | l-le | lh-ly |
ma-md | me-min | mir-mo | mp-my | n | o-op | or-ow | p-ped | peg-pi | pk-pra | pre-py | q | r-re | rf-ry |
s-schm | schn-ser | ses-soi | sol-ste | sti-stra | sto-sy | t-to | tr-ty | u | v-vi | vl-vo | wxyz |
五十音 トップ |
あ | い | う | え | お | か | き | く | け | こ | さ | し | す | せ | そ | た | ち | つ | て | と | な〜 に |
ぬ〜 の |
は | ひ | ふ | へ〜 ほ |
ま〜 み |
む〜 も |
や〜 よ |
ら〜 り |
る〜 ろ |
わ | アルファ ベットトップ |