≪ 音楽用語辞典-G(g-gh) ≫
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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ぬ〜 の |
は | ひ | ふ | へ〜 ほ |
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G | 用語 | 国名・読み | 意味 |
1 | g | 英:ジー 独:ゲー | ト音(ハ長調音階のソ) |
2 | ga | 独:ガ | ボビザチオーンの第四音 |
3 | Gabelton | 独:ガーベルトーン | 音叉音。イ。 |
4 | gagliarda | 伊:ガリアルダ | 16世紀のダンス。速い3拍子で陽気なもの。上拍(弱拍)を打つ時と打たない時がある。しばしばパヴァヌと結びつけられる。 |
5 | gai | 仏:ゲー | 楽しげな |
6 | gailliarde | 仏:ガヤールド | ガリアルダ=16世紀のダンス。速い3拍子で陽気なもの。上拍(弱拍)を打つ時と打たない時がある。しばしばパヴァヌと結びつけられる。 |
7 | gaio | 伊:ガイオ | 同上 |
8 | gajo | 伊:ガジョ | 同上 |
9 | galant | 仏:ガラン 独:ガ゙ラント |
艶美な |
10 | galante | 伊:ガランテ | 同上 |
11 | galanter Style | 独:ガランテル・シュテル | ギャラント・スタイル=18世紀のロココ趣味が生んだ華麗優美な音楽様式.。バロック音楽の重量感のある表現様式に代わって、余韻と暗示を重視するサロン的な音楽の様式。 |
12 | gallant style | 英:ギャラント・スタイル | 同上 |
13 | galliard | 英:ガリャード | ガリアルダ=16世紀のダンス。速い3拍子で陽気なもの。上拍(弱拍)を打つ時と打たない時がある。しばしばパヴァヌと結びつけられる。 |
14 | Gallican chant | 英:ガリカン:チャント | ガリア聖歌=中世カトリック教会典礼のガリア(仏)における地方的類型。グレゴリオ聖歌によって消滅した。 |
15 | galop | 仏:ガロップ | 1824年以来行われた2拍子の急速なラウンド・ダンス(輪を作って踊る踊り)。各フレーズの終わりでステップを変えたり跳躍したりする。 参考 こちら |
16 | galoubet | 仏:ガルーベ | 1.ガルーベ=縦笛式のフルート、フランス南部の郷土楽器で、一人の奏者が左手に持ちながら永太鼓(タンプーラン)と一緒に奏する。3穴で高音域はピッコロと同じ高さの音を発する。 2.永太鼓 |
17 | gamba | 伊:ガンバ | ガンベともいう。1.ヴィオラ・ダ・ガンバ。一般にダイアベーソンよりも細くて長い音管を使用し、弓弦楽器のような音を発する |
18 | gambe | 伊:ガンベ | 同上 |
19 | gambo | 伊:ガンボ | 符尾=音符の縦棒のこと |
20 | gamma | ギリシャ:ガンマ | 文字のGのギリシャ名。中世では音階の最低音(現在の音階のト)をガンマと言ったが、現在は単に音階のこと。 |
21 | gamme | 仏:ガム | 音階=主音から始まり、音が重なったり抜けたりすることなく順番に並び、最後は主音で締めくくられている。 |
22 | gamme chromatique | 仏:ガム・クロマティック | 半音階=12の半音からなる音階。この音階は旋律の基礎となることはなく、転調にも関係はない。 |
23 | gamme majeure | 仏:ガム・マジウール | 長音階=第3音と第4音の間と第7音と第8音の間とに半音を持ち、他は全音でできている7音の音階。 |
24 | gamme mineure | 仏:ガム・ミヌール | 短音階=長音階の第6音から始まる音階で、長音階の平行短調 |
25 | gamut | 英:ガマット | 音階、譜表、音域の意。 |
26 | Gang | 独:ガング | パッセージ=経過句。旋律と旋律の間を単に急速に上行し下行する経過的な音符の群れ。 |
27 | ganz | 独:ガンツ | 全く。 すべて。 |
28 | ganze Cadenz | 独:ガンツェ・カデンツ | 完全正格終止 |
29 | ganze Note | 独:ガンツェ・ノーテ | 全音符=1小節全部を伸ばす音符・4拍…音楽は4拍子を基準として考えられいるから1小節は4拍として数えることになる。 |
30 | ganze Pause | 独:ガンツェ・パウゼ | 全休符=1小節全部を休む ↑ |
31 | ganzer Ton | 独:ガンツェル・トーン | 全音=音楽では1音のことを全音という |
32 | ganze Taktnote | 独:ガンツェ・タクトノーテ | 全音符=1小節全部を伸ばす音符・4拍…音楽は4拍子を基準として考えられいるから1小節は4拍として数えることになる。 |
33 | Ganzschluss | 独:ガンツシュルッス | 完全正格終止 |
34 | Ganzton | 独:ガンツトーン | 全音符=1小節全部を伸ばす音符・4拍…音楽は4拍子を基準として考えられいるから1小節は4拍として数えることになる。 |
35 | Ganztonskala | 独:ガンツトーン・スカーラ | 全音音階=半音階の音を一つおきにとって6つの全音にした音階 |
36 | garbato | 伊:ガルバート | 愛らしい |
37 | garbo | 伊:ガルボ | 優美。 礼儀。 |
38 | garder | 仏:ガルデ | 保つ |
39 | gathering note | 英:ギャザリング・ノート | 1.昔のオルガン奏者が会衆に讃歌あるいはヴァースの最初を合図する時の為の、声部(時にはc)の音符。 2.賛美歌の各行の最初の、後続の音符よりも時価の高い音符。 |
40 | gate | 米:ゲート | 著名なジャズ・ミュージシャンを指す言葉。トロンボーンのジャック・ティガーデンをビッグ・ゲート、弟のトランペット奏者のチャーリー・ティガーデンをリトル・ゲートというのは有名である。ルイ・アームストロングもゲートと言われた。 |
41 | gaudioso | 伊:ガウディオーソ | よろこびの。 楽しい。 |
42 | Gaumensegel | 独:ガウメンゼーゲル | 口蓋はん |
43 | Gaumenton | 独ガウメントーン | 口蓋音。口蓋には硬口蓋と軟口蓋があり、前者は口腔上部の前部であり、軟口蓋は上部の後方を形成している。この部分に響いた声をいう。特にバスが間違って出す音で発声法としては不正。口蓋が気柱の奥に入り、ゴロゴロいう抑圧された音色になる。 |
44 | gavotto | 仏:ガヴォット | 17世紀のフランスの舞踏。中庸の4分の4拍子。 |
45 | g clef | 英:ジー・クレフ | ト音記号=高音部記号。第2線をソとする記号 |
46 | g double flat | 英:ジー・ダブル・フラット | 重変ト(ハ長調のファにダブルフラットが付いて全音下がった音。実際の高さはファと同じになる) |
47 | g double sharp | 英:ジー・ダブル・シャープ | 重嬰ト(ハ長調のファにダブルシャープが付いて全音上がった音。ラと同じ高さ) |
48 | Gebrauchsmusik | 独:ゲブラウフスムジーク | こちら |
49 | gebrochener Akkord | 独:ゲブロッヘネル・アッコルト | 分散和音=和音の各音を同時でなく分けて順番に演奏すること |
50 | Gebunden | 独:ゲブンデン | 1.タイ=同じ高さの音を結ぶ弧線。タイがついた二つの音は一つの音として演奏される。つまり、後ろの方の音符は弾き直さずにそのまま引き延ばされる。 2.スラー=複数の音符につける弧線。普通は弧線内の音符を滑らかに演奏する。楽曲の区切りを表すのにも使われる。 3.クラヴィコード=鍵盤を有する打弦楽器。14世紀初めから18世紀末まで使用されハープシコードほどは普及しなかったが、ハープシコードよりピアノに近い楽器である。ハープシコードよりやや強い音が出せる。 |
51 | Gedact | 独:ゲダクト | オルガンの閉館音栓 |
52 | gedampft | 独:ゲデンプット | 抑制して |
53 | Gedeckt | 独:ゲデックト | オルガンの閉館音栓 |
54 | geffallen | 独:ゲファーレン | 気にいる |
55 | gefallig | 独:ゲフェリッヒ | 気にいる。 好きな。 |
56 | Gefuhl | 独:ゲフュール | 感情。 表情。 |
57 | gegebene Bass-Stimme | 独:ゲゲーベネ・バス・シュティンメ | 与えられたバス=和声学のバス課題。 |
58 | gegebene Oberstimme | 独:ゲゲーベネ・オーバーシュティンメ | 与えられた旋律=和声学のソプラノ課題。フランスではC.D.と略すことがある。 |
59 | gegen | 独:ゲーゲン | 〜に対して。〜の方へ。近づく。〜の前後に。 |
60 | Gegenbewegung | 独:ゲーゲンベヴェーグング | 反進行=2声の進行方向が反対(例:上声部が上行するとき下声部が下行するなど) |
61 | gegenfuge | 独:ゲーゲンフーゲ | 相反(そうはん)フーガ=応答が主題の転回を提示するフーガ |
62 | Gegensatz | 独:ゲーゲンザッツ | 対比主題=二つの主題を持つフーガで第一の主題に対する第二主題をいう。 |
63 | Gegenstandston | 独:ゲーゲンシュタントストーン | 対象音 |
64 | Gegenthsma | 独:ゲーゲンテーマ | 対比主題=二つの主題を持つフーガで第一の主題に対する第二主題をいう。 |
65 | gehalten | 独:ゲハルテン | 音を保持して。 ゆっくりと。 |
66 | geheimnisvoll | 独:ゲハイムニスフォル | 神秘的な |
67 | gehend | 独:ゲーエント | 歩く。 andante と同じ |
68 | Gehor | 独:ゲヘール | 聴覚 |
69 | gehorig | 独:ゲヘーリッヒ | 適当な。 相当の。 |
70 | Gehororgan | 独:ゲヘールオルガーン | 聴覚器官 |
71 | Gehorshalluzination | 独:ゲヘールスハルツィナチオーン | 幻聴 |
72 | Geige | 独:ガイゲ | ヴァイオリン |
73 | Geigenprincipal | 独:ガイゲンプリンツィパル | 弦楽器、特にヴァイオリンを指す |
74 | Geist | 独:ガイスト | 精神。 生命。 |
75 | geistlich | 独:ガイストリッヒ | 精神的な。 聖なる。 |
76 | gekneipt | 独:ゲクナイプト | つつまれた。 ピッツィカート=弦楽器の弦を指で弾く奏法。 |
77 | gelassen | 独:ゲラッセン | 落ち着いた。 平静な。 |
78 | Gelegenheitsmusik | 独:ゲレーゲンハイツムジーク | 1.教会音楽=キリスト教会の典礼音楽、代表はグレゴリオ聖歌。 2.付随音楽=演劇の中で付随的に用いる音楽。その起源は古くギリシャ、ローマ時代にさかのぼる。シェークスピアはこれを多く用い、バーセルはこの種の音楽を沢山書いた。ベートーベンのエグモントの音楽もその一例。 |
79 | gemendo | 伊:ジェメンド | うめきながら |
80 | gemessen | 独:ゲメッセン | 正確に。 中庸の速さで。荘重に。 |
81 | gemischte Stimmen | 独:ゲミッシュテ・シュティンメン | 混声 |
82 | Gemshorn | 独:ゲムスホルン | 羚羊ホルンの意で、オルガン音栓のフルー音栓。ガンバのように円錐管の上端が狭くて、ホルンのような音を発する。 |
83 | Gemut | 独:ゲミュート | 情緒。 感情。 |
84 | genau | 独:ゲナウ | 正確な |
85 | general crescendo pedal | 英:ジェナラル・クレシェンド・ペダル | クレシェンド・ペダルともいう。オルガンの増音装置。このペダルと特殊な機械装置によって、実際に鳴る音栓の数を次々に増しながらクレシェンド(次第に強く)の効果をあげる。 |
86 | Generalpause | 独:ゲネラールパウゼ | 全部の休止。楽曲の中で突然流れを止めて長く休むこと。特に管弦楽では全部の楽器が一斉に休む。略してG.P.と書く。 |
87 | Generalprobe | 独:ゲネラールプローベ | 管弦楽や、管弦楽付きの合唱のような大作品の総練習や歌劇の舞台稽古をいう。 |
88 | generating tone | 英:ジェナレーティング・トーン | 原音=結合音やうなりの発生に際して、これを生じた元の音を指す。及び、録音など音響変成器または電気音響変換器によって音を再生する時、再生音に対して元の音を指す。 |
89 | generoso | 伊:ジェネローソ | 寛大な。 おおまかな。 |
90 | gentil | 仏:ジャンティル | 高貴な。 綺麗な。 |
91 | gentile | 伊:ジェンティーレ | やさしい。 平和な。 |
92 | Genuss | 独:ゲヌス | 観賞 |
93 | gerader Takt | 独:ゲラーデル・タクト | 2拍子(1小節に2拍入る拍子) |
94 | German flute | 英:ジャーマン・フルート | 横笛 |
95 | German music | 英:ジャーマン・ミュージック | ドイツ音楽 こちら |
96 | German sixth | 英:ジャーマン・シックスス | 増五六の和音 |
97 | geruhrt | 独:ゲリュールト | 感動した |
98 | Ges | 独:ゲス | 変ト(ハ長調音階のソにフラットがついて半音下がった音) |
99 | Gesang | 独:ゲザング | 歌曲 |
100 | Gesangbuch | 独:ゲザングブーフ | 歌の本。 歌曲集。 唱歌集。 |
101 | Gesanglichter | 独:ゲザングリヒター | 中世に用いられた言葉で、一種のからかいの歌。悪評ある人の戸口で夕方歌われた呪いの歌の一種。 |
102 | Gesangquartett | 独:ゲザングクヴァルテット | 四つの声によって演奏される曲。普通にはソプラノ、アルト、テノール、バスの各独唱的旋律によって同時に歌い合わせるものをいう。四部合唱に対していう。 |
103 | Gesangquintett | 独:ゲザングクヴィンテット | 五つの声によって演奏される曲。普通にはソプラノ、アルト、テノール、第一バス、第二バスの各独唱的旋律によって歌い合わせるものをいう。この声種の組み合わせは他に種々ある。 |
104 | Gesangsmethode | 独:ゲザングスメトーデ | 歌唱法 |
105 | Gesangsschule | 独:ゲザングスシューレ | 唱歌学校 |
106 | Gesangsthema | 独:ゲザングステーマ | 第二主題=主要旋律で2番目に重要な部分(ソナタ形式の第2主題など) 参考 こちら |
107 | gesangvoll | 独:ゲザングフォル | 歌うような |
108 | geschleift | 独:ゲシュライフト | 滑らかな。 レガート。 |
109 | geschlossen | 独:ゲシュロッセン | 閉じられた |
110 | Geschmack | 独:ゲシュマック | おもむき。 趣味。 |
111 | geschwind | 独:ゲシュヴィント | 急速な |
112 | Gesellschaftskanon | 独:ゲゼルシャフトスカーノン | 輪唱=ラウンドともいう。二声部以上を持つ楽曲で、同じ旋律を各声部が等しい間隔を置いて順次に歌っていき、歌い終わった声部はまた最初に戻り、これを何回も繰り返すもの。カノンは結尾(coda)があるが輪唱にはない。時には和声をつけた部分をモルこともある。 |
113 | Geses | 独:ゲセス | 変ト(ハ長調音階のソにダブルフラットがついて全音下がった音で、実際の高さはファと同じ) |
114 | gesteigert | 独:ゲシュタイゲルト | 次第に強く。sfz と同じ(sfz=スフォルツァンドまたはスフォルツァート…その音を特に強く) |
115 | Gestopft | 独:ゲシュトップット | 閉寒音=ストップ音ともいう。ホルンの朝顔に手を差し込んで奏すること。ホルンで使用される特殊な奏法。1760年頃、綿の栓を朝顔に入れる方法につれて発見された右手を朝顔に差し込んで空気振動の出口を適当に塞ぐ。深く入れると半音下がって渋い音に代わる。なおも深く入れると半音上がって鋭い別の楽器のような音になる。音符の上に+印で指定し、○印で元に返す。 |
116 | gestopfte Tone | 独:ゲシュトップ・テーネ | ストップト・ノート=ホルンの朝顔に手を差し込んで奏する時の音 |
117 | gestossen | 独:ゲシュトーセン | 分離した。スタカート(音を短くきって) |
118 | geteilt、 getheilt | 独:ゲタイルト | 分けて |
119 | getragen | 独:ゲトラーゲン | 保持して。 |
120 | gewichtig | 独:ゲヴィヒティッヒ | 重々しい。 貫禄のある。 |
121 | gewidmet | 独:ゲヴィトメット | 捧げられた |
122 | gewohnlich | 独:ゲヴェーンリッヒ | 習慣的の |
123 | gezogen | 独:ゲツォーゲン | 引かれた。 保持して。 ポルタメント(非常に滑らかに…弦演奏で一つの音から次の音へ音階的に移動するのではなく引きずるように滑らかに移動する時) |
124 | g flat | 英:ジー・フラット | 変ト(ハ長調音階のソにフラットが付いて半音下がった音) |
125 | ghiribizzo | 伊:ギリビッゾ | 気まぐれ。 狂奏。 |
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