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五十音でひく音楽用語辞典 お
ご使用の前に必ずお読み下さい ジーグが手持ちの資料(別記)を参考に作成したものにより、転載およびこれを商用目的で使用することは禁止します。 ここでは一般的に手軽に参考にして頂けるように解り易い表現で短くまとめた部分もありますが、参考書を作成された 著者の趣旨を壊さないようにそのままお借りした部分もありますから難解な表現の部分もあります。また、ドイツ語等に あるウームラウト等の記号は文字化けすることがあると聞いていますので省略しています(化けて判読できないよりは アルファベットが読める方が良いかと、独断ですが)。音楽を専門的に勉強したい人、あるいは受験生は専門の辞書ま たは参考書でお調べ下さるようお願いします。 (お世話になった参考文献等は音楽用語辞典トップに記載しています) |
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お | 用語 | 国語名 | 意味 |
1 | オー(ト) | 仏: heaut(e) | するどい。高い。 |
2 | オイリトミク | 独: Eurhythomik | リズム教育 |
3 | オーヴァーテュア | 英: overture | 序曲=オペラ(歌劇)やオラトリオ等の主要部分が始まる前に器楽だけで演奏される導入部の名称。器楽では組曲に用いられるが、後には独立した曲が作られ、名曲といわれるものもある。 |
4 | オーヴァーブロー | 英: overblow | ある楽器で基音の代わりに高い自然音を引き出して奏することをいう。現代の管楽器、特に金管楽器では弁またはスライドで自然音列の隙間を満たすことがオーヴァーブロウの重要な役割である。 |
5 | オーギュメント・インターバル | 英: augmented interval | 増音程のこと。 |
6 | おうしき | 日:黄鐘 | 日本の十二律の第八音。中国の林鐘に当たる。 |
7 | おうしきちょう | 日:黄鐘調 | 雅楽の六調子の一つ。黄鐘の音を主音とする律調。これに対して黄鐘の音を主音とする呂調を水調と呼ぶ。 |
8 | おうてき | 日:横笛 | 竜笛ともいう。雅楽器。左方の楽(唐楽)に用いる。唐から伝わった楽器。 |
9 | おうとう(応答) | 英: answer 独: Antwort 仏: reponse 伊: risposta 羅: comes |
主題の提示に続き、他声部がこれに「答える」楽句。必ずしも主題の厳格な模倣ではなく、種々の装飾を受けることがある。 詳しくは こちら |
10 | おうようがくしき(応用楽式) | 英: applied form 独: Angewandte Form |
楽式論は基礎楽式論と応用楽式論に分かれる。 詳しくは こちら ※楽式については「楽式」参照 |
11 | おうようけいしき(応用形式) | 同上 | 同上 |
12 | おおうた | 日: 大歌 | 宮中の大嘗祭、新嘗祭、踏歌節会などに歌われる歌。 |
13 | おおかわ | 日: おおかわ | →大鼓。俗におおかわと呼ぶ。 |
14 | おおざつま | 日: 大薩摩 | 長唄の一つ。 |
15 | おおだいこ | 日; 大太鼓 | 1.大きな太鼓。 2.舞楽に用いる太鼓。 3.歌舞伎囃子の独奏楽器(一番太鼓)、祭り囃子にも用いる、宮太鼓。 4.管弦楽・吹奏楽に用いる大きな太鼓、縦に置いて横から 打つ物、バスドラム。 |
16 | おおつづみ | 日: 大鼓 | 大型のつづみ。左の膝の上に横たえて右手で打つ。能生・長唄に用いる。兄鼓(えつづみ)、おおかわ、大胴。 |
17 | おおもじオクターヴ゛ | 日: 大文字オクターヴ | 平仮名で音名を書き表す音。片仮名音より更にオクターヴ低い音。アメリカやヨーロッパ等では大文字で書くが日本には大文字がないので平仮名で書いている。 |
18 | オカリナ | 伊: ocarina | 1860年頃にイタリアで考案されたもの。1オクターブ半程の音域でさまざまな調性のものがある。陶土製の大衆的管楽器。竪穴式フルートと同じ原理の歌口を具え、管というよりも楕円形の胴に8個の孔が開いている。 |
19 | おぎえぶし | 日: 荻江節 | 略して“荻江”という。三味線歌曲の一つ。明和(1764〜1771年)の頃、江戸の長唄師荻江露友が唄い出してもの。 |
20 | オーギュメント・インターヴァル | 英: augmented interval | 増音程のこと |
21 | オーギュメント・トライアド | 英: augmented triad | 増三和音。根音と第3音の音程、第3音と第5音の音程がそれぞれ長3度で構成された三和音のこと。その結果根音と第5音の音程が増5度となり増三和音と呼ばれる。 |
22 | オークセトフォーン | 英: auxetophone | 拡声装置の一種。はじめエジソンによって着想され、後にA.パーソンズ及びホーレイス・ショルトによって改良された。 |
23 | オクターヴ | 英: octave 独: Oktave 仏: octave 伊: octtava |
8度。8度音程。音響学的には基音の2倍の振動数をもつ。 |
24 | オクタヴァン・アルモニック | 仏: octavin harmonique | ハーモニック・フルート=オルガンのフルート音栓。 |
25 | オクテーヴ・フルート | 英: octave flute | ピッコロ |
26 | オクテット | 英: octet 仏: octette |
八重奏。八重唱。 |
27 | オクト・バス | 独: Oktobass 仏: octo-basse |
1851年にフランス人が発明した弓弦楽器。チェロのオクターブ下を鳴らせるもので、全長4メートルにも及ぶ。運指はペダル装置の機械によるものだったが、実用化しなかった。 |
28 | オーケストラ | 英: orchestra | 1.管弦楽。 2.ギリシャ音楽。 |
29 | オーケストレーション | 英: orchestration | 管弦楽法。オーケストラ用の編曲、あらゆる楽器の音域、特性などを基礎に、楽器の用法及び組み合わせ等の知識に関する理論。 |
30 | オケトゥス | 羅: ochetus | 13〜15世紀に行われた対位法的の作曲法で、旋律を別々の声部に相当の長さだけ綴りによって分割し、各声部に交互に短い休止を入れるような作曲法。 |
31 | オケどり | 日: オケ録り 英; recordeing orchestra |
歌以外の伴奏を録音すること。 |
32 | オスティナート | 伊: ostinato | 執拗な |
33 | オッシレーター | 英: oscillator | エーテル波楽器で用いる電気ヴァルブ発振装置のこと。単独で用いることもあるが、大抵は2種の異なった電流により唸りを生じさせる。 |
34 | オッセルヴァンツァ | 伊: osservanza | 注意 |
35 | オッターヴァ | 伊: ottava | オクターヴ(8度)のことで多くは8va と略して書かれる。 |
36 | オッタヴィーノ | 伊: ottavino | 普通の楽器より1オクターヴ高い楽器を総括して指すが、主として普通のスピネットよりも1オクターヴ高く調律されているものやピッコロフルートのこと。 |
37 | オッフェルトリウム | 英: offertory 仏: offertoire 羅: offertorium |
ミサの奉献誦。クレードの後、もとは奉献物の祭壇に捧げられる時、後司祭によるパンとブドー酒の奉献の際に歌われた。モテトまたはオルガン曲も用いられる。 |
38 | オーディオグラム | 英: audiogram 独: Audiogramm 仏: audiogramme |
検聴器(オーディオメーター)によって各個人について聴力検査を行い、各人の可聴範囲を平面図に示したものをいう。これには基準としての可聴範囲が曲線であらかじめ示してあり、これに対して各個人の聴覚領域がどのようにずれているかが図で示される。 |
39 | オーディオメーター | 英: audiometer | 検聴器 |
40 | おと(音) | 英: sound 独: Schall 仏: son |
物理学的には音波を意味し、心理学的には聴覚を意味する。音は楽音と非楽音に、また純音と複合音に大別される。 |
41 | オード | 英: ode | 頌歌(しょうか)。褒め称える歌。抒情的な歌曲で必ずしも宗教的なものではなく、大がかりなもの。 |
42 | おとのあかるさ(音の明るさ) | 英: tone brightness 独: Helligkeit des Horens 仏: brillanse sonore |
明度感=本来は視的感覚の用語だが、聴覚の領域においても音の高さの変化に伴って、共様感覚的に現れ、高い音になるほどより明るく、低い音になる程くらい感じになる関係をいう。 |
43 | おとのおおきさ(音の大きさ) | 英: loudness 独: Lautheit 仏: force sonore |
音の強さに伴って起こる感覚上の数量的変化。音楽においては相対的な意味でpp、mp、p、mf、f、ffの記号が用いられる。 |
44 | おとのおおきさのこうじょうげんしょう(音の大きさの恒常現象) | 英: phenomenal constancy of loudness 独: Konstanz der Lautheit 仏: constance perceptive de sonorite |
解り易く言うなら「遠方の大きな音」として感じた音は、実際に耳で感じる振幅は小さくても、比較的強くに感じられる。 |
45 | おとのかね(音の鐘) | 英: tonal bell 独: Tonglocke 仏: cloche des tons |
音の釣鐘とも訳す。ラクミックによって考案された音の高さと調整および太さ(量感)との関係を立体的に表した模型。ティチナーの音鉛筆に比べ太さの表し方が緩やかで、かつ調整の変化を螺旋(らせん)的に表した立体模型であるところに特徴があるがティチナーの音鉛筆と共に精密なものではなく推測像である。 |
46 | おとのくうかんていい | 日:音の空間定位 | 音源定位=発音体の位置判断をいう。両耳間に音波の強度差、相違差、時間差が生じることを基本的原理とし、更に学習がこれを補って成立する。 |
47 | おとのじこちゅうしんてきていい(音の自己中心的定位) | 英: egocentric sound localization 独: egozentrische Schallokalisation 仏: egocentrisme de localisation auditive |
音源定位の判断に現れる一傾向で、運動をしている発音体の軌道を判断すると、垂直運動も水平運動も、聴く人間の身体を中心にして球状をなしているように感じる現象をいう。 |
48 | おとのたかさ(音の高さ) | 英: pitch 独: Yonhohe 仏: hauteur |
物理的に、つまり聴覚刺激としては音の振動数の相違を意味し、振動数の多い音を「高い音」、振動数の少ない音を「低い音」という。 |
49 | おとのつよさ(音の強さ) | 英: sound intensity 独: intensite sonore |
音波の伝播方向と直角な単位面積を通じて単位時間に流れるエネルギーを音の強さという。 |
50 | おとのつりがね(音の釣り鐘) | 英: tonal bell 独: Tonglocke 仏: cloche des tons |
音の鐘とも訳す。ラクミックによって考案された音の高さと調整および太さ(量感)との関係を立体的に表した模型。ティチナーの音鉛筆に比べ太さの表し方が緩やかで、かつ調整の変化を螺旋(らせん)的に表した立体模型であるところに特徴があるがティチナーの音鉛筆と共に精密なものではなく推測像である。 |
51 | おとのば(音の場) | 英: sound field 独: Schallfeld 仏: champ sonore |
音場=音波の存在している媒質の領域のこと。 |
52 | おとのふとさ(音の太さ) | 英: auditory volume 独: Volumen des Horens 仏: volume sonore |
音の持つ空間的広がり。高い音は細く低い音は太い。 |
53 | おとのゆうごう(音の融合) | 英: tonal fusion 独: Tonverschmelzung 仏: fusion tonale |
二個以上の音が同時に鳴らされた場合、それぞれの音が個別的でなく互いに一致感を持って統合された新しい一つの音として聞こえる「一致感」つまり融合度は、二音の振動数が簡単な程高い。 |
54 | おとのレベル(音の〜) | 英: sound level 独: Schallniveau 仏: niveau de son |
音の強弱及び感覚上の音の大小を表す場合に一定の尺度で測った数値をいう。音のレベルには音の強さのレベルと音の大きさのレベルと、音の感覚のレベルの3種があり、音の大きさのレベルの単位はフォン、強さ及び感覚のレベルの単位はデシベルである。 |
55 | オートハープ | 英: autoparp | 奏法の簡単なチターの一種。 |
56 | おどめいた(緒止め板) | 英: tail−piece 独: Seitenhalter 仏: cordier |
弓弦楽器の胴の下部表板の上に取り付ける木片 |
57 | おどめボタン(緒止め〜) | 英: button 仏: bouton |
弓弦楽器の胴の最下端ににある部分。横板の上、緒止板の端にあたり、弦をとりまとめる。 |
58 | オーバーヴェルク | 独: Oberwerk | パイプオルガンの上にある上段鍵盤。O.Wと略する。 |
59 | オーバード | 仏: aubade | 朝の歌。恋人の朝の別れの歌。 |
60 | オフィクライド | 英: ophicleide 独: ophikleide 伊: Oficleide |
有鍵セルパンを意味するギリシャ語を借用した言葉で、古い有鍵ビューグルの低音金管。19世紀の初めに発明されセルパンに代わって同じような地位を占めたが間もなくチューバに席を譲っている。 |
61 | オフィチウム | 英: office 独: Offizium 羅: officium |
正確にはオフィチウム・デヴィヌム。ローマ・カトリック教会の聖務日課 |
62 | オープス | 羅: opus | 作品という意味。略してop. |
63 | オフ・ビート | 米: off beat | ジャズの4拍子でアクセントをつけない音楽。 |
64 | オブリガート | 伊: obbligato | 普通は「助奏」と訳される。一つの歌声と協奏する楽器の音部をオブリガートと呼ぶ。元々はいろいろな意味があって、一つは省くことの出来ない不可欠の声部という意味があるが、この場合助奏という意味はあたらない。 |
65 | オープン | 英: open | 奏法に関する用語(主にポピュラー音楽)で、 1.管・弦楽器のミュート(弱音器)を外すこと。 2.ドラムのハイハットシンバルを開いて演奏すること。 3.アドリブ(ad libitum の略)の小節数やコーラス数を自由にする 等の意味がある。表記としては、譜面上に「open」と記す他、2のハイハットに関しては音符の上に○印を書き、閉じる時は「+」印で表す。 |
66 | オープン・ヴォイシング | 英: open voicing | 和声付けの一手法。和音の構成音を配置する際、最高音から最低音までが1オクターヴを越えるような開離位置にによる和声付けのこと。 |
67 | オープン・チューニング | 英: open tuning | E−B−G−D−A−Bというギターのレギュラー・チューニングに対し、開放弦の状態で特定のコードのサウンドになるようにするチューニング。 |
68 | オペラ | 伊: opera | 歌劇。音楽的要素、演劇的要素、文学的要素、美術的要素、舞踏的要素が合体した総合芸術である。台詞に音楽が付けられたもので、音楽の方は独奏者と合唱と管弦楽によって構成される。詳しくは こちら |
69 | オペラ・コミーク | 仏: opera comique | 豪華なグランド・オペラに対し親しみ易い題材による台詞入りのオペラ。オペラブッファやボードビルを母体として生まれ初めは滑稽なフランス革命以前の市民に歓迎されて発展した。オペレッタとは別 |
70 | オペラ・セリア | 伊: opera seria | イタリアの正統的な古典オペラで悲劇的内容のもの。「正歌劇」と訳される。筋を運ぶレシタティーブ(叙唱)と声楽的魅力を持つアリア(詠唱)を軸に構成され、神話・伝説・英雄物語などを題材にしたものが多い。 |
71 | オペラ・ブッファ | 伊: opera buffa | イタリアの喜劇的古典オペラ。「喜歌劇」と訳される。18世紀のナポリで、正歌劇のインテルメッツォ(喜劇的な幕間劇)から発達した。オペラ・セリアに対し庶民生活を明るく楽しく描いたもの。台詞は用いずレシタティーブだけで筋を運ぶのが特徴。 |
72 | オペレッタ | 伊: operetta | 小歌劇。音楽のついていない台詞が多く挿入されているところがオペラと違う点。 |
73 | オーボー | 英: oboe | 木管楽器の一つ。普通は木製で吹口から先端にやや広がる円錐形で、三つの部分に分けられる。暖かい柔らかい音色が特徴。 |
74 | オーボエ・ダ(ディ)・カッチア | 伊: oboe da(di) caccia 仏: hautbois de chasse |
コーラングレの17〜18世紀の古称 |
75 | オーボエ・ダモーレ | 伊: oboe d’amore 独: Liebesoboe 仏: hautbois d’amour |
オーボーとコーラングレ(有鍵ビューグル=現在のピストン式ビューグルの母体となった金管楽器で、今では使用されない)の中間にある複簧木管楽器。オーボーより短3度低いイ調の楽器で、形状はコーラングレに等しい。昔は実音のまま記譜したが、今日では移調楽器。奏法はオーボーと似ている。 |
76 | オーボーぞく | 英: oboe family | オーボーと同じ構造原理の管楽器のこと |
77 | オムニトニウム・スフェロフォーン | 独: Omnitonium-Spharophon | スフェロフォーン=ドイツのマーガーが1921年に発明した初期のエーテル波楽器。メロディ演奏のみ可能。半音を出すことも出来たから、オムニトニウム・スフェロフォーンと呼んだ。 |
78 | おもていた(表板) | 英: table 独: Resonanzboden |
表甲(おもてこう)ともいう。弓弦、撥弦楽器の胴の表面。普通は木製だが、バンジョーや三味線は革製。 |
79 | おもてこう | 日: 表甲 | 表板 ↑ |
80 | オラトリオ | 英: oratorio | 聖譚曲とも訳され、一般的には演奏会形式で上演される宗教歌劇といえる。舞台上の演技に代わって、物語の説明役である語り手が用いられ、合唱が大きな比率を占める。題材は旧約聖書から取られることが多い。 |
81 | オール・イン・ワンおんがくせいさくシステム(〜音楽制作〜) | 英: all-in-one musical device | こちら |
82 | オルガトロン | 英: orgatron | 電気オルガンの一種で、リードの振動によって生じた周波電波を音波に変換する楽器。1934年にアメリカ・ミシガン州ニューヘーヴィンのエヴェレット会社で発売。5オクターヴからなる2段のマニュアル(手鍵盤)と標準のペダル、24のストップ・タブレットと2つのスウェル・ペダルを持つ。今日はワーリッツァー会社に権利が渡り、ワーリッツァー・オーガンと呼ぶ。 |
83 | オルガニストルム | 羅: organistrum | ヴィエール=ヴィオール族の古称。ヴィオールの前身となった弓弦楽器を指す。 |
84 | オルガヌム | 羅: organum | ラテン語でオルガンの意味があるが、ポリフォニーでは構成するという意味がある。9世紀から13世紀にかけて行われた初期多声音楽の形式。 |
85 | オルガン | 英: organ 独: Orgel 仏: orgue 伊: organo |
有鍵楽器の一種。普通はパイプオルガンを指すが、日本ではリードオルガンも電気オルガンも含む。 パイプオルガン=建築物に匹敵する程大きな規模のもので、送風部分の装置、多数のパイプの調整、それらの内部の構成と鍵盤とのつながりには複雑な仕組みがみられる。 リードオルガン=ハルモニューム(奏者がペダルによって操作する1対のふいごの送風によって音を出す)とアメリカオルガン(ハモンドオルガンが代表的な電気オルガン)がある。 詳しくは こちら |
86 | オルガンてん(〜点) | 英: organ point 独: Orgelpunkt 仏: pedal |
ペダル音ともいう。バスが長く同音を続けて動かないもの。その長さは不定で2小節くらいから、時には全曲を通じて長い曲例もある。 |
87 | オルガン・ポイント | 英: organ point | 同上 |
88 | オルゲルシュラーゲン | 独: Orgelschlagen | 中世期のパイプオルガンの奏法。鍵盤の形が変わっていて、指で弾かずに拳で打つこと。 |
89 | オルゲルトリオ | 独: Orgeltrio | パイプ・オルガンで手鍵盤2段と足鍵盤の為に書かれた三声の楽曲。その際3鍵盤は音栓操作により、それぞれ異なった音色で奏される。 |
90 | オルゲル・プンクト | 独: Orgelpunkt | オルガン点のこと。ペダル音ともいう。バスが長く同音を続けて動かないもの。その長さは不定で2小節くらいから、時には全曲を通じて長い曲例もある。 |
91 | オルゴール | 日: 自鳴琴 |
「オルゴール」というのは日本特有の呼び名。 世界的にはミュージカル・ボックスと呼ばれる。 詳しくは こちら |
92 | オルタード・コード | 英: altered chord | オルタードの意味は「変化」で、コード、スケール、テンションなどの語と組み合わせて使用する。「オルタード・コード」は、コード・トーン、テンション・ノートを半音上または下に変化させて作られた和音。 |
93 | オルタネート・スティッキング | 英: alternate sticking | 打楽器で、左右交互に手を動かす奏法のこと。 |
94 | オルタネート・ピッキング | 英: alternate picking | ギターの奏法の一種で、ダウン/アップを交互に行う奏法。 |
95 | オールディーズ | 英: oldies | 古いが良い音楽の意で、1950〜60年代の、特にアメリカ音楽を指す。オールディーズ・バット・グッディーズ(Oldies but goodiesの略。 |
96 | オールド・ギター | 英: old guitar | 古いギターのことだが、品質が良く価値のある中古品のギターを指す。 |
97 | オルドル | 仏: ordre | 古典組曲と同じ意味で、クープランによって名付けられフランスで使用された。 |
98 | オーレ | 羅: horae | 「時間」(複数)の意。 |
99 | おんい | 日: 音位 | 和音進行において音位はソプラノに来る音によって決定される。ソプラノに根音がある場合には八音位、第三音の場合は三音位、第五音のある場合は五音位という。 |
100 | おんかい(音階) | 英: scale 独: Tonleiter Skala 仏: ganme 伊: scala |
音階=音を段階的に8度以内に並べたもので音楽には不可欠のもの。世界には種々の音階があり、それに基づいて作られた音楽はそれぞれ異なった趣を醸し出す。 |
101 | おんかいこゆうおん (音階固有音) |
英: scale notes 独: Leitereigenerton |
ある調に固有の音で変化音の対語。例えばハ長調では白鍵の音であるが、平行調のイ短調の第7音は嬰変化を伴うのが普通である。 |
102 | おんかいこゆうわおん (音階固有和音) |
独: Leitereigenerakkord | 音階固有音だけから出来ている和音。 |
103 | おんかいてきしんこう (音階的進行) |
英: scalestep 独: stufenweiser Schritt |
ある音が上または下へと全音階的に2度の進行をすること。跳躍的の対語。 |
104 | おんがく(音楽) | 英: music 独: Musik 仏: musique 伊・羅: musica |
ヨーロッパ各国の「音楽」の語源はギリシャの「ムーサイ」から来たのが「ミュージックである。「ムーサイ」とはギリシャ神話の9人姉妹の女神達で、アポロンの神に仕えて、それぞれが文芸全般を分担して伺った。従って最初は音楽に限定されなかったが、中世に至って、音を表現の手段として用いる芸術に対して用いるようになった。 |
105 | おんがくけいしき(音楽形式) | 英: musical form | 「楽式」参照 こちら |
106 | おんがくのようそ(音楽の要素) | 英: elements of music 独: musikalische Elemente |
旋律・和声・リズムの三要素があると考えられている。 旋律=音の時間的配置。 和声=音の空間的配置 リズム=時間経過の把握を可能にさせる。 |
107 | おんがくりろん(音楽理論) | 英: music theory 独: Theorie der Music |
音楽理論と呼ばれる分野は次のようなものを含む。ソルフェージュ、和声学(和音分析を含む)、対位法、楽式論、管弦楽法、旋律法、リズム論、楽句論、音響学、音程論。 |
108 | おんかん(音感) | 英: pitch | 音程を聞き分ける能力のこと。基準音との差で音程を聞き分ける能力を相対音感、基準音に関係なく絶対的な音程を聞き分ける能力を絶対音感という。 |
109 | おんきょうスペクトル (音響〜) |
英; sound spectrum 独: Schallspektrum 仏: spectre acoustique |
複合した音がどのような振幅と振動数からなっているか分析し、振動数に対して部分音の振幅を関数またはグラフに表したもの。 |
110 | おんけい(音型) | 英: figure 独: Figur 伊: figura |
数個の音で構成される特徴のある形。旋律的、和声的、リズム的に表され、楽曲を形成するための最小単位である。モティーフ(動機)とは異なり、動機を形成する一部分。 |
111 | おんげん(音源)モジュール | 英: tone genefrator module | ラック・マウンテン・タイプのシンセサイザー音源。複数のキーボードを同時に鳴らす場合、鍵盤部は一部あれば良いことから、不要の鍵盤部分を取り除くことで場所をとらず、システムの軽量化・簡略化が出来る利点がある。 |
112 | おんさ(音叉) | 英: tuning fork 独: Stimmgabel 仏: fourchette tonique 伊: diapason |
均質な鋼鉄の棒をU字型に曲げ中央に柄をつけた物。 発音体の一種。脚の上部をゴムの付いた槌で軽く叩くと基本振動だけの純音(単音)を出し、長時間持続する。 |
113 | おんしょく(音色) | 英: timbre・tone-color 独: Klangfarbe・Tonfarbe 仏: timbre |
音の成分の相違から生まれる感覚的特性をいう。 同じ高さの音を同じ強さで鳴らしても、発音体の相違或いは振動のさせ方によって音の持つ感覚的質に違いが生じる。 |
114 | おんせん(音栓) | 英: stop 独: Register 仏: jeu 伊: registro |
オルガン、ハーモニューム、アコーディオンなどの重要な構成要素であるが、日本ではこの言葉を不正確に用いているから、2種類に使い分けなければならない。 詳しくはこちら |
115 | おんち(音痴) | 英: tone−deafness 独: Tontaubheit 仏: surdite musical |
狭義には音の区別力の弱いことをいうが、一般には歌う時に極めて音程が崩れることをいう。 |
116 | おんてい(音程) | 英: interval 独: Intervall 仏: intervalle 伊: intervallo・distanza |
二つの音の隔たりをいう。音程の種類には長音程、短音程、完全音程、増音程、重増音程、重々増音程、減音程、重減音程、重々減音程などがある。前記の音程の隔たりが狭いものから広いものへ並べると重々減、重減、減、短、長または完全、増、重増、重々増) |
117 | おんど(音頭) | 日: 音頭 | 雅楽や民謡における、その楽曲の歌い出しの独唱者のこと。その独唱に続いて歌われる斉唱者(複数人)の指揮者的役割も持っている。また、民謡などでそのような形式(独唱の後のお囃子など)の作品を「東京音頭」「秋田音頭」と呼んでいる。 |
118 | おんどきごう(音度記号) | 英: scale degree | 音階の各音に主音から順番に、ローマ数字(T、U、V、W、X、Y、Z)を付けたもの。和音記号に用いられる。 |
119 | おんば(音場) | 英: sound field 独: Schallfeld 仏: champ sonore |
音波の存在している媒質の領域のこと。 |
120 | おんぱ(音波) | 英: sound wave 独: Schallwelle 仏: onde sonore |
可聴周波数の弾性波。反射・屈折・干渉。回折などを生み、聴覚器官を通して音という感覚を生む。可聴周波数以上の波を超音波といい、可聴以下も含めて音波ということもある。 |
121 | おんぷ(音符) | 英: note 独: Note 仏: note 伊: nota |
音楽に使う音の長さの割合を示す記号だが、譜表上に記入すると音の高さも表す。 |
122 | おんぶきごう(音部記号) | 英: clef 独: Schlussel 仏: cle、 clef 伊: chiave |
五線上の音の高さを決めるために書く記号で、ト音記号、ハ音記号、ヘ音記号の3種類がある。この記号が付けられて初めて第何線が何の音であるかが決まり、その他の音も決まるのである。 |
123 | おんめい(音名) | 英: letter name 独: Buchstabname |
音の固有名。日本語ではハニホヘトイロ。英語ではCDEFGAB、ドイツ語ではCDEFGAH。 詳しくは こちら |
124 | おんめいしょうほう(音名唱法) | 独: A-B-Cdieren | A-B-C-dieren。歌の練習の時ドイツ音名(c d e f g a h)で歌うこと。ド・レ・ミ〜はイタリア音名で日本では階名とよんでいる。 |
125 | おんれつ(音列) | 独: Tonreihe | 12音音列の略称。12音音階。 |
おの項目 計 125語 |
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di-dop | dor-dy | e-em | en-ex | f-fi | fl-fz | g-gh | gi-gy | h-he | hi-hy | i | j-k | l-le | lh-ly |
ma-md | me-min | mir-mo | mp-my | n | o-op | or-ow | p-ped | peg-pi | pk-pra | pre-py | q | r-re | rf-ry |
s-schm | schn-ser | ses-soi | sol-ste | sti-stra | sto-sy | t-to | tr-ty | u | v-vi | vl-vo | wxyz |
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