五十音でひく音楽用語辞典 ら〜り
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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ら・り | 用語 | 国語名 | 意味 |
ら | . | .. | . |
1 | ラ | 伊: 仏: la | 音名の第6番目の音の名前 |
2 | ライ | 英: rai | こちら |
3 | ライターフレムデル・アッコルト | 独: leiterfremder Akkord | 変化和音=その調に固有でない変化した音を含む和音。 |
4 | ライド | 米: ride | ジャズ演奏でスイング(自然に体が揺れ動くような演奏)すること。 |
5 | ライト・ペダル | 英: right pedal | ピアノのペダルで右側のペダル。ダンパーペダルのこと。サスティンペダルとも呼ばれることもある。 |
6 | ライト・ミュージック | 英: light music | 軽音楽のこと。ポピュラー・ミュージックとほぼ同義語。 |
7 | ライトモティーフ | 英: leading motive 独: Leitmotiv |
ある人物、行為、感情等を象徴する楽句。ワーグナーの楽劇で確立された。 |
8 | ライナー・ノート | 英: liner note | レコードの解説書。鑑賞の参考となる参考書。 |
9 | ライブ | 英: live | 生演奏のこと。 |
10 | ライブ・アルバム | 英: live album | 実況録音盤のこと。スタジオでなくコンサート会場でレコーディングされた録音盤を指す。 |
11 | ライブ・ハウス | 英: live house | 生演奏を聴かせる場所のこと。 |
12 | ライブ・パフォーマンス | 英: live performance | 公演のこと。 |
13 | ライブ・レコーディング | 英: live recordeng | 生演奏を録音すること。コンサート会場に録音機会を持ち込み、生の演奏を録る方法と、MTRレコーダーによってスタジオでミックスし直す方法と、2チャンネル・ステレオ録音がある。 |
14 | ランニング・アウト | 英: lining−out | ディーコニング=アメリカ及びイギリスのプロテスタント教会において賛美歌を歌う前に、それを一行ずつ読む習慣。 |
15 | ラヴァナストロン | 英・独・仏共通: ravanastrom | 世界最古の弓弦楽器とされる。伝説によれば、起源前2千年以上前にセイロン島ラヴァナによって発明された。インドの托鉢僧に受け継がれ、中国には現代までに伝わっている。ヴァイオリン族につながるかどうかは定かではない。 |
16 | ラウダ | 伊: lauda | 「賛美」の意。13〜19世紀中頃までのイタリア民衆の宗教的歌謡として重要。 |
17 | ラウダ・シオン | 羅: lauda sion | 今日もキリストの聖体祝日(聖霊降臨び大祝日の次の週の木曜)のミサに歌われるセクエンティア(続誦=グレゴリオ聖歌でトロープス・進句の最古の重要な類型)。パレストリーナやメンデルスゾーン等による多声作品もある。 |
18 | ラウダームス・テ | 羅: laudamus Te | ミサのグローリアの章の句。「われら汝をたたえ奉る」の意。 |
19 | ラウディスティ | 伊: laudisti 羅: laudistae |
ラウダの歌い手。14世紀以後多くの団体を作った。 |
20 | ラウデース | 羅: laudes | オフィチウムにおける「讃課」グローリアにつけられたトロープス(新たに付け加えれた歌詞)のこと。 |
21 | ラウンド | 英: round | 輪唱=二声部以上を持つ楽曲で、同じ旋律を各声部が等しい間隔を置いて順次に歌っていき、歌い終わった声部はまた最初に戻り、これを何回も繰り返すもの。カノンは結尾(coda)があるが輪唱にはない。時には和声をつけた部分をモルこともある。 |
22 | ラウンド・バック | 英: round back | ギターのボディで裏が丸みをおびているもの。または、そのボディを持ったギターを指す。オベーションなどの、合成繊維を使ったエレクトリック・アコースティック・ギターが有名。 |
23 | ラウンド・ダンス | 英: round dance | 踊り手がグルグル回る踊り、または輪を作って踊る踊り。円舞。(スクェア・ダンスと区別する) |
24 | ラウンド・ホール | 英: round hole | ギターなどの表面にあるサウンド・ホールが丸い形をしているもの。(サウンド・ホール=さ行参照) |
25 | ラウンド・ワウンド | 英: round wound | ギターの巻弦で、巻き線の断面が丸い形をしているもの。最も一般的に使用される巻弦で、力強く明るい温色を持つ。 |
26 | ラーガ | ヒンディ: raga | インド古典音楽における旋法の法則、もしくはその法則に従った音の並び。音階だけでなく、それぞれの型が持つ情感なども重要視され、このラーガとリズムの法則であるターラを元に即興演奏が繰り広げられる。(ターラ=た行参照) |
27 | ラグ | 英: lug | ドラムの胴(シェル)に付いている部品。ここにボルトを入れて締め付け、チューニングを行う。船型ともいう。 |
28 | ラグ | 米: rag | 昔のジャズをラグ、ラグ・タイムと言った。4/4拍子のリズムで、第2拍と第4拍に強いアクセントを付けるのがラグ・タイムの特徴である。 |
29 | ラグタイム | 米: ragtime | 19世紀に末に流行した黒人音楽。元々はピアノ用の音楽でヨーロッパ音楽の影響が強く、きっちりと楽譜通りに演奏する点がジャズと異なるがリズムは黒人風といえる。一般に、それぞれ異なったシンコペーションとリズムを持つ4つのセクションから成り立っている。中心地はミズリー州シダリア市。 |
30 | ラグ・カッター | 米: rug cutter | 黒人間に1930年頃に流行した踊りの一種。 |
31 | ラクリモーザ | 羅: lacrimosa | レクイエムの続誦。ディエスイレーの終わりの部分。「涙」の意。 |
32 | ラケット | 英・独: Rackett 仏: cervelas |
古い有簧楽器。ファゴットに属して、5種類がある。クラリネットの発明者に改良され、ラケット・ファゴットとして17世紀のドイツに栄えた。 |
33 | ラストラール | 独: Rastral | 互選をひくために用いられるペン・五本の両描きペンが並べられ柄をつけたもの。 |
34 | ラタマキュー | 英: ratamacue | ドラムのルーディメンツで、3連符の前に二つの前打音(装飾音)が入る奏法のこと。 参考 → ルーディメンツ →装飾音 |
35 | ラチェット | 英: ratchet | 歯車が回ると、そこに接触した板がガラガラと音を出す器具。心棒を振り回す物と、ハンドルで歯車を回す物とがある。日本でも、歌舞伎下座音楽の「時計」という音具がそれに当たる。 |
36 | ラッシャン・バスーン | 英: Russian bassoon 仏: basson russe basson serpent |
金管に属する旧式の低音楽器。セルパンの改良種で、ファゴットのような形をしている。主にロシアの軍楽隊で使用された。 |
37 | ラッツィ | 伊: lazzi | 滑稽な即興曲。 イタリアの喜劇役者及び歌い手。 |
38 | ラップ | 米: rap | こちら |
39 | ラップ・スティール・ギター | 英: lap steel guitar | 膝の上に乗せて演奏出来るような小型のスティール・ギター。六弦、または八弦のものが多い。 |
40 | ラテン・パーカッション | 英: Latin percussion | ラテン・ミュージックを演奏する時に用いる打楽器の総称。カバサ、アゴーゴ、シェーカーなどブラジル系のもの、クラベス、コンガ、ボンゴ、ティンパレス、マラカスなどキューが系のものがある。 |
41 | ラテン・ミュージック | 英: Latin music | 本来は南アメリカ(ブラジル、アルゼンチン、チリ、ペルー等)の音楽の総称であったが、最近ではキューバ、ジャマイカ、メキシコ、スペインあたり迄も地域を広げて指す。 |
42 | ラテン・リズム | 英: Latin rhythm | 中南米音楽のリズムの総称 |
43 | ラナート | ?: ranat | タイの船型木琴。伝統合奏ビーパートの中心となる。音域によってラナート・エク(高音)とラナート・トゥム(低音)の2種がある。 同様の楽器に、鉄琴のラナート・エク・レクとラナート・トゥム・レクがある。 |
44 | ラプソディー | 英: rhapsody 独: Rhapsodie 仏: r(h)apsodie |
狂詩曲。叙事的、民族的な要素の強い自由で幻想的な曲。 |
45 | ラミネート・ネック | 英: laminated nec | ギターやベースなどの弦楽器において、複数の木を張り合わせて作ったネック。 |
46 | ラミネート・ボディ | 英: laminated body | ギターやベースにおいて、複数の木を張り合わせて作ったソリッド・ボディのこと。 |
47 | ラメンタツィオーネ | 英: lamentation 伊: lamentazione |
ジェレミアの悲歌につけられた音楽で、ローマ・カトリックの礼拝では復活祭の前の週のうち木、金、土の3日歌われる聖歌。15〜17世紀にかけて多くの作曲家がこの音楽に交声的の音楽をつけた。簡単な和声で受難楽に似たものが好んでつけられた。 |
48 | ラメンタツィオ | 英: lamentation 伊: lamentio |
「哀歌」。グレゴリオ聖歌におけるエレミアの哀歌・聖週間中に使われる。 |
49 | ラメント | 英: lament | 死者への哀悼の意を表す曲のこと。 |
50 | ラモーのごろく(〜の五六) | 独: Rameau’s Quintsextakkord | 一種の付加6度の和音で、下属三和音と2度の六の和音とを一緒に使った和音。2度の七の和音とも考えられる。 |
51 | ラリゴー | 仏: larigot | 元来はプロヴァンス地方のフラジオレットの一種で。簧付き小型の竪吹きフルートの名であったが、フランスではパイプオルガンの古いストップの名となる。別名プティ・ナザール(petit nasard) |
52 | ラルガ | 羅: larga | 定量音楽の中の最長の音符で今日の6全音符と同じくらいの長さを持っている。ラテン語のマクシマと同じ。 |
53 | ラルゲット | 伊: larghetto | ラルゴよりもやや速く |
54 | ラルゴ | 伊: largo | 幅広く緩やかに |
55 | ラレンタンド | 伊: rallentando | 次第に緩やかに。 rallと略して書く。 |
56 | ラングザーム | 独: langsam | 遅く。 緩やかに。 |
57 | らんけい | 日: 鸞鏡 | 日本の12律の第9音。中国の夷則にあたる。イギリスのエリスの測定では振動数460、洋楽の嬰イ、または変ロに酷似している。俗楽律では9本または2本と呼ぶ。旧暦7月に配する。 |
58 | ランゲル・フォールシュラーク | 独: langer Vorschlag | 複前打音 |
59 | ランサーズ | 英: lancers | 4人で踊る舞曲。19世紀後半にイギリスへ輸入されたカドリーユの変化したもの。 |
60 | ランチェラ | 西: ranchera | メキシコを初め中南米で行われている民族音楽。3/4拍子のワルツ的な感じを持ち、明るい曲で、農民の音楽から発達してといわれている。 |
61 | ランツェンタンツ | 独: Lanzentanz | 槍を持って踊る男の踊り |
62 | ランディーニしゅうし(〜終止) | 英: Landini cadence 独: landinosche Kadenz |
導音と主音の間に6度(ランディーニ6度)が挿入される。嬰をつけられた4度が中声部に使われ、5度に対する導音の役目をすることがよくある。ランディーニの何名前にちなんでつけらkれkた。ブルグンド楽派の音楽の一特徴をなす。 |
63 | ラン・デ・ヴァーシュ | 独: Kuhreigen 仏: ranz des vaches |
「牛の行進」の意。アルプホルンで奏され、または歌われるスイス・アルプス地方の旋律で、牛を呼ぶのに用いる。芸術的な音楽の中にも利用されている(例:ロッシーニ「ウィルヘルム・テル」序曲、ベートーベン「田園交響曲」、シュトラウス「ドン・キホーテ」) |
64 | ランバーダ | 英: lambada | こちら |
. | らの項目 計 64語 | . | . |
. | . | . | |
り | . | . | . |
1 | リア・ピックアップ | 英: rear pickup | エレクトリック・ギターにおいて、ブリッジ側に付いているピックアップのこと。 |
2 | リアル・シークエンス | 英: real sequence | 真正反復進行。必ず転調を伴う。 |
3 | リアル・ジャズ | 英: real jazz | 音楽的な意図や精神を純粋に追求して演奏されるジャズのこと。ダンス・ミュージックやポピュラーを演奏するジャズと区別する語句。 |
4 | リヴォルジメント | 英: rivolgimento | 転回対位法(対位法的声部を互いに上下に転回しても成り立つように作られている対位法)における声部の転回。 |
5 | リガ | 伊: riga | リゴ(rigo)ともいう。譜表のこと。 |
6 | りがくちょうし(理学調子) | . | 標準調子=絶対調子、基準調子、標準基音、標準高度などともいう。音楽で用いる音の高さを合致させる為に決められた特定振動数のこと。 |
7 | リガーテュア | 英: ligature 独: Ligatur |
1.プレーンソングでは数個の音符を結ぶ括弧。 2.現代の楽譜では一呼吸または切らずに演奏すること。 3.切分音のタイ。 4.クラリネットの簧をはめる金のバンド。 |
8 | リガール | 英: regal 独: Regal 仏: regale 伊: regale |
リード・オルガン族の古楽器。ポータティヴ・オーガン(持ち運び出来るオルガン)の一種で首から吊し、左手で送風しながら右手で1個の鍵盤を操作する。非常に古くから持てはやされ、打簧のリード・パイプを有するが、16世紀より音管をなくしてハーモニュームの前身楽器になり、同じような役割を果たしている。 |
9 | リーゲンデ・シュティンメ | 独: liegende Stimme | 持続音 |
10 | リコーダー | 英: recorder | 縦笛。ドイツではブロックフレーテ。18世紀半ばまでは大いに流行し、フルートといえば、この楽器を指していたが、次第に衰退し、横笛のフルートにその座を譲った。近年は専ら教育用楽器として活用されているが、バロックブーム以来再び本来の価値が見直されつつある。音域が狭いため、ソプラニーノからバスまで5〜6種類の大きさがあり、コンソートと呼ぶ一族をなす。様々な調性があるが、移調楽器としは扱わないのが普通である。 |
11 | リゴドン | 古英: rigadoon 仏: rigaudon |
フランスのプロヴァンス地方から出た元気のよい、時にグロテスクなブーレに似た踊り。3〜4回の繰り返しがあり、第3回目には偶然のように見せかけて低い音に移り、しばしば正規に踊らない。これは後続の部分との対照を考えているためである。 |
12 | リサイタル | 英: recital | 一人または少数の主演者で行われる公開演奏会。かつては一人の演奏を指した。 |
13 | リサイティング・ノート | 英: reciting note | 詩篇誦における保持者、テノール=12世紀頃グレゴリオ聖歌において定旋律を歌った声音部だったのでこの名がある。 |
14 | リステッソ・テンポ | 伊: l’istesso tempo 仏: meme mouvement 伊: il medesimo tempo meddissimo lo stesso tempo |
同じ速さでの意。楽曲の途中で拍子が変わった時(例えば2/4から6/8になったような場合に、速さをきめる単位の音符、つまり、2/4の四分音符と6/8の付点4分音符を同じ速さで演奏すること。 |
15 | リスペット | 伊: rispetto | イタリアの民謡または民謡風な歌曲の一種。恋人に対する愛情と敬意を表す歌曲を指す。 |
16 | リスポスタ | 伊: risposta | 応答 詳しくは こちら |
17 | リスポンス | 英: response | アングリカン典礼で「アーメン」など合唱による応答。ローマ典礼のレスポンソリウムとは別の起源のもの。 |
18 | リスポンド | 英: respond | レスポンソリウムまたはリスポンスの意に使われる。 |
19 | リズミコン | 英: rhythmicon | 光電管を利用した電気楽器。ロシアのテレミンとアメリカの作曲家コーウェルの共同製作。オーケストラ用の打楽器の一種。 |
20 | リズム | 英: rhythm 独: Rhythmus 仏: r(h)ythme 伊: ritmo |
連続的運動現象において規則的に反復する時間的進行秩序。旋律、和声と並んで音楽の三要素の一つ。リズムだけの音楽はあってもリズムのない音楽は無い。 詳しくは こちら |
21 | リズム・セクション | 英: rhythem section | バンド演奏の中でリズムを担当するグループ。通常ピアノ、ギター、ベース、ドラムで構成される。 |
22 | リズム・バンド | 英: rhythem band | 主として小学校低学年でリズム体得の為に行われる打楽器を中心として、それにピアノ、木琴などの旋律楽器を加えた合奏で、英米では1920年から30年にかけて音楽教育に取り入れられ、日本のもこれに習ったもの。 |
23 | リズム・ピックアップ | 英: rhythem pickup | ギターのパーツ。指板に近い所に付いているピックアップ。フロント・ピックアップともいう。 |
24 | リズム・マシン | 英: rhythem machine | こちら |
25 | リーダー | 英: leader | イギリスでは第一ヴァイオリンの首席奏者。アメリカではコンサート・トマスター、または管弦楽団の指揮者(コンダクター)。室内楽団の指導的団員。 |
26 | リーダークライス | 独: Liederkreis | 組曲的な形で作られた歌曲集。シューマンによって用いられた。 |
27 | リーダークランツ | 英: song wreath 独: Liederkranz |
歌の花環の意。連篇歌曲(関連を持った観念及び音楽的様式による一連の歌曲)と同義に用いられる場合もある。 |
28 | リーダーターフェル | 独: Leidertafel | ドイツの社交的傾向をもつ男声合唱団 |
29 | リーターデーション | 英: retardation 独: Verzogerung 仏: ritard 伊: retardatio |
遅滞または抑留と訳される。掛留と同義のことが多いが、掛留の解決音の前に修飾音の挿入されるものを指すこともかなり多い。 |
30 | リタルダンド | 伊: ritardando | 次第に遅く。略してrit.と書く。 |
31 | リチェルカーレ | 伊: ricercare | こちら |
32 | リック | 米: lick | ジャズ用語。スイングの時代に独奏の部分を指した言葉。 |
33 | りつせん | 日: 律線 | 雅楽の旋法の一つ。洋楽の階名にあてるならば、レ(宮)、ミ(商)、ファ(嬰商)、ソ(角)、ラ(徴)、シ(羽)、ド(嬰羽)。これに平調と黄鐘調、盤渉調の三調が含まれる。 |
24 | りつどう | 日: 律動 | リズム。 詳しくは こちら |
35 | リップ・スラー | 米: lip slur | ジャズ述語。3連音符、4連音符等を唇だけの調節で滑らかに吹くこと。 |
36 | リップ・トゥリル | 英: lip trill | 管楽器の奏法で、唇のコントロールのみで行うトゥリル。シェイクとも呼ばれる。 |
37 | リディアせんぽう(〜旋法) | 英: Lydian mode 独: lydische Tonart |
教会旋法の一つ。 詳しくは こちら |
38 | リーディング・モーティヴ | 英: leading motive | ライトモティーフ=ある人物、行為、感情等を象徴する楽句。ワーグナーの楽劇で確立された。 |
39 | リテヌート | 伊: ritenuto | 直ちに遅く。略してriten.と書く。 |
40 | リート | 独: Lied | 主としてピアノを伴奏とする歌曲で内面的な性格を持つ。最初は労働歌や祝宴歌だったが、変遷を重ねて、18世紀にはヒラーなどの力によって次第に芸術的なものとなっていった。しかし、その独特な様式を完成し、真のリートを確立したのはシューベルトといわれている。 |
41 | リード | 英: reed | 簧=管楽器で人声の声帯の役割をする装置。葦、木、竹、金属などの薄片の一端を送風機に固定し振動させて音を出す。 |
42 | リトゥアーレ | 羅: rituale | ローマ・カトリック教会の秘蹟、埋葬、行列や祝別の執行に属する祭式を含む本。 |
43 | リトゥス | 羅: ritus | 典礼様式。規則によって祭式の所作が行われるべき方法。 |
44 | リード・オルガンぞく(〜族) | 英の訛り: reed organ family | 英語の訛り。単にリードオルガンといえばハーモニュームを指すが、リードオルガン族としては、大オルガン以外で自由簧を発音源とする楽器の総称。アコーディオン、コンセルティーナ、ハーモニカ等は高級な音楽には使用されないが、手頃な楽器として大衆に親しまれている。 |
45 | リードおんせん(〜音栓) | 英: reed stop 独: Rohrstimme 仏: jeu a anches |
有簧音栓で、リード・パイプの列によって成り立ち、簧の種類からクラリネットのような打簧と、ハーモニュームのような自由簧に分けられる。 |
46 | リードがっき (リード楽器) |
英: reed instrument 独: Zungeninstrument 仏: instrument a anche |
有簧楽器。無弁のフルート族、或いは金管の全てに対して簧を有する楽器の総称。 |
47 | リード・ギター | 英: lead guitar | バンドの中でソロ演奏するギタリスト、またはそのギター・パートを指す。サイド・ギター(リズム担当)に対して使われる。 |
48 | リート形式 | 英: song form 独: Liedform |
歌曲形式・歌謡形式。歌の形式から起こった器楽曲の形式で二部形式・三部形式などを意味する。 |
49 | リード・シート | 英: lead sheet | 曲のッメロディーと構成、進行、ソロ・パートの始まる所などだけを書き出した譜面のこと。、 |
50 | リード・セクション | 英: leed section | 大きなバンドのクラリネット、サックス群のこと。 |
51 | リード・ノート | 英: lead note | メロディーだけの譜面 |
52 | リドット | 英: reduced 独: reduzieren 仏: reduire 伊: ridotto |
1.軽減する、変形するの意。原曲で要求しているものよりも小さな演奏体のために編曲することである。 2.仏語のルドゥート(reduire)と同じで、18世紀に流行した余興の型。一般に歌と踊りとを持つ変装者の群れを言い、演奏料も受けずに群衆も参加するものであった。 |
53 | リード・ピックアップ | 英: lead pickup | エレクトリック・ギターにおいて、ブリッジ側に付いているピックアップのこと。リア・ピックアップ |
54 | リード・ボーカル | 英: lead vocal | バンドやコーラスで主旋律を歌う歌手。 |
55 | リード・マン | 米: lead mam | ジャズ音楽のブラスの合奏やサックスの合奏などで、トップに立ち主要なメロディを奏するトランペット奏者、トロンボーン奏者、サックス奏者、クラリネット奏者などをいう。リード・マンは全体の音の統制を考え、常に音楽的に熟練した人でなければつとまらない。主に従来はフル・バンドにおいてのみリード・マンの必要を生じていたが、モダンジャズの演奏においては複雑なハーモニーを処理すべく、また変化に富んだ音色を作るべくホルン、バスーン、オーボーなどの奏者が小編成の中に入ってリード・マンの役割を果たすことが多い。 |
56 | リトミック | 仏: rhythmique | 1.リズム的な 2.スイスの作曲家ダルクローズによって創案されてた、リズムの持つ特質を基本に、反射性、記憶力、創造力、自発性などの向上を目的とした教育法。 |
57 | リトモ・トロピカル | 英: tropical rhythm 西: ritomo tropical |
「常夏のリズム」という意味で、トロピカル・ゾーンに入っている中南米の民族音楽リズムの総称。元来、キューバ島を中心としての圏内の国々の音楽は、明確には区別出来ない点が少なくない。そういうルンバ、クマナ、サンバ、ボレロ等の中南米で演奏される音楽のリズムを一緒にして一口にいう必要からこの語が生じた。 |
58 | リトルネルロ | 独: Ritornell 仏: ritournelle 伊: ritornello |
声楽曲の前奏・間奏・後奏の器楽曲の部分。協奏曲では独奏の後の総奏。 |
59 | リーニエンジュステーム | 独: Liniensystem | 五線譜表のこと。昔グレゴリオ聖歌の頃の譜表は3線か4線であったが、16〜17世紀頃から五線譜表が使用されるようになった。 |
60 | りはつてんのおんがく(理髪店の音楽) | 英: barber’s shop music | 16〜17世紀のヨーロッパでは、理髪店が一種の音楽演奏所で、顧客は順番を待ちつつシターン類の簡単な楽器を鳴らし、理髪師も仕事の合間に歌い奏し、練達者は音楽家の名声をも得た。スペインの理髪師についてはセルパンテスが「ドン・キホーテ」(1604)に記し、16、17世紀頃の英文学作品も音楽家としての理髪師にしばしば言及している。やがて、理髪師は仮髪の製造を暇仕事とするようになったために、音楽修行の風は18世紀初めになくなったが、アメリカにはこの風習が19世紀半ばまで続いた。 |
61 | リバットゥータ | 伊: ribattuta 独: Wiederschlag |
装飾音の一種で古い形のもの。トリルの前に主要な音とその2度上に付点音符と後打音のような形であらわれ、次第に速度を増してやがらトリルに入るものである。例:付点4分音符→8分音符→付点8分音符→16分音符→付点8分音符→16分音符→付点16分音符→32分音符→付点16分音符→32分音符→その後から32分音符トリルが続く、等。 |
62 | リバップ | 米: rebop | ジャズ用語でビ・バップ(1900年代にニューヨークの黒人演奏家達によって始められたとみられている演奏形態)と同義。 |
63 | リピエーノ | 伊: ripieno | 総奏(すべての弦楽器での演奏) |
64 | リピート | 英: repeat | 反復記号(繰り返し演奏するという意味の記号) |
65 | リビトゥム | 羅: libitum | 随意 |
66 | リフ | 米: riff | ジャズ用語。通常メロディに至らない短い楽句。2小節、もしくは4小節を用い、これを繰り返し演奏すること。バップの演奏などには相当長いリフが奏されることがある。 |
67 | リフレイン | 英: refrain | 歌の終わりで折り返す |
68 | リプロデューシング・ピアノ | 英: reproducing piano | 自動ピアノで名手の演奏を再生させるもの |
69 | リベカ | 伊: ribeca | 中世の末期から文芸復興期にかけて流行した弓弦楽器。棹にあたる部分は胴の延長で、胴の背はマンドリンのようにふくらみ、糸倉に近づくにつれすぼまる。2〜3本の弦は5度に調弦され鋭い音を発し、民間の踊りや宮廷の音楽に16世紀頃迄使用されていた。楽器名のスペルは各国語を通じて非常にまちまちである。 |
70 | リーベル・スプリクトゥス | 羅: liber scriptus | 「書き記された書物」の意。レクイエムの読誦ディエス・イレーの一部。 |
71 | りゅうきゅうおんかい | 日: 琉球音階 | 沖縄音楽の伝統音階。長音階の第2音と第6音を覗いた五音からなる五音音階の一種。 |
72 | りゅうたつぶし | 日: 隆達節 | 略して「隆達」とも呼ぶ。近代小唄の祖。安土桃山時代に酒井の隆達が創始したもの。隆達(1527〜1611)は本名高三氏、若くして日蓮宗の僧となり、後還俗して小唄を謡い世に広めた。句形各種あり、伴奏楽器なく、或いは一節切(ひとよぎり)を用いる。 |
73 | りゅうてき | 日; 龍笛 | 横笛(おうてき)ともいう。雅楽器。左方の楽(唐楽)に用いる。唐から伝わった楽器。 |
74 | リュックガンク | 独: Ruckgang | ソナタ形式における展開部の第一主題の再現に導く部分。 |
75 | リュート | 英: lute 独: Laute 伊: liuto |
有棹撥弦楽器。形は琵琶に似ているが、糸倉部は深く後ろへ傾斜する。6列11弦で指板にフレットがあ。アラビアのウートがヨーロッパに渡って声楽や舞踏の伴奏楽器として15〜16世紀に流行した。多声楽曲の演奏に適する。 |
76 | リュート・ギター | 英: Lute-guitar | リュートの胴をそのまま残してギターに改造したもの。19世紀の初めに作られ、フランスで流行した。 |
77 | りょうたんがくしょう(両端楽章) | 独: Ecksatz | ソナタの両端の楽章。つまり、最初の楽章と終楽章のこと。 |
78 | りょせん | 日: 呂旋 | 雅楽の旋法の一つ。ソ(宮)、ラ(商)、シ(角)、ド(変徴)、レ(徴)、ミ(羽)、ファ(変宮)、ソ(宮)の七段音階をなす。これに太食調、双調が含まれる。 |
79 | リラ | 羅: lyra | 古代ギリシャの撥弦楽器のリラは、一弦は一音しか発しない。中世の間に消滅して名前だけ残っている。クロッタ以降に生まれたリラは、マンドリンのような形をした小さなリベカの一種。一弦の弓弦楽器。 |
80 | リラックス | 米: relax | ジャズメンの用語。すばらしい演奏。 |
81 | リリック | 英: lyric | 本来は叙情詩のことであるが、ポピュラー音楽では歌詞を意味する。 |
82 | リリコン | 英: lyricon | 管楽器の形状をしたコントローラー。装備されたシンセサイザー等の機能により音源を管楽器的なニュアンスで奏することができる。 |
83 | リリース | 英: lerease | テーマの中間部分のことで「ブリッジ」「サビ」とも呼ばれる。 |
84 | リンガラ・ポップ | 英: lingala pop | リンガラ・ポップという呼び名は日本独自のもの。 詳しくは こちら |
85 | りんじきごう (臨時記号) |
英: accidental 独: zufallige Versetzungszeichen 伊: accidente |
楽曲の途中のある音符に付く変化記号。シャープ、ダブルシャープ、フラット、ダブルフラット、ナチュラル |
86 | りんしょう(輪唱) | 英: round 独: Gesellschaftskanon |
ラウンドともいう。二声部以上を持つ楽曲で、同じ旋律を各声部が等しい間隔を置いて順次に歌っていき、歌い終わった声部はまた最初に戻り、これを何回も繰り返すもの。カノンは結尾(coda)があるが輪唱にはない。時には和声をつけた部分をもつこともある。 |
87 | リンディ・ホップ | 米: lindy hop | 黒人達で始められて流行した踊りの一種。 |
88 | リンマ | ギリシャ: limma | ピタゴラスの調律法に基づく全音階的半音をいう(最近ではピタゴラスの発見ではないと説く学者もいる) |
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